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民放同時一斉放送には驚き、危惧も。

2020年01月31日 | 自然・自然活動
 皆さんは1月24日夕方6時40分から7時まで民放各社一斉の放送をご覧になったでしょうか。私は偶然にも見てしまいました。桑田佳祐の歌や、各局の人気アナウンサーなどが出てみんなでオリンピックを盛り上げようという趣旨の番組のようでした。
 一斉というからびっくりして、各局を見ましたら、本当にNHK以外はみな同じでした。後で新聞の番組表を確かめると、「民放同時放送!一緒にやろう2020大発表スペシャル」というタイトルでした。

 私は、始まったかと嫌な感じで見ていました。かねてより、オリンピックというのは政治利用されやすいという実例を知っていたし、今回は特に安倍首相がブラジルまで出かけて自らあの演出ぶりだったことを覚えていました。何か特別な思いでオリンピックを招致するのではないかという疑念をもっていたのです。
 案の定というか、首相の施政方針演説に10数回もオリンピックという言葉が聞かれ、最後には憲法を改正するということまで言っていました。「私の手で」という意思は何度も聞かされましたが、オリンピックの誰でもが高揚する中で改憲に持っていけるという思いなのでしょうか。
 杞憂であれば幸いですが、民放のこの特番を見てぞくっとしませんでしたか。
オリンピックを前に全民放が独自性を捨て去り、一斉に同じ内容を放送するという事態は、政府によってコントロールされる第二のNHKが誕生し始めたのではと思ってしまいます。
 しかも、それを民放各社は今までにないことと誇りをもって伝えているようなのですから。
それでも自主的に決めたとは思えません。オリンピックを盛り上げようとする政権への忖度ででしょうか。
 オリンピック自体は大いに盛り上がってほしいのですが、「ワンチーム」などという掛け声のもとにこのように「同調」させられてしまうのはいかがなものでしょうか。ちなみに、今回の一斉放送はキー局5局(日本TV, テレビ朝日、TBS,フジ、テレビ東京)、全国のネットワーク局114という大がかりのものだったと伝えています。
 オリンピックに使う予算が膨れ上がっていることやTVのこの姿勢などを見ると、オリンピックのためなら何でもありという動き始めると止まらない危険さを感じます。


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