今回は、2007年11月に厚生労働大臣から「健康大使」に任命された宮崎ますみさんのケースをご紹介しましょう。
宮崎ますみさんは、1968年生まれで、女優としても有名ですが、現在は催眠療法士としても活動されているようです。
宮崎さんは、2005年に乳がんの手術を受けたのですが、その後、標準治療であるホルモン治療を中断し、代替医療で健康を回復されたそうです。
そのときの様子を語った宮崎ますみさんのインタビュー記事が、『健康第一』(情通コミュニケーションズ:刊、2007年4月号)という雑誌に掲載されています。
それによると、2005年に皮膚科で受けた血液検査で白血球が異常に多いことを指摘され、その後の検査で乳がんであることが判明したそうです。
結局、乳房温存手術を受け、術後は、2か月の放射線治療と2年間のホルモン注射、5年間のホルモン錠剤投与という治療方針が決まったそうですが、ホルモン治療によって以下の症状が出たそうです。
・体が鉛のように重い
・記憶力の低下
・肩や首のこり
・肉や魚、揚げ物などを口にしたときの全身の耐えがたいかゆみ
このままではいけないと思い、別の治療法を探すうちに、ホリスティック医療、気功、マクロビオティックにめぐり合ったそうで、特に気功を始めてからは体調がまったく変わったそうです。
宮崎さんは、自分の食生活を振り返って、以前は肉は元気の源だと信じて食べていたが、それは大きな誤解だったと語っており、現在は野菜中心の食生活で、特に発芽発酵玄米を常食されているそうです。
さらに、宮崎さんは、自分が乳がんになったことを後悔していないばかりか、いまではそのことに感謝しているそうで、生活習慣に加えて心のあり方も立派なので、宮崎さんががんの再発に悩まされることはなさそうですね。
なお、マクロビオティックとは、「生命(いのち)を大きな視点で捉え、自然のリズムの中で自分を生かす生活法」のことだそうです。詳しいことは「正食協会」のホームページをご覧ください。