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人生は旅なのか、旅が人生なのか。




よくあるキャッチフレーズだが、わたしにはあまりピンとこない。

そうだ、きっとまだまだ旅が足りないのだ!

と、もう次の旅先のことを考えている。
まだエーゲ海での日焼けもおさまらず、ネイルも塗り替えておらず、クリーニングも出していないのに!

当然と言えば当然だが、今回強烈に日焼けしてちょっとおもしろいことに気がついた。オマーンやドバイやアブダビやモロッコでは南欧よりもずっと気温が高く日差しも強いのにほとんど日焼けしない。それは彼の国々がイスラム教であるため、わたくしども観光客もホテルのプールサイド以外では肌を露出しないよう心がけるからだ。また、日差しが鋭すぎてベアトップでは耐えられぬというのもある。アラブ諸国の女性のあの服装はかなり合理的なものなのである。ひとつの美だと思う。



写真は夫が誕生日に頂いた「ニッポンの絶景」と、ナショナル・ジオグラフィック "The Masters of Nature Photography"。

こういう美しい本を眺めていると、わたしの大きな関心のひとつは「別の文化圏ではどういうものが美しいとされているか」「どんなものを美しいと考えることで、われわれは人間になったか」などを、旅をしながらその途中でちょっと拝見することなのだと思う。

ああ、旅に出たいなあ!


(「ニッポンの絶景」は実に良くできた本で、写真の美しさだけでなく、宿や食事のデータ等もピンポイントで分かりやすく紹介されており、しかも押し付けがましいところが一つもない。まさに旅心をそそる本なのだ。目の毒。英語版があればいいのに。意外に英語で書かれた優れた日本のガイドブックがないと思うのだがどうだろう)
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