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「忖度道路」別名「安倍麻生道路」はこうしてできた!-忘れぬための記録

2019年04月19日 | 政治・社会
 桜田大臣の辞職がありましたがちょっと前には、塚田国交副大臣による恐るべき発言がました。本人はその後、間違い発言と謝罪して辞任しましたが、だれにも納得できないことでしたね。
以下ご本人の言葉をもとに考えましょう。

 【私は麻生太郎(副総理)命、一筋でやってきた。筋金入りの麻生派です。
 私は新潟県連の会長をやってまして、地元も県議選、市議選(が行われている)。帰って応援しようと思ってたが、かわいい弟分の(自民麻生派の)大家敏志参院議員が小倉に来て激励してくれと。渡世の義理には勝てません。麻生派は渡世の義理だけで動いています。ほとんどやせ我慢の団体。私はやせてませんが。私は夏に参院選があるが、自分の票を削って北九州に参った。
 国交副大臣なので、ちょっとだけ仕事の話を。大家さんが吉田博美・自民参議院幹事長と一緒に、「地元の要望がある」と副大臣室に来た。下関北九州道路(の案件)です。
 これは11年前に凍結されているんです。何とかせにゃならん。下関と北九州ですよ。よく考えてください。下関は誰の地盤ですか。安倍晋三総理です。総理から麻生副総理の地元でもある北九州への道路事業が止まっている。
 吉田幹事長が私の顔を見て、「塚田分かってるな、これは総理の地元と副総理の地元の事業なんだよ」と。私、すごく物わかりがいいんです。すぐ忖度(そんたく)します。「分かりました」と。
 そりゃ総理とか副総理がそんなこと言えません。でも私は忖度(そんたく)します。この事業を再スタートするには、いったん国で調査を引き取らせてもらいます、と。今回の新年度の予算で、国で直轄の調査計画に引き上げました。
 別に知事に頼まれたからやったわけじゃないですよ。大家敏志が言ってきた、そして私が忖度した、ということですので。
 おそらく橋を架ける形で調査を進めて、できるだけ早くみなさまのもとに、橋が通るように頑張りたい。 】


 これらの発言について批判されて、事実に基づかない発言だったとして撤回謝罪しました。桜田氏同様に、地方選挙の折でもあるので最後には辞職に追い込まれたもののそれで済むことではないですね。

 ①とても具体的でわかりやすいです。11年前に凍結されているのに突然復活した理由などもこの発言から明白ですね。
 ②道路を担当する国交省の副大臣の立場での発言です。しかも「麻生太郎命」とやってきた人の。
 ③もしこれが事実と違う発言をしたと謝罪した通りだとすると、これもひどい話で有権者を欺いて票を取ろうとしたことになります。
 
 ちょっと前でしたら、このような明らかな利益誘導の発言を公然とするなんてことは考えられなかったはずですが、これを許してしまっている社会の雰囲気というこのがあるのでしょうか。

 自公による国会の絶対多数勢力、ばらばらの野党、新聞、裁判や検察の政権寄りの姿勢などが、ちょっとしたニュースで済ませて追及しないような状況にしているのでしょうか。
 我々国民も怒りを忘れて、またかぐらいな気持ちで、政権のやりたい放題を許してしまっている「あきらめ」あるいは「まひ」でしょうか。事実、地方選挙では投票率が40パーセントそこそこの低さですし、世論調査でも50パーセントも支持率がある状況です。こんなことを次々やってもすべてOKという心の広い国民だったのですね!改めてびっくりします。
 
 かつて森総理大臣が「無党派層は選挙に行かなくても寝ていてくれればいい。」という趣旨の発言をし有権者を馬鹿にするなと問題になりましたが、今まさに政権が望んでいるような状況ではないでしょうか。
 憲法を守らない首相、利益誘導的な一部のもののための政治をする議員、被災者をないがしろにする議員などがいても〇という有権者が多くなってしまっているのでしょうか。

 安倍政権による改元を最大限に利用しての政治ショーの結果も大きな要因になっているのでしょう。その成果に学び、今度は選挙直前の天皇代替わりをさまざまな形で政治利用して、選挙とは関係のないはずの行事に首相などがTVなどにでてくるのでしょうね。
 天皇を政治に利用してはいけないし、天皇家の宗教的な行事をあたかも全国民の行事であるかのように扱うのもおかしなことですね。皆さんのお家の宗教はなんですか?



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