がんに克つ

父のがんを治すためにがんを研究しました。がんは意外と簡単に治ることを知ってもらえたら、亡き父も喜んでくれると思います。

末期がんの克服

2014-05-08 09:21:01 | 健康・病気

今回は、私の身近な方がつい最近末期がんを克服されたので、その経緯をご紹介しましょう。

この方は、私が所属する合唱団の指揮をされている女性の声楽家の先生です。

先生は、80歳というご高齢のせいもあって、昨年後半あたりから肺の具合が悪くなり、病院に行ったところ肺に水が溜まっていると診断されたそうです。

そこで、肺に溜まった水を抜くため、1月9日から3日間の予定で入院したところ、末期の肺腺がんが見つかり、病院からは、もう桜の花を見ることはできないだろうと告げられたそうです。

普通の人ならここで力を落とすところでしょうが、先生は若い頃から信仰をお持ちだったため、余命が3か月もないと告げられた際も、心静かに死を迎える覚悟ができていたそうです。

病院側は、東洋人の女性の肺腺がんによく適合する抗がん剤の「イレッサ」を飲むように勧めたそうですが、ご本人は、イレッサの副作用で多くの人が死んだ事件をご存じだったので、最初はお断りしたそうです。

しかし4、5日後、病院の医師団から再度病状に関する説明があった際に、ある医師が「これだけあなたの条件に合った薬をあなたが飲まないのはなんともったいない話だ」と言うのを聞いて、「もったいない」という言葉が心に引っ掛かったそうです。

そこで一晩考えて、この薬を飲まないことが自分の命を粗末にすることになるのではないかと思い直し、副作用が出たらやめればいいと考えて、イレッサを飲むことを決意したそうです。

先生がイレッサを飲み始めたのは2月9日だったそうですが、薬を飲み始めてから1週間後にレントゲン写真を撮ったところ、別人のようなきれいな肺になっていたそうで、病院からも「薬がこんなに効くとは思わなかった」と言われたそうです。また、心配された副作用も出なかったため、先生は3月14日には無事に退院されたそうです。

したがって、この先生の場合はイレッサが効いたのは間違いないのですが、それとは別に、ご本人の心の持ち方も病状に大きな影響を与えたように思われます。

先生は、がんが見つかった当初は、神様に「怖い細胞さんを切ってください」とお祈りしていたそうですが、身体の細胞に悪いものはひとつもないと思い直し、怖い顔をしている細胞が可愛い顔になるよう祈り方を変えたそうです。

また、イレッサを飲む際も、神様が授けてくださった素晴らしい薬だと思って心から感謝してイレッサを飲んだそうです。

そのせいか、病院からは一生酸素ボンベを手放すことはできないと宣告されていたにもかかわらず、その予想を裏切るほど順調に快復され、結局酸素ボンベも不要になり、4月19日には合唱団の練習にもお越しになって、以前と変わらない元気なご様子で指揮をされていました。

これは、同じ病気を神様からいただいても、受け取る心が違えば結果が異なるということではないでしょうか? いずれにしても、今回のケースは、現在がんで闘病中の方に大いに参考になるのではないかと思い、ご紹介させていただきました。

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