共同より転載
民・共の協議不調に=岡田氏「連立ハードル高い」
時事通信 9月25日(金)17時37分配信
民主党の岡田克也代表と共産党の志位和夫委員長が25日、国会内で会談した。
志位氏は、国政選挙での野党間の協力と、安全保障関連法の廃止を目的とする暫定的な連立政権構想に関する協議入りを要請。これに対し、岡田氏は選挙協力に消極的な姿勢を示すとともに、連立構想の実現性にも疑問を呈した。ただ、今後も話し合いを継続することでは一致した。
席上、岡田氏は共産党との選挙協力について「保守層・中間層の支持が減ってしまい、結果的に(政権交代の)目的が達成できなくなるという議論もある」と指摘。志位氏が「国民連合政府」と表現する連立構想に対しても、「果たして現実的か。共産党と政府を共にするのはハードルが高い」と伝えた。
岡田氏はこの後の記者会見で、「政策が一致していないと、国民にとって困ったことになる。選挙協力もなかなか厳しい」と述べ、現段階で共産党の提案をのむのは難しいとの認識を示した。岡田氏は当初は前向きな姿勢を示していたが、民主党内で保守系議員を中心に反対論が根強い事情を考慮し、軌道修正した。
野党間の選挙協力などは、安保法成立を受け、志位氏が19日に提唱。共産党は、全選挙区に候補を擁立することが多く、非自民票が割れる結果を招き、批判も出ていた。志位氏は岡田氏との会談で「私たちも変わらなければならない」と述べ、柔軟に対応する用意があるとの考えを伝えた。
志位氏は会談後の記者会見で、昨年12月の衆院選沖縄1~4区で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設反対を共通項に保守・革新の共闘を行った例を挙げ、「保守の方々とも国民的な結集は可能だ」と指摘。なお協力を模索する考えを示した。
民・共の協議不調に=岡田氏「連立ハードル高い」
時事通信 9月25日(金)17時37分配信
民主党の岡田克也代表と共産党の志位和夫委員長が25日、国会内で会談した。
志位氏は、国政選挙での野党間の協力と、安全保障関連法の廃止を目的とする暫定的な連立政権構想に関する協議入りを要請。これに対し、岡田氏は選挙協力に消極的な姿勢を示すとともに、連立構想の実現性にも疑問を呈した。ただ、今後も話し合いを継続することでは一致した。
席上、岡田氏は共産党との選挙協力について「保守層・中間層の支持が減ってしまい、結果的に(政権交代の)目的が達成できなくなるという議論もある」と指摘。志位氏が「国民連合政府」と表現する連立構想に対しても、「果たして現実的か。共産党と政府を共にするのはハードルが高い」と伝えた。
岡田氏はこの後の記者会見で、「政策が一致していないと、国民にとって困ったことになる。選挙協力もなかなか厳しい」と述べ、現段階で共産党の提案をのむのは難しいとの認識を示した。岡田氏は当初は前向きな姿勢を示していたが、民主党内で保守系議員を中心に反対論が根強い事情を考慮し、軌道修正した。
野党間の選挙協力などは、安保法成立を受け、志位氏が19日に提唱。共産党は、全選挙区に候補を擁立することが多く、非自民票が割れる結果を招き、批判も出ていた。志位氏は岡田氏との会談で「私たちも変わらなければならない」と述べ、柔軟に対応する用意があるとの考えを伝えた。
志位氏は会談後の記者会見で、昨年12月の衆院選沖縄1~4区で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設反対を共通項に保守・革新の共闘を行った例を挙げ、「保守の方々とも国民的な結集は可能だ」と指摘。なお協力を模索する考えを示した。