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ある百貨店








百貨店という日本語が好きだ。
英語の「部門店」仏語の「大きい店」蘭語「倉庫」などよりも
博覧強記、博物学的、驚異の部屋風で。


百貨店としてはロンドンのナイツブリッジにあるハロッズが世界初かと思っていたら、

もちろん定義にもよるが、パリのボン・マルシェ
がその最古と定義されているのだそうだ。
(写真下、クリスマス明けのセールで買い物したら、
こんな飛び出す絵本箱に入れてくれた。
わたしが将来開館予定の「箱博物館」収蔵予定品が増えた)






そういえば19世紀フランス文学には百貨店に勤める人や
買い物中毒で素寒貧になる人の話が出てきたりして、
ワクワクさせられたものだった。

ゾラの「ボヌール・デ・ダム百貨店」とか、
バルザックの「人間喜劇」とか


ハロッズの盛況(主に観光客による?)を見ていると百貨店という形態は
今後しばらくもなくなりそうにないが
神戸大丸を見ていると...
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