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収穫期







夏が例外的に暑かったためか、ヴァニタスに描かれたような葡萄が去年一昨年よりも豊かに実った。

今年の葡萄はとても甘いがタンニンも強いため、人間はたくさんは食べられない。おお、最初にワインを作った人は、それで加工しようと思いついたのかもしれない。渋柿を加工したように。あるいは放っておいても実りに実り、余ったのが畑やお勝手の隅で発酵してできたのかな...

ワインの起源と伝搬の歴史は、中近東と地中海世界の歴史そのもので、ちょっと調べてみるだけでもワクワクする。今度専門書を探してみよう。


日本では旬という感覚を皆が共有し、特に秋はおいしいもので一杯だが、わたしの英国生活師匠曰く「英国は秋がない国」。夏休みが終わったらいきなりクリスマスの準備に入る...そんな国に秋はない。なるほど。(秋を味わうためには海峡を渡り、隣国フランスへ行かなければ!)

だから、葡萄棚の下でワインを開けられるのはちょっと特別でうれしい...と。

いかにもゴージャスな葡萄棚があるかのように書いているが、めちゃくちゃしょぼい。ワインはとても醸造できそうにない。でも小さい秋見つけた、なのだ。



話があちこちへ飛ぶ...キクラデス諸島の一般的な家屋の庭で葡萄を仕分けて干しぶどうを作っているのをよく見かけた。そうだ、ワインは無理だが、干しぶどうなら自家製できるかもしれない(笑)。
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