弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

間違い探しの ヒントが出ても 残念! ねんきん特別便

2008年02月10日 10時13分10秒 | 未分類
一度ケチが付いた役所は、何をやっても突っ込まれるという感じです。
計627もの流行語集の中に「同情するならカネをくれ」が入っていたからといって、非難すべきことなのでしょうか。確かに1994年の文句なしの流行語だったわけですから。
それより、私の疑問は、これは果たしてヒントになっているのかどうか。
1994年当時の勤務先が思い出せない人に「それではヒントを差し上げます。この年の流行語は『同情するならカネをくれ』でした。さあ答をどうぞ。」と言って、思い出すケースがあるのか、ということです。
「残念!」という、みのもんたの声が聞こえてきそう。

(今日の朝日から抜粋)
 社会保険庁が、記録漏れの年金受給者らに過去の勤め先などを思い出してもらおうと、当時の流行語や重大ニュースなど計627の言葉を例示した「ヒント集」を作成したことがわかった。「同情するならカネをくれ」など、受給者の反感を招きかねないフレーズも含まれ、現場の社会保険事務所職員には「こんなヒントは言えない」との戸惑いもある。
 社保庁は昨年12月、宙に浮いた年金記録の解消策として「ねんきん特別便」の発送を始めた。その一方、記録漏れの特定につながる助言を行うことを禁じた「裏マニュアル」を作っていたことが表面化。助言を認める新マニュアルを作成し、全国の社保事務所で運用している。
 新マニュアルは原則として年金の種別や加入期間、勤務先の社名などを伝えるよう指示。それでも思い出せなかったり、社保事務所が伝えた情報を否定したりするケースも想定し、当時の社会情勢を教えるため、巻末に「世の中の動き」と題したヒント集を付け加えた。