首相が辞任するそうです。青年にインタビューしていたことに触発されて。
コロナという未曽有の感染症のまん延の時に、ミサイルだと戦闘機だと爆買いの首相がいる国がありました。政府が、それらの国が今にも攻めてくるような危機感をNHKや民放を使って宣伝したものですから、国民もその魔術にかかり自国が戦争をしないと決めた「九条の国」であることをすっかり忘れ、政府を支持する者がいつも多数を占めました。
特に顕著だったのは、首相が8年近くもの長期政権だったために、その間に政府が進めた憲法無視の閣議決定や国民の経済格差、差別などに国民が慣れてしまったことでした。
そのために、不寛容の精神があふれ、新型コロナの治療をする医者・看護師への差別、患者への差別など、ヘイトスピーチまがいのことが日常的になり、SNSを使っての誹謗中傷がもとで自殺者も出る有様になりました。
ひところまでは、日本人は「おもてなしのくに」だとか言って、親切心を売り物にしていたのでしたが、「おもてなし」はつまり、「うらばかり」が現実?と思ってしまう有様です。(もちろん持て成しで表無しではないですよ!)
これが極端に表れているのが青年層ではないでしょうか。今、世界各国で青年たちが差別や人権、環境問題に怒り先頭に立っている時に、わが国では強権政治を進め、社会を分断する差別や格差を進めている政府を強力に支持する一部が青年層です。なぜでしょうか?
彼ら青年層は8年間もこのような、政権の憲法無視の国会運営や、コントロールされたマスコミの報道が当たり前という感覚を植え付けられてきています。反対しても数と力で押しつぶし、弱者へは目もくれない強者の論理で動く政治を8年間いつも目にしてきたのです。青年の正義感よりも、強者への憧憬が先立ってしまっているのでしょう。
TVで学ぶことができればいいのですが、朝から晩まで芸能人たちがクイズやおちゃらけで大騒ぎをする番組があふれています。TV大好き人間の私さえも、TVを切ることが多くなったほどです。
意識的に戦前の歴史を学び、戦争の現実を想像できれば、そして何よりも、自分自身がアルバイトしなければ授業にも出られない現実や、卒業後の非正規労働の現実を「自己責任」という呪縛から解き放ち、社会との関連で考えることができれば、政府の進める政治がこれでよいのかと疑問が出てくるのに違いないのにと思います。
この8年間、政権の横暴を訴え、民主主義を守れ、憲法を守れと声高に叫んでいる多くは、中高年層になっています。彼らは、戦前の悲惨な歴史を知っているし、直接体験がなくても学ぶ機会が多かった世代です。
同時に、まっとうに働けば、結婚、住居の見通しもつきやすく、正規労働が当たり前という時代を生きてきた世代です。憲法に「幸福追求権」や「文化的な生活をする権利」があり、それが不十分ながらでも生かされる時代に働いていた世代です。
今の青年層は当然このような経験もなく、非正規労働が当たり前にされたり、有名大学に入るには経済格差が問題になるとか、子を産んでも預けられないことは政治によってそうなったのだということは思いもよらないのでしょうね。
いわゆる新自由主義による、「富むものはますます富み、貧するものはますます貧する自由がある!貧しいのは『自己責任』である。」というアメリカ仕込みの論理が、まかり通てしまっているのが現実です。権力を握っている者にとってこれほど都合の良い思想はありません。
しかし世界に目を転じてみると、アメリカはじめ多くの先進国では、大統領候補だったサンダース氏支援者の若者たちは格差や差別を生み出すもとに資本主義という仕組みがあると声をだし始めているようですね。
とにかく、知らないということ、知らせないようにされていることにも気づいていかなければならないようですね。安倍首相の辞職報道で、彼を支えた岩盤と言われる保守層とは別に支持の多かった青年層のことをふと思いました。
コロナという未曽有の感染症のまん延の時に、ミサイルだと戦闘機だと爆買いの首相がいる国がありました。政府が、それらの国が今にも攻めてくるような危機感をNHKや民放を使って宣伝したものですから、国民もその魔術にかかり自国が戦争をしないと決めた「九条の国」であることをすっかり忘れ、政府を支持する者がいつも多数を占めました。
特に顕著だったのは、首相が8年近くもの長期政権だったために、その間に政府が進めた憲法無視の閣議決定や国民の経済格差、差別などに国民が慣れてしまったことでした。
そのために、不寛容の精神があふれ、新型コロナの治療をする医者・看護師への差別、患者への差別など、ヘイトスピーチまがいのことが日常的になり、SNSを使っての誹謗中傷がもとで自殺者も出る有様になりました。
ひところまでは、日本人は「おもてなしのくに」だとか言って、親切心を売り物にしていたのでしたが、「おもてなし」はつまり、「うらばかり」が現実?と思ってしまう有様です。(もちろん持て成しで表無しではないですよ!)
これが極端に表れているのが青年層ではないでしょうか。今、世界各国で青年たちが差別や人権、環境問題に怒り先頭に立っている時に、わが国では強権政治を進め、社会を分断する差別や格差を進めている政府を強力に支持する一部が青年層です。なぜでしょうか?
彼ら青年層は8年間もこのような、政権の憲法無視の国会運営や、コントロールされたマスコミの報道が当たり前という感覚を植え付けられてきています。反対しても数と力で押しつぶし、弱者へは目もくれない強者の論理で動く政治を8年間いつも目にしてきたのです。青年の正義感よりも、強者への憧憬が先立ってしまっているのでしょう。
TVで学ぶことができればいいのですが、朝から晩まで芸能人たちがクイズやおちゃらけで大騒ぎをする番組があふれています。TV大好き人間の私さえも、TVを切ることが多くなったほどです。
意識的に戦前の歴史を学び、戦争の現実を想像できれば、そして何よりも、自分自身がアルバイトしなければ授業にも出られない現実や、卒業後の非正規労働の現実を「自己責任」という呪縛から解き放ち、社会との関連で考えることができれば、政府の進める政治がこれでよいのかと疑問が出てくるのに違いないのにと思います。
この8年間、政権の横暴を訴え、民主主義を守れ、憲法を守れと声高に叫んでいる多くは、中高年層になっています。彼らは、戦前の悲惨な歴史を知っているし、直接体験がなくても学ぶ機会が多かった世代です。
同時に、まっとうに働けば、結婚、住居の見通しもつきやすく、正規労働が当たり前という時代を生きてきた世代です。憲法に「幸福追求権」や「文化的な生活をする権利」があり、それが不十分ながらでも生かされる時代に働いていた世代です。
今の青年層は当然このような経験もなく、非正規労働が当たり前にされたり、有名大学に入るには経済格差が問題になるとか、子を産んでも預けられないことは政治によってそうなったのだということは思いもよらないのでしょうね。
いわゆる新自由主義による、「富むものはますます富み、貧するものはますます貧する自由がある!貧しいのは『自己責任』である。」というアメリカ仕込みの論理が、まかり通てしまっているのが現実です。権力を握っている者にとってこれほど都合の良い思想はありません。
しかし世界に目を転じてみると、アメリカはじめ多くの先進国では、大統領候補だったサンダース氏支援者の若者たちは格差や差別を生み出すもとに資本主義という仕組みがあると声をだし始めているようですね。
とにかく、知らないということ、知らせないようにされていることにも気づいていかなければならないようですね。安倍首相の辞職報道で、彼を支えた岩盤と言われる保守層とは別に支持の多かった青年層のことをふと思いました。
むしろおっさん層のバカウヨ化の方を憂うべきなのでは?最近でもバカウヨが犯罪を侵して逮捕されたのはどれも60代でした。