このところ労働組合の「連合」の動きが奇妙です。知事選挙や補欠選挙では野党統一を妨害しています。
①まず先日16日の新潟県知事選挙です。
原発に慎重な前知事の突然の立候補断念により、急きょ野党・市民が米山氏を擁立して選挙になったのでした。圧倒的に自公候補有利という情勢でした。
そのなかで連合は野党共闘に反対して、原発推進の自公候補を押しました。この時、統一を妨害するだけではなく、自公候補を民進党にも押し付けました。民主党も逆らえずに、自主投票としました。
しかし、共産党、自由党、社民党や市民の声に押されて民主党の議員が個別的に応援に入りました。そして投票日の3日ほど前になって、蓮舫代表が応援演説に行きました。
こうして直前立候補だったにもかかわらずに、原発再稼働に反対する声などにおされて、幸いにも野党統一候補の米山氏が当選したのでした。
新聞報道などが伝えるこれらの動きから、連合という組合が国民の願いに背を向けて「原発再稼働」に突き進む、自公政権や財界と同じ考えの組織だということがわかります。
連合が新潟の柏崎刈羽原発の再稼働に賛成するのは、傘下の組合で原発推進の電力総連などが経営者側である電気事業連合と一体になって原発事業を推進してきたことと関係があります。
その連合に働きかけられて民主党は政権時代にも原発推進でしたが、福島原発事故以後も原発反対に踏み切れないままです。
労働組合ならば、危険な放射線被ばくに労働者をさらすようなことを防ぎ、原発廃棄へ舵を切るべきなのにしない。かつて言われた経営者と一体になっている「労働貴族」が支配する組織だからでしょうか。
②東京補選では、候補者が共産党、自由党、社民党の党首と一緒に候補者カーなどで宣伝しなかったのは、報道では連合が妨害したと言われています。
ネット上のライブドアニュース、生々しく、 次のように伝えています。
「ある野党市議は『民進党からは一貫して声が掛からなかった』と。また、共産党が独自に鈴木候補の応援運動をやると『保守票が減る』と文句を言ったりしたそうだ。候補を下ろしてくれたのは共産党である。
まるで自分たちだけで選挙をやっているかのようなジコチュー民進党に “他党” の支持者が怒ったことがあった。20日に行なわれた池袋駅前街宣に、野党各党から党首クラスが参集したのに候補者本人が来なかったというのである。
20日の街宣には共産党からは志位委員長、社民党・福島みずほ副党首、自由党・山本太郎共同代表、沖縄の風・糸数慶子代表というメンバーが駆けつけ、野党共闘を強く印象付けた。」
このように伝えた後、市民の声を紹介している。
『市民が手伝うことで、市民とやっていくことが王道だと民進党には分かって欲しい。候補者は分かっている。板ばさみでしょう。一緒にやれるんだという体験を積んで欲しい。いつかは(連合頼み)をふっ切らなきゃ。それが今だと思うんです』
市民グループは民進党が市民との共闘に目覚めることにかすかな期待を抱いていた。
集会に参加した有権者は、口々に、自民党を勝たせたら「憲法改正される」「基本的人権が削除される」「格差が拡大する」とアベ政権に対する危機感を訴えていた。
この声にどう応えるのか。民進党はそろそろ、本気で「脱連合依存」を考える時期に来ている。」
③28日付の新聞各紙では、「民主党は『共産党とは一線を画せ』という連合の要求に沿うのか、野党・市民連合に沿うのか」と共産党の志位委員長が決断を迫ったと伝えています。
新潟、東京、福岡の選挙のような民主党の姿勢では、勝てる選挙も勝てずに、自公の思いのままで改憲や生活破壊、海外派兵が進められるというのです。
このブログでも前に伝えたように、あの野田氏が幹事長ですし、連合が冷戦の時代の感覚で時代遅れの「反共意識」の組織ですから、国民の意識とはずいぶん遅れています。
意図的に自公政権のために野党共闘を妨害しているのかと思うほどですから、よほどの国民の声が強くなければ本当の野党共闘は難しいでしょう。
いろいろな場で声を上げていきましょう。
(この項を書いていて、ナチスが政権を握りそうになった時、それの反対する国民的な統 一戦線が 呼びかけられたが、反共意識がある政党や組合が妨害して結局ヒトラーの思 い通りになっ たという例も思い出しました。)
①まず先日16日の新潟県知事選挙です。
原発に慎重な前知事の突然の立候補断念により、急きょ野党・市民が米山氏を擁立して選挙になったのでした。圧倒的に自公候補有利という情勢でした。
そのなかで連合は野党共闘に反対して、原発推進の自公候補を押しました。この時、統一を妨害するだけではなく、自公候補を民進党にも押し付けました。民主党も逆らえずに、自主投票としました。
しかし、共産党、自由党、社民党や市民の声に押されて民主党の議員が個別的に応援に入りました。そして投票日の3日ほど前になって、蓮舫代表が応援演説に行きました。
こうして直前立候補だったにもかかわらずに、原発再稼働に反対する声などにおされて、幸いにも野党統一候補の米山氏が当選したのでした。
新聞報道などが伝えるこれらの動きから、連合という組合が国民の願いに背を向けて「原発再稼働」に突き進む、自公政権や財界と同じ考えの組織だということがわかります。
連合が新潟の柏崎刈羽原発の再稼働に賛成するのは、傘下の組合で原発推進の電力総連などが経営者側である電気事業連合と一体になって原発事業を推進してきたことと関係があります。
その連合に働きかけられて民主党は政権時代にも原発推進でしたが、福島原発事故以後も原発反対に踏み切れないままです。
労働組合ならば、危険な放射線被ばくに労働者をさらすようなことを防ぎ、原発廃棄へ舵を切るべきなのにしない。かつて言われた経営者と一体になっている「労働貴族」が支配する組織だからでしょうか。
②東京補選では、候補者が共産党、自由党、社民党の党首と一緒に候補者カーなどで宣伝しなかったのは、報道では連合が妨害したと言われています。
ネット上のライブドアニュース、生々しく、 次のように伝えています。
「ある野党市議は『民進党からは一貫して声が掛からなかった』と。また、共産党が独自に鈴木候補の応援運動をやると『保守票が減る』と文句を言ったりしたそうだ。候補を下ろしてくれたのは共産党である。
まるで自分たちだけで選挙をやっているかのようなジコチュー民進党に “他党” の支持者が怒ったことがあった。20日に行なわれた池袋駅前街宣に、野党各党から党首クラスが参集したのに候補者本人が来なかったというのである。
20日の街宣には共産党からは志位委員長、社民党・福島みずほ副党首、自由党・山本太郎共同代表、沖縄の風・糸数慶子代表というメンバーが駆けつけ、野党共闘を強く印象付けた。」
このように伝えた後、市民の声を紹介している。
『市民が手伝うことで、市民とやっていくことが王道だと民進党には分かって欲しい。候補者は分かっている。板ばさみでしょう。一緒にやれるんだという体験を積んで欲しい。いつかは(連合頼み)をふっ切らなきゃ。それが今だと思うんです』
市民グループは民進党が市民との共闘に目覚めることにかすかな期待を抱いていた。
集会に参加した有権者は、口々に、自民党を勝たせたら「憲法改正される」「基本的人権が削除される」「格差が拡大する」とアベ政権に対する危機感を訴えていた。
この声にどう応えるのか。民進党はそろそろ、本気で「脱連合依存」を考える時期に来ている。」
③28日付の新聞各紙では、「民主党は『共産党とは一線を画せ』という連合の要求に沿うのか、野党・市民連合に沿うのか」と共産党の志位委員長が決断を迫ったと伝えています。
新潟、東京、福岡の選挙のような民主党の姿勢では、勝てる選挙も勝てずに、自公の思いのままで改憲や生活破壊、海外派兵が進められるというのです。
このブログでも前に伝えたように、あの野田氏が幹事長ですし、連合が冷戦の時代の感覚で時代遅れの「反共意識」の組織ですから、国民の意識とはずいぶん遅れています。
意図的に自公政権のために野党共闘を妨害しているのかと思うほどですから、よほどの国民の声が強くなければ本当の野党共闘は難しいでしょう。
いろいろな場で声を上げていきましょう。
(この項を書いていて、ナチスが政権を握りそうになった時、それの反対する国民的な統 一戦線が 呼びかけられたが、反共意識がある政党や組合が妨害して結局ヒトラーの思 い通りになっ たという例も思い出しました。)
これは実体験によるものです。