6月23日は沖縄の慰霊の日でした。本土の人でこの日を自覚した人は何人ぐらいいたでしょうか。私自身も毎年その確認をしてきたとは言えません。
しかし今年は辺野古基地移設問題など否応なしに考えざるを得ない状況が相次ぎました。私たち本土の人間は、意識的に学ばないと沖縄の現実を把握できない面があると思わされます。そんな中で手にしたのがこの本です。(以下本文) . . . 本文を読む
今国会や記者会見で問題になっている麻生財務大臣の発言。女性や弱者への思いに欠ける差別的な発言はどうして続くのでしょうか。
この本にはそれらの理由がわかる記述があります。
「差別と日本人」野中広務・辛淑玉著 角川新書 724円(税別)2009年初版
本書は1998年官房長官、2000年幹事長歴任した自民党の重鎮であった野中氏と、在日朝鮮人としてあらゆるメデイアで活躍中だった辛氏の対談を中心とするものです。
この異色の取り合わせは、「差別」という共通項によって実現したようです。野中氏は日本に残っている「差別」の中で苦しんで自民党という権力側に立って生き抜いてきたという生涯を、辛氏は「在日朝鮮人差別」の中で苦しんでその問題と解決を訴える活動などを訴えて来ていました。
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過日、佐川元財務省理財局長の不起訴が報道されて「やっぱり!」と思ったのでしょう、それとも「えっ、そんな!」と驚いたでしょうか。
前者の方は、各紙などから早くから大阪地検は不起訴にするつもりのようだという情報を得ていたのでしょう。日刊ゲンダイなどでは、4月16日には、それを予測して「特捜部不要論」の再燃かと伝えたり、17日には小林節慶大教授の「背任」以外の何ものでもないという見解を伝えたりしていました。(以下本文)
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