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ネイチャーゲーム&自然・趣味

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NHKラジオ深夜放送、映画「道ー白磁の人ー」紹介

2012年06月14日 | 日記・思い出
 映画「道ー白磁の人ー」の素晴らしさを知人などに話したら、ぜひ見に行くという返事。
そんな折、13日のNHKラジオ深夜放送の「私のアート交友録」で取り上げられました。
放送では、山梨県北杜市の「浅川伯教・巧資料館」の学芸員さわやしげこさんがインタビューに答えていました。山梨の自然の中で育ち、自然を見る目を養われていったことや、ひたむきな生き方が朝鮮の人々にも受け入れられていったことなどを話されました。
 また、民芸という言葉をうみ、その活動で知られる柳宗悦がこの兄弟によって朝鮮の民芸に開眼していっそう民芸活動を広げていったことなども。
 若くして亡くなった巧の棺を朝鮮の人々が担いだということにも、あの時代を考えると本当に驚きです。
 この映画のタイトル巧の兄の伯教が「巧は白磁のようだ。」といったことから決まったようです。温かく、日常的に親しく使われている白磁に思いを重ねたということでしょう。
 また、巧は「時代に対する責任」ということをよく口にしていたといいます。あの朝鮮の国にとって困難な時代は多くに日本人にとっても大変な時代でした。大震災の後の今の日本にとってもこの言葉の意味は大きいということでした。
 一人の人間の素晴らしい生き方があるからと言ってあの時代の政治が免罪されるわけではないのですが、今度の戦争でも反対する人がいたという事実と重ね、この映画の伝える人間が分かり合えることを信じて生きる姿に一人の市民として感じるものがありました。
 めったに聞かない深夜放送ですが、かくして、この夜は眠れないままに・・・・。


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