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山に登ってアマチュア無線やってます  山ラン(山岳移動ランキング)とSOTAの活動記録

兵庫、岡山県境の尾根を歩く

2013-09-30 | 山と無線

2013年9月28日(土)

歩いたルートはここをクリック

 地形図で兵庫県と岡山県の県境辺りを見ていると、駒の尾山、後山など標高1000mを越える山の名前が並び、中国自然歩道が整備されて道もしっかりしているようだ。ネット検索をすると後山から長義山までの縦走も出来そうだったので行ってみた。

 前夜京都を出て宍粟市の道の駅「みなみ波賀」で仮眠。翌朝、ちくさ高原めざして車を走らせ県境の峰越峠手前の長義山登山口に自転車をデポした。鍋ヶ谷林道には船木山の表示があったが、事前の調査でそこまで把握できなかったので、林道入口の少し上にある駒の尾山登山口の看板から登り始めることにする。登山口向いには駐車場も整備されていた。

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駒の尾山登山口の大きな標識、船木山登山口も併設

 登山道は良く踏まれた道で、「大海里峠」への標識も設置されている。大海里峠で後山からダルガ峰に続く中国自然歩道に取り付く。地形図にある岡山県への道は見当たらなかった。

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大海里峠への古道を思わせる道

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大海里峠

 大海里峠から先ずは南への道を行く。中国自然歩道は始めて歩く道だが、よく整備された道で標識も適度に設置されている。ただ、所々ピークへの距離や方向など?と思う標識も混在していた。

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駒の尾山への自然歩道、階段もある

 駒の尾山(1281m)は県境からほんの少し西に入った岡山県側にある。展望は360度開けており時間があればゆっくりしたい所だった。430Mhzで神戸市のJG3CCD局と交信する。

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避難小屋の建つ駒の尾山山頂への分岐

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駒の尾山山頂

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山頂から後山方面を見る

 縦走路へ戻り後山方向への道を進む。鍋ヶ谷山(1253m)は縦走路の途中にある小ピークだが、樹木に取り付けられた小さなプレート以外に表示は見当たらなかった。144Mhzで姫路市のJI3WBP局と交信する。

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鍋ヶ谷山の小さなプレート

 次の船木山へも快適な縦走路を進む。途中にある三角点(1235.3m)は見つけることが出来なかった。県境の山には兵庫県宍粟市と岡山県美作市の設置した標識が仲良く並んでいた。船木山ではJI4IVW局とJO4FNP局の交信にブレイクを入れて何とかQSOできた。感謝。

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船木山山頂手前から岡山県方面の展望

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船木山山頂、宍粟50名山の4番目

 後山(1345m)も県境の山だが、岡山県の最高峰になるようだ。山頂には宍粟市、美作市の標識他小さな社もあり展望も良い。明石市からCQを出していたJI3ZOX局を呼んで山ラン終了。

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後山山頂

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岡山県最高峰の標識

 後山での山ランを追え来た道を戻る。船木山手前には鍋ヶ谷林道からの道が来ていた。こちらを使ったほうが時間は短縮できたかも知れない。

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船木山山頂南にあった鍋ヶ谷林道に降りる道の標識

 大海里峠まで戻って昼食休憩とする。本日5座目のダルガ峰(1163m)への道は倒木で掘り返された根っこの多い道だった。1206.8mの三角点ピークは通らずに岡山県側の巻き道となっている。ダルガ峰手前で中国自然歩道を離れて「ちくさ高原」を示す標識に従う。18Mhzのアンテナを張ってみるが入感局はないようだ。50Mhzに変えて岡山県伊原市移動のJH4NIA局と何とか交信できた。

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自然歩道を離れてちくさ高原へ直進

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ダルガ峰山頂

 本日最後の予定である長義山にさらに県境の道を進む。ちくさ高原スキー場のリフト降り場に着いた後は少しゲレンデの中を歩く。しかし、長義山への道ははっきり分からず、適当に尾根筋に取り付くと長義山への標識があった。その後一部道の不鮮明なところもあり道を失ったりもするが、何とか復帰して長義山に到着した。144Mhzで香川県多度津町移動のJF5KJJ局を呼んで本日の6座を完了することが出来た。

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長義山への標識

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長義山山頂

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長義山から自転車をデポした登山口までススキの踏み跡を下った

 

今回のコースタイム

駒の尾山登山口→(42分)→大海里峠→(26分)→駒の尾山→(22分)→鍋ヶ谷山→(22分)→船木山→(18分)→後山→(20分)→船木山→(60分)→大海里峠→(20分)→ダルガ峰→(70分)→長義山→(10分)→長義山登山口 (*休憩時間含まず。AM8:00登山開始、PM3:10下山終了。自転車10分の下りで駐車場へ)

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福井市内の低山移動

2013-09-26 | 山と無線

2013年9月22日(日)

 荒島岳を下山後、京都へ帰る途中で安直に登れる山を地図で探していて見つけた山。

城山(122m)「永平寺」

 JR越美北線(九頭竜線)越前東郷駅の南にある山。槇山城跡で山頂まで舗装された道路が通じていた。山頂直下の駐車場に車を止め、徒歩1分で標高122mの山頂に。山頂一帯は公園として整備されているが、山頂は忠魂碑があるのみで余りくつろげるような感じはない。7Mhzで川崎市のJF1LLB局と交信した。下山は、地元が下山専用とした地図にはない別の道を通った。

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駐車場の案内図

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城山山頂

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槇山城跡の説明

熊野山(31m)「永平寺」

 城山の西隣にある標高31mの岡。南北に二つのピークがあり、山頂は南側のピークである。東西から鞍部を通る道があり車で登ることができる。鞍部に車を止め先ずは山頂へ。特に表示もなくわざわざ来るようなところでもない。薮蚊の襲来の中、7Mhzで何とかJA0BYV/0と交信する。北側のピークには杉の大木に守られるように熊野神社があった。

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熊野山山頂

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北側ピークの熊野神社

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城山の駐車場から見た熊野山

 

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Log Check Report

2013-09-25 | 山と無線

2013年9月24日(火)

 JARLから、「Log Check Report」というタイトルのメールが届きました。4月に参加したALLJA コンテストの書類審査の結果ですが、こんなメールは初めて受け取りました。

 書類提出局のログを相互チェックし、コールサインやコンテストナンバーなどの相違をチェックしているようです。私の結果は全361QSOの内、3QSOがコールサインのミスコピーで除外されていました。8月下旬にJARL WEB で公開されたコンテスト結果はすでにこの内容を反映しているようです。コンテスト参加局の電子ログ申請が増えた結果審査が出来るようになったものと思います。

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荒島岳

2013-09-24 | 山と無線

2013年9月22日(日)

 白山登山の翌日はこちらも日本百名山のひとつ荒島岳に登る。荒島岳は福井県大野市にあり、標高は1524m。登山道は幾つかあるようだが、中出からのルートを使う。

 中出の登山口手前には真新しい駐車場やトイレが整備されていた。広い駐車場だが、車は数台しか停まっていない。車をおき、標高400mの中出登山口から林道を歩く。

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中出登山口手前の広い駐車場

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ここから林道を登る

 標高500m辺りまでは林道を歩く。その先で本格的な山道に入る。

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始めのうちは杉林の中を登る

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標高900m辺りからはブナ林となる

 2時間5分で最初のピーク小荒島岳(1186m)に到着。それまでほとんど展望のない道だったが、ようやく荒島岳を望むことが出来た。50Mhzで舞鶴市移動のJP3EJE局を呼んで交信する。

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小荒島岳への分岐

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小荒島岳山頂から荒島岳を望む

 小荒島岳から20分でシャクナゲ平。ここでカドハラスキー場からのルートと合流し一気に登山者が多くなる。

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シャクナゲ平

 シャクナゲ平からは少し下り、その先は荒島岳まで急な登りとなる。百名山だけに登山者が多く、「もちがかべ」と呼ばれる急な階段は荒れていた。シャクナゲ平から1時間で荒島岳山頂に到着。山頂は多くの登山者で賑わっていた。

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もちがかべを過ぎると山頂は近い

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荒島岳山頂、人が多くてようやく写真が撮れた

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山頂の神社

 430Mhzを聞くと鳥羽市移動の記念局8J2Iが強力に入感しており交信いただく。にぎやかな山頂でラーメンを食べ、来た道を2時間45分ほどかかって下山した。下山時にも駐車場の車はほとんど増えていなかった。

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白山へ

2013-09-23 | 山と無線

2013年9月21日(土)

 久しぶりの好天が予想された連休は当初南アルプス方面を予定していたが、山小屋の予約が取れず断念。急遽白山と荒島岳に予定を変更した。

 前夜京都の自宅を出発。先週の台風18号の影響で名神の八日市・彦根間が通行止め。八日市で下りて一般道を彦根に向うがどの道も渋滞がひどく大分時間がかかった。白山登山口の別当出合はこの時期まだ交通規制されていて、一般車は手前の市ノ瀬までしか入れない。市ノ瀬ビジターセンター前の駐車場にて仮眠する。

 翌朝、5時の始発バスに乗るべく起き出して準備をする。満員の登山客を乗せたバスが別当出合に着くと、ようやく空が白み始めてきた。5時40分登山開始。コースは最も一般的な砂防新道使う。

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別当出合登山口

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吊橋を渡って登山開始

 最初の休憩ポイント中飯場には40分で到着。まずまずのペースだ。

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中飯場で一息つく

 次の休憩ポイントは甚之助避難小屋。中飯場から65分かかった。ここで標高は1,975mとなる。

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木道

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石の階段

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まだ新しい甚之助避難小屋

 甚之助避難小屋から標高2,440mの室堂までは1時間30分かかった。朝が早いためベンチも空いている。ゆっくりと休憩する。

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山腹の道

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黒ボコ岩

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弥陀ヶ原、室堂まであと少しだ

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ようやく室堂に着いた

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室堂のベンチで山頂を眺めながら休憩

 室堂から山頂までは標高差で260m余りの登りだ。登山地図のコースタイムでは40分となっている。しかし、ここにきて軽いめまいがし急にピッチが落ちる。休み休みしながら1時間近くかかって白山最高峰の御前峰(2,702m)に到着した。

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御前峰山頂

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山頂から室堂と別山

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こちらは剣ヶ峰と大汝峰

 何はともあれ430MhzでCQを出す。すると堺市のJA3WPN局が一発で呼んでくれた。目の前には剣ヶ峰と大汝峰が見える。剣ヶ峰は登山地図には道は書かれていないが、山頂に立つ人の姿を確認することが出来る。せめてどちらか一座だけでもと大分考えたが、室堂からここまでの調子を踏まえて今日は断念することにした。35分で室堂まで下って昼食。登りと同じ砂防新道を下って約3時間で別当出合まで戻った。

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XPOコンテスト参加

2013-09-16 | 山と無線

2013年9月16日(月)

 昨夜から台風18号の影響で、京都では大雨の特別警報が発令された。我が家の周辺では被害はなかったようだが、京都でも嵐山や福知山など浸水被害が出て大変だったようだ。

 朝9時ごろになると雨もほぼ止んできたが、こんな天気では外出することも億劫で、XPOコンテストを聞いてみた。VUをワッチすると何局かCQを出している局がいるが、いつにもまして参加は少ないようだ。50Mhzや430、144で聞こえる局を呼んで交信し、CQを出すほうに回るがほとんど交信数は伸びない。長い休憩後7Mhzを聞く。さすがに7mhzはにぎやかだ。CQを出すと1時間余りは順調に呼ばれる。2時間ほどたって呼ばれる間隔が間延びしてきたので、もう一度21MhzやVUを聞いてからQRTとした。思いついての中途半端な参加だったが、少しは楽しむことが出来た。

Xpo

XPOコンテストのスコア(3.5以下や14は固定のアンテナがない)

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白滝山

2013-09-14 | 山と無線

2013年9月14日(土)

 連休初日の土曜日。明日以降は台風の影響でまたも天気が悪いようだ。そんなことで、今日は比良山系の未踏の山である比良岳から烏谷山へ行く予定で自宅を出るが、比良に大分近づいてから財布を忘れたことに気がつく。車のあちこちを探しても生憎と弁当を買うお金がないようだ。仕方なく自宅に引き返す。1時間30分のロス。当初の予定では時間が足りないので、予定を変更して白滝山に向う。

 葛川坊村町の大津市葛川支所前に駐車。既に10時30分を過ぎている。比良山荘前の水車や冷やされているビールが残暑の中で目を引く。

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比良山荘の水車

 地主神社の横から明王谷の林道を進む。初めての道だが、車止めの前に駐車スペースもあった。40分程で三ノ滝先の伊藤新道出合に到着。ワサビ谷沿いの伊藤新道を登る。残暑も重なって汗が噴き出しなかなかピッチは上がらない。35分でワサビ大滝下に到着。荷を降ろして休憩する。

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地主神社の前を通って

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明王谷林道へ入る

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三ノ滝はパス

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伊藤新道出合

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ワサビ大滝

 ワサビ大滝下から山頂までは1時間を予定していたが、今日も相変わらずバテバテでピッチが上がらず、休み休みで1時間20分かかった。白滝山山頂(1022m)は展望はないものの、適度な木陰にさわやかな風があって気持ちよい。430Mhzで泉南市のJA3FQO局と交信し2時間近くかかって往路を戻った。015

白滝山山頂 

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水無山

2013-09-11 | 山と無線

2013年9月9日(月)

 歩いたルート

 正座峰をいったん下山して、北西に位置する水無山(681m)に向った。正座峰から尾根伝いに縦走可能だが、それだと下山後に4キロほど車道を歩かなければならないので安易な方を選んだ。登山口は古屋と中牧の間にある。ここから弓坂という古道を使い、峠から尾根筋をたどって山頂を目指す予定だ。

 弓坂に入る登山口には、比叡山延暦寺などのお札を貼った古い札場があった。弓坂の古道は、尾根筋が掘れて深くなったところも見受けられるような道であった。20分で弓坂の峠に到着。「南無阿弥陀仏 〇〇居士」 と掘られた石碑があった。

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登山口の札場、左には古い墓地があった

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弓坂の古道

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弓坂峠

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峠の供養塔

  峠からは南東に伸びる尾根筋の踏み跡をたどる。この尾根も踏み跡ははっきりしており、藪もなく歩きやすい。峠からゆっくり歩いて25分で水無山山頂に着いた。

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尾根筋からの展望、正面は地蔵谷峰?

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水無山の山名プレート

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水無山山頂

 念のため50MHzを聞くがまったく入感なし。144MHzはFMでトラック局が入感していたので、SSBで少しCQを出すが応答なし。またも7MHzのアンテナに変えて山形県東根市のJA7BSF局を呼び、何とか一座ゲットすることが出来た。下りは20分で往路を戻った。

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正座峰

2013-09-09 | 山と無線

2013年9月9日(月)

 歩いたルート

 ここのところ休日はほとんど雨模様で、しばらく山に行けてなかったので久しぶりの山行きとなった。向ったのは滋賀県高島市朽木村の正座峰(725m)。地形図には名前はないが、昭文社の山と高原地図「京都北山」には登山ルートが紹介されている。朽木南桑原から叫越と呼ばれる古道を上がる。

 南桑原バス停横の空地に車をおかせてもらい、「サケビ越え桑原口」の標識から登山開始。林道をそのまま進むと大きな堰堤にぶつかり早速道を失う。元に戻って農作業中の方に道を聞くと、親切に教えていただいた。言われたところを良く見ると、2本目の電柱の根本に表示の消えた標識があった。

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サケビ越え桑原口の標識

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手前の電柱の根本に標識があった、ここから右へ

 叫越えの古道は途中まで松の倒木が多いが、後半は歩きやすい道だった。ただ、体が鈍っているのか少し歩くとすぐに息が切れて、予定より時間がかかった。43分かかってようやく叫峠(653m)に到着した。

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古道をしばらく登ると作業道に合流、少し作業道を歩いて再び左側の古道へ

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倒木がなければ歩きやすい道

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叫峠の石の道標

 叫峠は桑原と雲洞谷、平良への三本の道が合流している。正座峰はここから古道を離れて、北に延びる尾根筋の踏み跡を進む。踏み跡はしっかりとついており、迷うようなことはないようだ。峠から30分かかって正座峰の山頂に到着した。展望はないが小広い山頂であった。しばらくすると、4人連れの高齢登山者がやってきた。昼にはまだ早いので、すぐに下山された。雲洞谷へ下るという。再び静かになった山頂で7mhzのアンテナを張り、香川県のJA5TP局を呼んで交信した。下山は約40分で往路を下ることができた。

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峠から北に伸びる尾根を歩く

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正座峰の山頂

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おなじみの山頂プレート、この辺りで見かけるのは珍しい?

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