JM3AVI 山と無線大好き

山に登ってアマチュア無線やってます  山ラン(山岳移動ランキング)とSOTAの活動記録

魚谷山から貴船山へ

2011-10-29 | 山と無線

10月29日(土)

 京都の北山で未踏だった魚谷山と貴船山への山ラン登山を行った。地図を見ながらいろいろとコースを考えた結果、雲ヶ畑の中津川からのコースを選択した。中津川町の集落を抜けて舗装された林道を進み、松尾谷分岐に車を駐車する。魚谷峠への林道は峠の手前まで舗装されており、落石さえなければ峠まで車で行けそうであった。松尾谷分岐からゆっくりと林道を歩き、70分で丁字路になっている魚谷峠に到着した。

Photo

3本の林道が交差する魚谷峠

 魚谷山へは北に向う林道との間の尾根を登る。テープや布切れの目印がたくさん付いている。峠から10分ほどで魚谷山の三角点に着いた。三角点の標高は816.2m。地形図や日本山名事典では、三角点の北に820mの最高標高点があるが、実際に歩いた感覚では三角点のほうが高いような感じがした。御所市大日岳移動の山ランメンバー局JH3JFFと交信する。

Photo_2

魚谷山の三角点

 魚谷山から東にちょっと下ると柳谷峠。真直ぐ伸びた尾根道は芹生への道で、右側の谷へ入る。急にテープが少なくなり所々道が不鮮明となるが、水の流れる谷を右へ左へと渡りながらどんどん下る。「北山の会」のプレートがあり、その先で道が分岐するが左の山腹についた道へ入る。この辺りに今西錦司博士のレリーフがあるはずだが、右の谷筋にあるのか見付けることが出来なかった。

Photo_3

「北山の会」のプレート

 堰堤が見えてきたらそこは直谷林道の終点、左にある滝谷へ入る。ここも道は不鮮明なところがあるが谷を詰めれば多くの標識が立てられた滝谷峠に到着する。

Photo_4

滝谷峠

 峠は四辻になっており、貴船山へは右の二ノ瀬への道を進む。滝谷峠からは200m毎に番号と距離を書いた杭が立ててある。貴船山(716m)は道の途中から少しだけ西に入ったところにある。山頂には小さなケルンがあるだけで、二ノ瀬への道を歩いているハイカーもほとんど上がってこないところだ。430mhzでCQを出し、鈴鹿の雨乞岳に登っているJP3BZY局、鷲峰山のJO3ALU局、丹波市向山のJR3SZZ局、湖南アルプス堂山のJP3ATC局他と交信する。

Photo_5

小さなケルンが積まれた貴船山山頂

 貴船山から南に進んで二ノ瀬への道に復帰し、谷道を下っていくと樋ノ水峠への分岐に到達する。この辺り地形図では三角点周辺に何本もの道があるが、実際に歩いた軌跡はちょっと違っていた。迷いやすいところもあり、GPSとコンパス、地図を何度も確認しながら樋ノ水谷への道を北に進む。峠から三角点まで往復し、後はひたすら樋ノ水谷を下る。直谷の林道に出たらそこから20分ほどで駐車場所の松尾谷分岐にたどりついた。

コメント

南丹市八木の低山巡り

2011-10-23 | 山と無線

10月23日(日)

 南丹市の旧八木町にある低山3つを登った。

城山(230m)「殿田」

 八木町室橋にある文覚池の北側の道を入ると農作業の小屋がある。目指すピーク230mは三角点のある221.9mではなく、その北側である。小屋の左手から動物避けのネットをくぐり、その先のゲートを開けて二つのピークの間の谷に進むと、城山への登山道があった。

Photo

文覚池手前から見た城山、山頂は右側のピーク

 山頂は小広い平地となっており、地元の小学校の卒業記念で設置された「新庄城跡(本丸跡)」の説明板があった。それによると、室町時代の古城跡とのこと。50Mhz・SSBで西京区移動のJR3LSE局と交信する。

Photo_2

城山山頂にあった説明看板(朽ちて倒れていたのを起こしてみた)

筏森山(295m)「殿田」

 八木町池上集落の西に池上院という寺院がある。寺の手前にゲートボール場などがあり、その右手にある道を進むと墓地の右に「聖天宮参道」の表示があった。20分ほど登って石の鳥居を潜ると、その先に「聖天宮」「筏森神社」の二つの神社があった。山頂はそのすぐ先で、三角点の周りには何枚もの山名表示板が架かっていた。430Mhzで枚方市国見山移動の山ランメンバーJM3GVH局と交信する。

Photo_3

登山口にある池上院

Photo_4

墓地の右手に聖天宮参道の表示があった

Photo_5

山頂手前の聖天宮、後ろに筏森神社があった

Photo_6

筏森山山頂

八幡山(171m)「亀岡」

 京都縦貫道南丹PAの北にある低山。南北二つのピークがあるが、八幡山は北側の171mである。山の北端にある神社の前に車を停める。山の西麓の道を歩いて二つのピークの間の谷にある道を上がる。入口は笹などが生えて分かりにくいが、ちょっと山中へ入ると踏み跡がある。すぐに鞍部、そこから尾根らしきところを北へ進みピークを目指す。途中は雑木の藪である。山頂付近は桧の植林地で十分にHFのアンテナを張ることが出来る。18Mhzを聞くと東キリバスのDXペディション局T32Cが強力に入感している。スプリットでUP1khzの指定をしている。FT817でスプリット運用したことがなく、設定に手間取ったがコールすると一発で応答があった。

Photo_7

八幡山山頂にあった小さなプレート

コメント (2)

大台ケ原で七座

2011-10-12 | 山と無線

10月10日(月)

 6時45分駐車場出発、一座目の日出ヶ岳まで45分気持ちのよい散策道を歩く。御来光を見てきた人たちが帰ってくる。日出ヶ岳への登りは、石やコンクリートの階段、最後は木製の階段があり山頂には立派な展望台がある。訪れる人が多いだけに植生などを守ろうと思えばやむを得ないのかもしれないが、公園のようでもある。展望台からCQを出し、津市のJL2TPD局他と交信できた。

Photo

日出ヶ岳山頂(1695m)の展望台

 日出ヶ岳の南にあるこんもりとしたピークは正木峠(1680m)でここも山ラン有効ポイントだ。山頂まで20分弱、シロヤシオの紅葉の中を進む。宝塚市の山ランメンバーJN3KWD局と交信する。

Photo_2

シロヤシオの紅葉は盛りである

Photo_3

正木峠の山頂

 散策メインならこれから西大台を回るところであるが、山ラン有効ポイントを多く歩きたかったので駐車場へ引き返す。車で川上辻まで移動し、路肩に車をおいて大和岳までの稜線歩きをする。川上辻から15分で三座目のナゴヤ岳(1610m)に到着。大東市飯盛山移動のJR3OWV局とつながる。

Photo_4

ナゴヤ岳山頂

 次のピークは三津河落山(1654m)。手前のピークには「如来月」の石柱があり、奥のピークに「三津河落山」の石柱があったが、日本山名事典では如来月のほうを山頂としている。ナゴヤ岳からは20分足らずで到着。御所市湧出岳移動のJH3JFF局と今日も交信できた。

Photo_5

三津河落山山頂の如来月石柱

Photo_6

隣のピーク、こちらに三津河落山の表示が

 三津河落山から15分で次のピークである日本鼻(1640m)に到着する。山頂は広くなだらかな笹原で、周辺に新旧二つの雨量観測施設があった。愛知県知多郡のJF2BER局と交信した。

Photo_7

日本鼻山頂

 日本鼻から10分で大和岳山頂(1597m)に到着。ここも360度の展望が広がる。津市青山高原移動のJM2TMW局と交信し六座目を終了。ゆっくりと早めの昼食にした。

Photo_8

大和岳山頂

 大和岳から川上辻まで往路を戻る。大台ヶ原の最後は経ヶ峰(1529m)。ピークはドライブウエイのすぐそばにあり、近くに車を停めて10分も歩くと山頂だ。最後にHFでもやろうと思い18Mhzをワッチするが、今日はバンドが静かでアンテナを延長して7Mhzに変更する。新潟市移動のJG0VPO局と交信し、後はCQを出して7局と交信できた。

Photo_9

経ヶ峰山頂の三角点

コメント (4)

初めての大峯登山

2011-10-11 | 山と無線

10月9日(日)

 8日夜自宅を出発し、一路上北山村へ。和佐又山ヒュッテの駐車場で車中泊する。翌朝、駐車利用料1,000円を払い、6時30分に出発。和佐又山のコルから笙の窟の前を通過し1時間で日本岳のコルへ。可能ならば日本岳山頂を踏んでおこうと日本岳へ向うが、途中道がはっきりせず、結構なアップダウンがありそうなので後の行程も考えて撤退する。15分間のロス。

Photo_4

大普賢岳手前の登山道。紅葉が始まっている

 大普賢岳山頂(1780m)に着いたのは8時30分。展望が素晴らしい。早速トランシーバーを取り出して430Mhzをワッチすると、全市全郡コンテストをやっており多くの局が入感している。大阪市平野区から出ていたJR3YJW局に声をかけて一座目を終了。

Photo

大普賢岳山頂

Photo_2

大普賢岳山頂から、小普賢岳と大台ケ原方面の展望

 大普賢岳から奥駈道を弥仙方面に進む。約20分で弥勒岳山頂(1690m)。樹木に囲われて展望はない。JS3UUU局の古い山ランプレートがかかっている。大和郡山市のJK3BRE局と交信。

Photo_3

弥勒岳山頂

 三座目の国見岳山頂(1655m)は登山道から少し外れており、取り付きを探して手前の斜面を登る。尾根を少し進むとプレートのかかった山頂があった。弥勒岳から約25分。展望はない。金剛山を移動中のJH3JFF局他から呼んでもらいここも終了。

Photo_5

国見岳山頂

 さらに奥駈道を進む。稚児泊で小休止し、四座目の七曜岳(1584m)へは国見岳から40分かかった。宝塚市のJA3ZFL局と交信する。

Photo_6

七曜岳山頂から歩いてきた大普賢岳方面を振り返る

Photo_7

七曜岳から弥仙方面

Photo_8

稲村ヶ岳(右)とバリゴヤの頭(左)

 七曜岳からは無双洞を経由し、ヒュッテへ戻る道を進む。ヒュッテまで7km、3時間と表示されている。激しい下りが続く。無双洞はよく分からないまま通過したようだ。水簾の滝辺りで昼食にした。その先はポールを仕舞って岩場をよじ登る。やっとのことで和佐又山のコルまで戻った。七曜岳から休憩も含めて160分。予定より早く着いたので和佐又山へ登る。山頂は大普賢岳側の樹木が刈り払われており、歩いてきたルートを確認することが出来る。京都の比叡山から出ていたJH2RFI局と交信し、その後は50Mhzでも5局と交信できた。

Photo_9

和佐又山山頂、バックは大普賢岳

 ヒュッテに戻ったのは3時前。上北山村の道の駅で地酒を買い、隣の薬師の湯で汗を流して畳に寝転ぶ。ゆっくりと休憩してから今夜の宿泊場所である大台ケ原駐車場へ向った。

Photo_10

大台ケ原ドライブウエイから大峯方面の夕焼け

  

コメント

高城山と長老ヶ岳

2011-10-02 | 山と無線

10月2日(日)

 今日は当初丹後半島の山を予定していたが、伊根町まで来ると雲行きがだんだん怪しくなり、権現山の麓まで来たときには小雨が落ちてきたので撤退することにした。天気が悪ければこのまま京都市の自宅まで帰ることも考えながら、高速に乗らずに国道を舞鶴から綾部方面に走る。

 途中、天候も何とか持ちそうなので、綾部市の高城山に登ることにした。高城山はJR舞鶴線梅迫駅の西にある標高298.7mの山で、山頂に2本のアンテナが立っておりすぐに見分けることが出来る。車は休日で閉まっているJAの駐車場に置かせてもらった。登山口は久香寺の石段を登った右手にある。山頂にあるNTTドコモのアンテナ施設管理と、神社の参道をかねた登山道は幅2m前後もある広い道だ。山の中腹に一つ目の小さな社があり、山頂手前にも大きな社があった。愛宕神社と書いてあったが、脇には鐘楼も残っていた。そこから山頂まではアンテナ施設のための細い管理道となり、蜘蛛の巣を払いながら350mほど登ると山頂に到着した。アンテナの向こう側が若干標高が高そうなので、フェンスを回り込んで確認したが、三角点は見つけることが出来なかった。とりあえず430MhzでCQを出すと、福知山市を車で移動中のJO3QVS局から声がかかった。

Photo_5

登山口は久香寺境内の右手にあった

Photo_6

山頂手前にあった神社

Photo_7

高城山山頂はNTTドコモのアンテナが占拠している

 高城山を下山し車に戻ったのが12時。このまま天気が持てば長老ヶ岳(916.9m)に登ろうと思い車を和知に走らせる。長老ヶ岳の登山口は、京丹波町の仏主集落先にある。20年ほど前にこの山に来た記憶があるが、そのときは山頂手前まで車で上がることができた。今は車道にはゲートが設けられており、その代わり当時はなかった森林公園と登山道が整備されている。七色の木の手前で右に折れ、舗装された細い道を進むと森林公園の広い駐車場に到着する。駐車場にはトイレも整備されている。ここから山頂までは、3.5kmの広い登山道を上がる。途中に展望台や休憩のための小屋があるが、展望台は完全に朽ちて倒壊していた。山頂手前には関西電力や京都府の無線中継施設がある。駐車場から65分で山頂に到着した。山頂は360度の展望があり、舞鶴湾も望むことが出来た。430mz・FMで、姫路市移動のJP3RIH局ほかと交信し往路を下った(下山55分)。

Photo_8

森林公園の案内板

Photo_9

長老ヶ岳山頂

Photo_10

山頂から日本海方面の展望

コメント

牛松山

2011-10-02 | 山と無線

10月1日(土)

 京都から老ノ坂を超えて亀岡に入ると、すぐに右手に整った形の山が見える。それが牛松山で、その形から地元では丹波富士と呼ぶこともあるらしい。

 登山口は幾つかあるようだが、山頂付近にある金毘羅神社の参道を登ることにした。保津町の福性寺横が参道の入口になっている。福性寺の駐車場は駐禁の表示があり、その先はゲートがあったので少し戻って住宅地の路上に駐車する。後で気が付いたが、そのゲートは簡単に開けられるようで、少し進んだ登山口の鳥居横に車数台が停められるスペースがあった。

Photo

金毘羅神社参道を示す石柱

 金毘羅神社までは丁石が置かれており、途中六丁と十四丁辺りに展望の利くところがある。十八丁から少し石段を登ると、金毘羅神社がある。この神社は保津川下りの守り神だそうで、小船が二艘奉納されている。

Photo_2

十四丁過ぎの展望

 神社の先は少しだけ踏み跡を辿ると、NHKの中継局がある牛松山山頂(636m)に到着する。登山口からちょうど60分かかった。さっそく無線機を取り出し、430Mhz・FMでCQを出すと、大阪市福島区からJO3TQY局の応答があり山ランを完了する。

Photo_3

山頂のNHKアンテナ施設

 下りは往路を辿り、40分で駐車場所に戻ることが出来た。

Photo_4

保津橋付近から見た牛松山

コメント