ニュースを見ると、西洋医学のがん治療を受けている人には、がんの痛みを訴えるケースが多いようですが、実は、これはがんが原因ではなく、抗がん剤が原因です。
私がこう断言できるのは、気功の先生から、製薬会社に勤務している営業担当者が、抗がん剤を投与されたがん患者が苦しんで死ぬのを多数目撃していたため、自分ががんになった際には、抗がん剤治療を拒否したという話を聞いたことがあるからです。
また、私の知人に、健康診断で食道がんが発見された後、手術や抗がん剤を拒否した人がいて、偶然、亡くなる前日に自宅にお見舞いに行ったことがあったのですが、その人はベッドに横になって普通にテレビを観ていたので、抗がん剤を拒否すれば、安らかに死ねるのは間違いないと思います。
抗がん剤の副作用についてはご存知ない方も多いと思いますので、痛みに関係が深い神経障害について、インターネット上で見つけた「がん化学療法と症状管理⑧ 神経障害」(川地香奈子:著)という論文の内容を簡単にご紹介しましょう。
それによると、抗がん剤によって引き起こされる神経障害には次の4種類があるそうです。
1.中枢神経系の障害: 睡眠障害、認知症、幻覚、痙攣、頭痛、めまい、倦怠感など
2.末梢神経系の障害: 四肢末端のしびれ感、知覚性運動失調など
3.自律神経系の障害: 便秘、腹痛、排尿障害、勃起不全など
4.感覚器の障害: 難聴、味覚障害、嗅覚障害、視神経炎など
なお、臨床上では、比較的末梢神経の障害が多く、しかも、患者が不快な症状を体験することが多いそうです。
また、神経障害の原因としては、抗がん剤による神経軸索の微小管の傷害、神経軸索の脱髄、神経細胞への直接傷害などが考えられるそうです。(これらが進行すれば、当然ながら、痛みを感じるようになると思われます)
この論文には、神経障害には根本的な治療法がないと書かれているので、もし抗がん剤治療を選択するのであれば、医者任せにせず、ご自分で抗がん剤のことをよく調べることをお勧めします。
参考までに、神経毒性を有する主な抗がん剤をご紹介すると、プラチナ製剤(シスプラチン)、ビンカアルカロイド系薬剤(ビンクリスチン)、タキサン系薬剤(パクリタキセル)、代謝拮抗薬(メトトレキサート)などがあるそうです。