JM3AVI 山と無線大好き

山に登ってアマチュア無線やってます  山ラン(山岳移動ランキング)とSOTAの活動記録

白屋岳と焼山

2021-11-29 | 日記
2021年11月28日(日)
 今週の山は奈良県川上村の白屋岳(1177m)と焼山(1080m)。1千m超の山だが登山口の標高が970mになるので楽に登ろうと考えて選んだ。東吉野村の丹生川上神社辺りは綺麗な紅葉があり、車窓からでも十分に楽しめた。登山口の足ノ郷越まで舗装された林道を行く。足ノ郷峠は幕末に天誅組が行軍しその後も東吉野と川上を結ぶ重要な街道だったようだ。
 足ノ郷越の地蔵堂付近に車をとめてゲートから登山道へ入る。昨日はとて寒い一日だったが、峠付近にもうっすらと雪が残っていた。今シーズン見る初めての雪に気分も高まってくる。白屋岳への登山道は8~9割方が林道歩きとなる。白屋岳につながる鞍部が見えた辺りで林道横に小さな標識が見えた。ここから谷筋の踏み跡を登り尾根に着くと山頂への標識があった。
足ノ郷越の歴史を見る
峠の地蔵堂は手入れされていた
右の横たわったフェンスから入る
地道の林道を歩く
林道脇に標識があった
尾根筋に乗ると立派な標識
山頂までもう少し
 白屋岳山頂には三角点があり南側の眺望が開けていた。吉野川のダム湖と国道を走る車も見える。アマチュア無線はまずはいつもの430MHz・FMを聞いてみる。日曜とあって多くの移動局が入感している。試しにCQを出すと、麓を車で移動中のJF3CJH局ほか鈴鹿の御在所山や天川村移動の局などと次々交信することが出来た。
白屋岳山頂
山頂から南に大峰山脈の眺望
 撤収して次に向かおうとしていると反対側から登ってきた登山者と出会う。挨拶をして次の焼山に向かう。焼山へのルートは最初の内ははっきりしないので歩きやすいところを適当に下る。西側に崩落地が現れた辺りからは尾根筋のはっきりした道で、踏み跡も確認できた。


白屋岳からの下り、どこでも歩けそうなところ
崩落地に出た
崩落地から大滝ダム湖とその先は大淀町あたりか
 焼山山頂は何枚かのプレートがかかっていたが展望はなかった。無線は同じバンド・モードで神戸市移動のJQ3CSF局他と交信することが出来た。これで予定の二座を終える。計画では同じルートをピストンで戻るつもりだったが、白屋岳から焼山間が結構なアップダウンがあったので北西に延びる尾根を下ることにした。尾根尻からは地図にある林道を延々と歩き駐車場所まで戻った。
焼山山頂
焼山の下りに歩いた尾根筋
ここに下りた
林道におかれた丸太を借りて昼食
この辺りは林道が崩壊している
これはヘリポートか
その先からの眺望
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冬支度

2021-11-23 | 日記
2021年11月23日(火)
 今日は勤労感謝の日で休日。朝から天気はいいが昨日の雨で季節がまた一歩進んだようで寒い日となった。
 車のタイヤ交換をディーラーに予約していて昼前に出かけた。今のスタッドレスタイヤは新車から使っていて5シーズン経過したので、今回は新しいタイヤに交換した。
 街の街路樹もイチョウは黄色が目立ってきたが、ケヤキは紅葉よりも落葉が多くなったようだ。
ディーラーで1時間余り待つ
夏タイヤは17インチだがスタッドレスは15インチで少し節約
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鈴鹿の藤原岳

2021-11-21 | 日記
2021年11月20日(土)
 先週計画していて行きそびれた鈴鹿の藤原岳に向かう。鈴鹿山脈の山も大分登ったが、有名どころでは藤原岳は未踏であった。新名神に乗って三重県へ入る。事前の調べでは亀山西JCから新名神を進むつもりだったが、ナビの指示するままについうっかりと分岐を行き過ぎてしまった。仕方がないので東名阪を使う。5年前の古いナビには亀山西から四日市間の新名神が表示されないことを、何度か通っているにもかかわらず失念していた。東海環状自動車道に入り東員IC(大安ICが正解だったようだ)で下りて登山口のある三岐鉄道西藤原駅に向かう。
 登山口は藤原町大貝戸。ここから表登山道を登る予定だが、県道沿いに登山口駐車場は満車のためこの先の観光駐車場へ行くように看板が出ていた。午前8時半過ぎの時点で広い藤原岳観光駐車場もほぼ満車の様子。鈴鹿の山は人気が高いようで、遠くのナンバーも見られる。
藤原岳観光駐車場
小学校のフェンスに登山口の案内
 県道を少し歩いて綺麗な登山口休憩所横を通り登山道へ入る。道は良く整備されていて歩きやすい。2合目から1合毎に看板も設置されている。藤原岳は標高差が1千mを超えるのでハードな登山になるかと心配していたが、歩きやすい道でアップダウンもなく快適に標高を稼ぐことが出来る。小さな子どもを連れた家族やワンちゃんと一緒の散歩の延長のような登山者も見えた。
大貝戸登山口の休憩所と駐車場


四合目の休憩ポイント




 八合目の先で裏登山道と合流し展望も出てきた。九合目を過ぎてもう一踏ん張りすると藤原山荘に到着した。山荘は無人の避難小屋でトイレもあり、小屋泊や周辺でのテント泊をする人もいるようだ。ここから少し下り登り返すと標高1140mの藤原岳山頂に到着した。登山者で賑わう山頂の外れから430MHz・FMで岐阜県可児市鳩吹山のJP2UDJ局と交信できた。おにぎりを食べて同じルートを下山した。
八合目の休憩ポイント


藤原山荘 
山荘から山頂に向かう
赤い葉っぱと苔、石灰石がいい感じ
真ん中右手に藤原山荘


ここで無線とランチ
 駐車場に戻ったのが午後2時頃、早いので帰りは下道を通ることにした。国道306号で滋賀県の多賀町に抜けるのだが、県境の鞍掛トンネル付近の駐車場も車でいっぱいだった。ここは御池岳の登山口になるがこちらもずいぶん賑わったようだ。国道8号に入ると渋滞に巻き込まれたが、途中で夕食の買い物を済ませて6時前に帰宅した。
下山中の1枚
藤原岳は花の百名山に選ばれている
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宇治市高峰山の先まで

2021-11-13 | 日記
2021年11月13日(土)
 今日は鈴鹿の山でも行こうかと考えていたが、朝起きられずに計画は中止。いつも出たとこ勝負の山行きが多いので特に気にもならない。ゆっくりと新聞を読んだりネットで地理院の地図を見たりして時間を過ごすが、10時頃になって急に思い立ち宇治まで出かけることにした。
 行き先は宇治市五ヶ庄にある高峰山(298m)。というか本当の目的は、高峰山の南東にあるゴルフ場敷地内の五雲峰(343m)という山の近くで無線をすること。山岳移動ランキング通信(通称:山ラン)は、日本山名事典などに記載されている対象の山のピークからアマチュア無線で交信し、様々なランキングを楽しむ趣味の会だ。しかし、中には自然保護や神域、自衛隊基地やゴルフ場の中など一般にはピークに立つことが禁止されている山もある。そんな時は、山頂に近い登山道などから交信して山ランに報告することになっている。五雲峰もゴルフ場内にあって登頂が出来ないので、ゴルフ場外の山頂に最も近そうな場所から無線をしようと前々から考えていた。
 宇治市黄檗公園の無料駐車場に車をおいて歩き始める。この公園は初めてきたが、野球場や体育館、テニスコートなど運動施設があり、芝生広場もあってのんびり出来そうだ。何より駐車場が無料なのがいい。
公園駐車場からスタート
 水道タンクとゴルフ場の間の広い林道をゆったりと登っていく。最初の分岐で右の道に入るが、少し行った所で予定した道でないことに気がつき引き返す。分岐の少し先に山道に入るところがあり、そこから良い道を登っていく。だいぶ進んで地図を見るとまた道を間違えたようだ。しかし、目印のテープもあり何とか登れそうだったのでそのまま先に進むことにした。高圧線の鉄塔に出てその先は高峰山の山頂方向目指して行く。
生駒山方向が少しだけ見えた
左は宇治CC
石碑を写真に撮ろうとスマホを見て間違いに気づき引き返した
ここから山道に入る
この道を真っ直ぐ行った、本来は右へ


広い道に出た
高峰山山頂
 高峰山は以前に山ランを終了しているので小休止して本日の目的を目指す。山頂から南東方向には広い道があり、途中には関電の巡視路標識や「黄檗山東界」と刻まれた石柱などもあった。そこから道を外れて南東の尾根筋をゴルフ場方向に向かう。ゴルフ場境界のネットまで来ると、樹間に五雲峰らしきピークも見えた。430MHzで阪南市移動のJQ3EHO局と交信し道まで戻る。

三叉路になっていた

ゴルフ場方向への尾根
あれが五雲峰かな
 下りは当初登りに予定していた道を歩く。一部崩落している所もあったが歩きやすい道が続いていた。今日の五雲峰で京都府内の山ラン対象の山365座の内363座での山ラン完了となった。
ゴルフ場から100m以上離れた道にボールが落ちていた

歩きやすい道があった 
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福井・滋賀県境の池内山と擂鉢山

2021-11-09 | 日記
2021年11月7日(日)
 今回の山は福井県敦賀市と滋賀県長浜市の境界にある池内山(655m)と擂鉢山(628m)。いずれも地理院地図に記載はなく、ネットで検索しても同名の記録はあまり見当たらない。ただ、どちらも日本山名事典(三省堂)に記載のある山で当然山ランに有効となっている。登山口は敦賀市の池河内側と長浜市余呉町中河内側からが考えられるが、事前のネット調査で池河内湿原の駐車場から関電巡視路を登った記録があったのでこちらを選択する。
 湿原の駐車場に車をおいて舗装路を高圧線下まで進むと山に入る道があり、その先にはお馴染みの巡視路標識が見えた。幅の広い道をジグザグに登って行くと最初の鉄塔が現れる。行く手には4本ほどの鉄塔が続いている。登るにしたがって南西側の展望が開け、野坂山地や敦賀の市街地も少し見えるようになる。県境尾根に乗るとブナ林が広がり、赤や黄色に色づいた森が気持ちを和ませてくれる。
池河内湿原の駐車場からスタート
巡視路を登ると展望が広がってくる
県境尾根に乗った
 県境の尾根を南に進むと646.8mの三角点だが最初は見落として行き過ぎてしまった。YAMAPで行き過ぎに気が付いて少し戻り三角点を探す。ここには河内山の山名プレートと網谷の点名プレートがつけられていた。三角点を見たのでその先に進みP655の池内山山頂に到着した。ここには山名の表示はなく、たらの子缶詰の空き缶が木の枝に打ち付けられていた。430MHzのハンディトランシーバーでCQを出すと、京都府与謝郡のJG3LAE局から応答があった。
肉眼では樹間に敦賀湾も少し見えた
三角点は点名網谷
ブナ林のグラデーションがgood👍
池内山山頂、空き缶の絵や文字がはっきり残っており古くはない
 一座目の山ランを終え先に進む。擂鉢山とのちょうど中間点辺りには余呉の中河内と敦賀の池河内をつなぐ道が地図に描かれている。現地には深く掘れた古道の趣のある道が残っていた。池内山からここまでは踏み跡もはっきりしていて迷うようなところもなく歩きやすかった。しかしその先は踏み跡の薄いところや広い尾根筋で道を失う場面も多かった。小さなピークで方向を右に左にと変える場面や、灌木の藪などもあってたびたび方向を確認しながら進んだ。
県境尾根から樹間に滋賀県側
中間点の古道にあった遺物、上は郵便のマーク?下は電気設備のよう
途中の水たまりもいい感じ
 ようやく到着した擂鉢山には628.1mの三角点があった。擂鉢山の表示はなく津谷山と書かれたプレートがかけられていた。ここでの山ランも430・FMで東近江市移動のJI3CJP局と交信した。当初の計画では中間点まで戻り地図上の道を池河内に下る予定だった。しかしここまでの往路でルート選択に苦労したこともあって、地図を見ながらサブのルートとも考えていた尾根を下ってみることにした。擂鉢山から少しだけ戻って、そこから池河内の集落までなだらかに伸びる尾根だ。取付きが広い尾根で初めこそ適当に下ったが、少し行くと深く掘れた道の跡が現れてそれからはその道を迷うことなく下った。
擂鉢山山頂の三角点
見つけたプレートには津谷山の表示
下りに歩いた尾根筋の道
 下山が思いのほか快調に行ったので気分もよくなり、池河内集落で人の気配を探したり湿原の木道を歩いて散策も楽しむことができた。
池河内の集落
駐車場まで湿原の木道を歩いてみた
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泉佐野市の雨山

2021-11-05 | 日記
2021年11月3日(水)
 小富士山を下山後となりの雨山(312m)に向かう。登山ルートは幾つかあるようだが、時間的に最短と思われた西側からのルートを選んだ。登山口は阪和道の土丸橋の下。付近を車で流すが駐車できそうな場所がなく結局水呑地蔵尊の駐車場まで戻って再度おかせてもらうことにした。交通量のそこそこ多い府道を歩いて登山口に向かう。
 高速の道を入ると関電の巡視路標識があり、ここから急なプラ階段を使って山に入る。高圧線の鉄塔が見えてくると傾斜は緩やかになり、その先は見晴らしの良い尾根筋の道となった。雨山の山頂近くまで来ると古い井戸の跡があり他の登山道が合流する。雨山山頂には神社や休憩所の建物があり、大阪府の天然記念物に指定された樹齢200年を超えるヤマモモの木があった。430MHz・FMで奈良市移動のJI3OYM局他と交信した。
土丸橋の橋脚の横が登山口
巡視路標識から急なプラ階段
鎖の柵が設置されていた
鉄塔が見えてきた
尾根筋の道を行く
先ほど登った小富士山
北側には池が多い
山頂が近づいてきた
井戸の跡
山頂に着いた、正面は大きな休憩所
土丸・雨山城跡の説明
神社の祠とヤマモモの木
 下山は途中から別の道を歩いてみる。その先には重要文化的景観「日根荘大木の農村景観」展望地があり、P287には神社や何かの記念碑もあった。こちらの道は途中にベンチなどもありハイキング道として整備されているようだ。鉄塔からの下りにはプラ階段ではなく木製階段が付けられていた。
日根荘大木地区の展望地
P287のピーク
登りに歩いた尾根
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泉佐野市の小富士山

2021-11-03 | 日記
2021年11月3日(水)
 11月最初の山行きは大阪府泉佐野市の山へ。最初は敦賀市方面を予定していたが、どうも天気が安定しない予報だったので急遽変更した。
 一座目は小富士山(259m)。泉佐野市土丸の水呑地蔵尊が登山口となるので駐車場に車をおかせてもらう。コンクリート階段の道を登っていくと幾つかのお堂があり参道にはお地蔵さんが点在している。階段が終わると地道の登山道となるが、途中にはもろく崩れやすい所もあった。
駐車場横から階段へ
お堂も綺麗にされている
コンクリート階段とお地蔵さん

コンクリート階段の先から山道へ
この辺りは歩きやすかったが、その先は写真を撮る余裕なし
 尾根筋まで登ると一気に展望が広がった。小富士山山頂も展望が良い。430MHz・FMでのCQに和泉市のJL3CEQ局他からお声がけがあった。復路も同じ道を下った。
東側の雨山と阪和道
小富士山の三角点
山頂から南側の稲倉池
関空とその先に淡路島
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