民進党と希望の党の統一会派決定が白紙に！ やれやれ・・・。

　民進党と希望の党の統一会派決定が白紙に！
何か滑稽を通り越して情けなや情けなやと・・・。思い出します。民進党が野党共闘による選挙を目前にしての、前原代表や細野氏を中心としての策動、小池百合子氏率いる希望の党への吸収合併話。

　基本の安保法（戦争法）への対応がまるで反対の党への強制移住？をすすめ分裂した民進党。立憲民主党、無所属、希望の党と3分裂して、自民党を喜ばせたのでした。
　
　野党共闘による参議院選での成果があり、ついで衆議院選でも安倍政権に対峙する野党共闘をと市民とともに進めてきたはずの民進党に手を突っ込み、野党共闘を壊して分裂させた黒子は誰だったのでしょうか。前原、細野氏を操ったのは、希望の党へ移住させる方が得だった政党や団体でしょうね。その時には組合の連合もずいぶん動いていましたね。

　こんなことを思い出しながら、今度の統一会派騒動をみると、民進党に残っていながらまた希望の党との連携を模索する無定見にはあきれてしまいます。安保をめぐる違いによって弾かれ一緒にならなかったのに、それを無視して一緒になろうとは！こんな民進党には国民もあきれて1％の支持率になってしまっています。
　
　今回も仕組んだのはどうやら連合の会長らしいですね。連合の組織内候補を立てる時に、組織票が分かれるのを防ぐのに、両党に玉虫色の妥協を迫ったらしいのです。それにのった、民進党の執行部のいい加減さには驚きます。今年中に9条改悪の発議を予定している安倍政権・自民党に対してこんな騒動です。こんなことしている場合かと思います。再度情けなや情けなや！

　　
　それにしても原発にも、その再稼働にも賛成し、野党共闘にくさびを打ち込もうとする労働組合の全国組織の連合とはいったい何者でしょうか。
　
　やはり、安保法制、憲法問題についての野党共闘＝立憲民主党、共産党、社民党、自由党などに民進党が加わるのを防ぎ、改憲勢力の3分の2を維持しようとする政権党と太いパイプがある策動なのでしょうね。

　これからも、野党共闘をデッチあげの理由やもっともらしい理由で分裂させようとするのでしょうね。そんな時、市民の方をむいて行動するのかどうかが問われ、私たち市民の力も試されるのでしょうね。
　川柳ではないですが、今回は「民進党こりずに希望追いまわし」でしたが、尻をたたいて追わせるようにした団体や人もわかりました。そういえば私が所属する組合も民進党支持で活動していましたっけ。