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刺激的な言葉ーえっ「国民は馬鹿である」が、安倍氏の哲学?

2021年10月23日 | 政治・社会

 菅政権批判の世論が強まる中、菅首相では選挙に勝てないとの自民党内の圧力が大きくなり、さしもの菅首相も辞めざるを得なくなりました。あの人事で官僚をおさえ、二階氏とともに党内ににらみを利かせていた菅政権のあっけない最期でした。

 この事情の中、国民をいかに篭絡?あるいは騙す?ことができるか、そしてその人はだれか?黒幕たちが力を維持してなお、国民受けするとして誕生したのが現政権というのが大方の見解でしょうか。

 岸田政権は、組閣して仕事のしないうちに代表質問のみにてさっさと解散という奇手を使いました。とにかく、論議をしては国民にいろいろ事実を知られるので、看板を変えたらいつものことで国民は何かを期待して支持率は上げてくれるから、チャンスという事も誰もが読み取れることでした。

 さて、表記の「国民は馬鹿である」ですが、週刊朝日に記事からの、私の読み取りです。

    えっ「国民は馬鹿である」が、安倍氏の哲学?

 岸田政権は選挙向けに安倍・菅政権の看板を変えただけと言われます。それに関連して、「週刊朝日」(10/29 )に古賀茂明氏(元経産省改革派官僚)の刺激的な言葉が載りました。

 安倍・菅政権下で、消費税値上げ、安保法制強行、森友・加計学園問題、桜を見る会などの国政の私物化、甘利氏などの閣僚の不祥事が続いても選挙では勝つ。

 これでは安倍元首相が考えているらしい「国民は馬鹿である」という哲学がある意味正しいのではないかと氏はいうのです。

 国民は

「ものすごく怒っていても時間が経てば忘れる」

「ほかにテーマを与えれば気がそれる」

「嘘でも繰り返し断定口調で叫べば信じてしまう」

 この繰り返しが今までだったと言うのです。

 政治倫理も無くなり、怖いのは司法だけだが、これも、安倍氏の守護神と言われたあの黒川検事長のような人を使って「捕まらないようにする」。それで捕まらなかったから、晴れて無罪と主張すると言うのです。幹事長になった人もそうでしょうか。

 そんな中、犠牲になった近畿財務局の赤木さんのご遺族が首相に手紙を出して関心を呼んだのでした。岸田首相はもちろん無視。

「国民はそんなに馬鹿ではありませんと選挙で示せるかどうかの真価が問われている」と、氏は主張していましたが、皆さんどう思いますか。忘れがちな自分にも活を入れましたが・・・。

 上記の記事を読み、私には、小泉政権の「短く断言する」「単純に白か黒かの二者択一を迫る」手法を思い出しました。

 彼の「自民党ぶっ潰す」、「郵政民営化によって日本はよくなる」「これに反対するのは古い抵抗勢力」という魔術に国民はもろ手を挙げて賛同してしまったことを。

 選挙後は強大な自民党ができたし、郵政民営化によって国民の財産が民営にされてしまい、新自由主義による格差社会の拡大の一層の始まりとなってしまったことを。

 この成功体験がその後の政治手法に使われていることは上記記事の通りですね。

 



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