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2019-06-10 | 葉室麟


葉室麟
『風の軍師 黒田官兵衛』★★★★

どういう風の吹き回し?
歴史物を苦手としているのに・・(お江戸は別腹ね)
戦国時代の武将達
織田信長に豊臣秀吉に徳川家康
色々な人達が演じ、それぞれの個性がある程度浸透している有名どころ。
突出した魅力の織田信長
過去『センゴク』にハマッていたこともあったなぁ(なつかし)




黒田官兵衛のイメージは狡猾な策略家
葉室さんが描く黒田官兵衛はどんなだろう?と興味が湧いて。
関ヶ原の戦い
司馬遼太郎の影響で知ってはいるけど、
またまた岡田くん・・三成だったくせにこの方黒田官兵衛にも・・
『蜩ノ記』に続く岡田ワールド;(ってか役所光司も関ヶ原)
イメージが消えず、でもこの物語はそれを上回るツボに入ったおもしろさだった。

信仰心にイマイチ乗れない日本人 ですが・・

如水の名の意味を知り、横文字なキリシタン達が続々と登場
細川ガラシャなる美しい人も。
そして織田秀信――「かなわぬ夢」と「かなえてはならない夢」



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――用間の達人
と言われた。用間、すなわち間者を用いることに長けていたのである。『孫子』
の「間者編」では間諜の用い方は五種類あった。
すなわち敵国の人間を用いる郷間、
敵の陣営で不満を持つ者を用いる内間、
寝返りさせた間者の用いる反間、
自国の間者に虚偽の情報を流させる死間、
敵国に間者を忍び込ませ情報を持ち出させる生間である。



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私的に気になってしまったのが、後藤又兵衛
最後言い残した内容に心打たれてしまった。
想像での物語かもしれないが美しい!

あと福島正則が最後改易になる不運・・
なぜかこの武将も気になる。

一体この読書はどこへゆく?(笑)



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黒田官兵衛関連年表

1546 官兵衛、播磨国の姫路に生まれる。
1561 小寺政職の近習となる。
1575 岐阜城で信長に謁見
1577 秀吉の参謀となる。
1578 荒木村重によって、有岡城の牢に幽閉される。
1579 救出されるも、左足が不自由に。
1582 本能寺の変
1585 四国攻めに参加。この頃、キリスト教に入信
1587 九州征伐
1589 家督を嫡男の長政に譲る。
1590 小田原征伐
1592 文禄の役
1597 慶長の役
1598 豊臣秀吉死去
1600 関ヶ原合戦。九州北部を制圧する。
1604 官兵衛死去(59)

参照https://blogos.com/article/167425/

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