JM3AVI 山と無線大好き

山に登ってアマチュア無線やってます  山ラン(山岳移動ランキング)とSOTAの活動記録

経ヶ峰と稲子山

2021-10-24 | 日記
2021年10月23日(土)
 三重県津市の経ヶ峰(819m)は山頂からの展望が良く、また山頂下には小屋やテント場などの休養施設があって、グループで楽しむ様子などをネットにアップされているのをよく見ていた。国有林内で登山道も整備されており人気の山のようだ。
 登山口の駐車場に着いたのは午前10時頃。既に10台程の車が駐まっていた。林道を登り終点から山道へ入る。鹿除けネットの扉を開けて先に進むと背の高い樹木が途切れて一面のススキが広がる。登ってきた方を振り返ると亀山市や鈴鹿市方面の眺望も広がっていた。
駐車スペース横の林道を登る
林道終点
標識には現在地の緯度経度も書かれている
展望が開けてきた
ススキ原の先に鈴鹿方向の眺望
 笹子山のピークに立ち寄り少し戻って経ヶ峰への道を行く。この先は緩やかな登りの道だ。途中で稲子山への分岐を見送ってさらに進むと小屋やテント場が見えてきた。小屋は津市安濃支所が設置しているようだが、コロナ禍とあって緊急時以外の宿泊や長時間の休憩は控えるように書かれていた。
笹子山山頂は山ラン無効
綺麗な小屋
 小屋から山頂までは階段状の道を登っていく。山頂に着くと一気に展望が広がる。北には鈴鹿の山脈や四日市方向の街並み、東は伊勢湾の先に知多半島や渥美半島がうすらと見える。さらに南から西にかけては伊勢方向の街並みや青山高原の風力発電施設など素晴らしい眺望だ。この日は北風が強く寒い日だったので、風を避けられる所に腰を下ろしトランシーバーを取り出す。430MHzで松阪市のJA2LAA局と約20年ぶりの交信を行い、おにぎりを食べて山頂を後にした。
山頂まではもう少し
ベンチやトイレもあった
この下にお経が埋まっているのか
経ヶ峰山頂
展望台の先は四日市方向
笠取山のドームと風車

小屋の中にも何人か見えたがスルーして先へ
 登りに見た分岐まで戻り今度は稲子山を目指す。道はそれまでの整備された状態とは異なり、急斜面や山腹の細い踏み跡なども出てくる。歩く人も余り多くはないようだ。幾つかのピークを越えながら下りちょっとだけ登り返すと稲子山山頂(574m)だ。三角点の先にこの辺りでよく見かける立派な山名プレートがあり、眺望も少しだけあった。430MHzで岐阜県の高賀山に登っているJS2HYW局と交信することが出来た。後は尾根筋の道を下り林道終点に下山した。
稲子山分岐
急な下りが多い
どんどん下る
稲子山山頂
やや痩せた尾根道
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尾瀬 至仏山

2021-10-12 | 日記
2021年10月5日(火)
 今回の北関東移動最終日は尾瀬の至仏山に登る。前夜は宿が取れず片品村の道の駅で仮眠した(車中泊は一応禁止されているので😁 )。5時に起きてゆっくりと身支度や登山準備を行う。鳩待峠行きのバスが出る戸倉から6時30分のバスに乗ろうと思い戸倉に向かう。
 バスの出る戸倉第一駐車場へ着くと、8人乗りの乗り合いタクシーが何台も駐まっていて着いた人から順番に満車になり次第出発していく。おかげで待ち時間なしで出発することが出来た。
 鳩待峠から至仏山に登るには山ノ鼻から至仏山へのルートが登り専用となっているので、小至仏山経由でピストンするか山ノ鼻経由で反時計回りに周回することになる。今回は周回コースを選択し山ノ鼻まで約200mの標高差を一旦下る。木道が整備された道を雰囲気の良い森や紅葉、朝日や沢の流れを楽しみながら歩いた。
鳩待峠の山荘
尾瀬の入口、機械で入山者数をカウントしている
川に朝靄がかかる

 山ノ鼻にはビジターセンターや山小屋があり至仏山登山や尾瀬ヶ原散策の起点にもなっている。小休止してから鹿害除けのゲートを抜けて湿地帯へと入っていく。湿地帯の草が色づいて草紅葉が美しい。尾瀬ヶ原の端っこだが十分に楽しむことが出来た。湿原を抜けると至仏山まで標高差800mの登りだ。初めのうちは樹林帯を登り、森林限界を過ぎてからは周りの紅葉や尾瀬ヶ原と燧ヶ岳の展望を振り返りながら登った。
山ノ鼻のビジターセンター
この先ゲートを開けて湿原へ
草紅葉が美しい
森林限界を過ぎると尾瀬ヶ原と燧ヶ岳の展望が広がる

 至仏山(2228m)山頂は反対側から登ってきた人を含めてとても賑わっていた。山頂の写真を撮るにも一苦労だ。少し離れたところに腰を下ろして430MHzでCQを出す。昨日も交信した深谷市のJA1VVH局から呼び出しがあり山ランを達成することが出来た。
賑わう山頂
山頂から燧ヶ岳
奈良俣ダム方向
 この後は小至仏山経由で下山することになる。至仏山のルートは蛇紋岩が多くとても滑りやすい。特に小至仏山周辺は通行者も多いためか黒光りしたつるつるの岩の道で注意しながら通った。小至仏山(2162m)も展望は良い。至仏山ほど人は滞留しないので静かな山頂だ。東京都大田区のJJ1STD局他と交信することが出来た。
小至仏山への道、遠くに富士山も見えた
小至仏山の山頂
 オヤマ沢田代の手前から右へ笠ヶ岳の分岐があり、悪沢岳のピークを目指して寄り道する。これまでの整備された道とは異なり、木道もなくぬかるみが多い道だ。悪沢岳(2043m)のピークは登山道の途中のような所だが標識はあった。群馬県太田市JR1KNC局他と交信した。
小至仏山からの下り
笠ヶ岳分岐
悪沢岳山頂
 先ほどの分岐まで戻りまた整備された道を鳩待峠目指して下っていく。眺望や紅葉を楽しみながら、好天に恵まれた四日間の充実した移動を締めくくった。
オヤマ沢田代
紅葉や景色を楽しみながら下山する
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白根山から4座周回

2021-10-10 | 日記
2021年10月4日(月)
 白根山(2578m)は栃木県日光市と群馬県片品村の境界にあり両県の最高峰になる。というか関東以北では最も標高が高い山となるようだ。群馬県側に丸沼高原スキー場があり、ロープウエイを使うと標高1990mの山頂駅まで一気に上がることができるので、標高の割には楽に登頂できる山だ。
 昨夜は丸沼のペンションに宿泊したがそこでロープウエイの割引券をもらった。本来往復2千円だが2割引で乗ることができた。ゴンドラは定員8人だがコロナ対策でグループ毎の乗車となっていて、単独者は一人で乗るようになっている。
ロープウエイセンターステーション、8時の始発前から人が多い
 山頂駅を出て最初は樹林帯の中の広い道を進む。途中からは本格的な登山道となるが、紅葉や時々のぞく樹間の展望に癒やされながら気持ちよく登っていく。標高2400m辺りで森林限界を過ぎると、岩混じりの砂礫の道となるが眺望も一気に広がる。白根山山頂はまさしく360度の展望が広がっているが、昨日登った男体山以外は山の名前はよく分からない。先ずは山ランと430MHzでCQを出す。東京都あきる野市のJR1MOF局からお声がけいただいた。



森林限界を抜けた
登ってきた方向を振り返る
山頂手前の奥宮
山頂まではもう少し
白根山山頂
山頂から男体山方向
 今日は下りのロープウエイの時間を考えながら最大4座での山ランを計画していた。この時点で時間はまだ11時前のため次の前白根山に向かうことにした。白根山から栃木県側にやや急な道を300m程下り、五色沼の南にある避難小屋の横からまた登っていく。こちら側から白根山に登る人もいるが出会う人は極端に少なくなった。前白根山(2373m)山頂からは埼玉県深谷市のJA1VVH局他と交信した。
五色沼
正面に男体山と中禅寺湖
避難小屋から前白根山へ登り返す


前白根山山頂
 次の五色山へはなだらかな稜線散歩だ。左手には白根山の荒々しい山容を、右手には奥日光の山々を見ながら歩く。五色山(2379m)では先客が食事中だった。少し離れた日陰に腰を下ろして埼玉県久喜市の7K4NXB局と交信した。
湯元の湯ノ湖が見えた
五色山山頂
 本日最後の山は座禅山(2317m)。五色山から県境の道を歩き弥陀ヶ池から少しだけ登り返したところに山頂がある。座禅山の山頂は登山道からちょっとだけ外れていて、一般の登山者はここまで来ないようだ。誰が書いたものかダケカンバの幹に山の名が書かれていた。千葉市のJP1IEO局と交信し予定の4座で山ランをすることが出来た。



弥陀ヶ池
座禅山山頂
 後は最短と思われるルートを歩いて1時間余りで山頂駅に戻った。ロープウエイのセンターステーションにある座禅温泉で汗を流し、片品村の道の駅に向かった。
紅葉に癒やされる
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半月山(北関東移動の続き)

2021-10-09 | 日記
2021年10月3日(日)
 半月山(1753m)は中禅寺湖の南にあって中禅寺湖と男体山を望むことのできる山だ。男体山を下山したのが午後3時、車に戻って少し休憩したら気力が復活したので行ってみることにした。中禅寺湖の東を通る県道に入ると午後5時にゲート閉鎖の注意書きが見えた。登山は往復1時間と考えているので大丈夫だろう。道路の終点に広い無料駐車場がありここが登山口となっている。駐まっている車は少ない。途中で路線バスをみたが駐車場にバス停があるのでここまできているようだ。
駐車場から沼田市側
 登山口から歩きやすい道を登っていく。途中で展望台まで行ったであろうカップルやグループの登山者とすれ違う。稜線に出ると展望台があり半月峠への分岐だ。中禅寺湖の先に先ほど登った男体山が見える。観光パンフレットの写真などでよく見る構図だ。稜線の道を通って山頂に向かう。
登山口



展望台に着いた
男体山に少し雲がかかっているが良い展望だ

 半月山の山頂は展望はないが三角点があってハイキングコースの案内板が設置されていた。430MHz・FMでCQをだすと日曜の午後とあって次々と声がかかる。千葉県市川市のJG6XYS局他と交信した後、ゲート閉鎖時間があるのでと断って無線をやめ下山した。
半月山山頂
駐車場に下りると路線バスが待っていた
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KCJコンテストの結果

2021-10-07 | 日記
2021年10月7日(木)
 8月に参加した第42回KCJコンテストの結果が先日メールで届いていました。(参加時のブログはこちら)このコンテストは、参加局が提出したログを相互にチェックして内容が一致している場合のみ得点として認められるという厳しい規定があります。つまり、参加した以上はログを提出しないと相手局に迷惑を掛けてしまいます。
 私が提出したログは、252局と交信し、マルチは50で総得点13,000点というものでした。今回届いた結果では、11,850点に減点されていました。減点の内容としては、①相手局のミスコピーが3、②バンド不一致が1、相手局のログ提出がなかったものが18となっていました。いずれもこちら側のミスではなかったので安心しました。
 参加した部門は「シングルオペ・7MHz・シングルバンド」で、参加局150局中19位、京都府では1位入賞となっていました。
 思いつきで参加しましたが楽しめました。関係者の皆さんに感謝です。
ダウンロードした参加賞、名前は消しています
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日光の男体山に登る

2021-10-06 | 日記
2021年10月3日(日)
 今回の北関東移動は日本百名山を三つ登る計画だ。一つ目は日光の男体山(2486m)。南麓にある二荒山神社が登山口で、標高差は1200mある。ここのところ3時間ほどの登山でバテていたので、この標高差に所要時間が6~7時間もかかるとあって登れるかなと心配しながらの計画だった。
 神社入口の国道沿いに無料の駐車スペースがあり、何とか車を駐めることが出来た。鳥居を通って境内に入っていくと、登山者必読と書かれた注意事項が掲示されその先に登山者受付があった。申込書に必要事項を記入し隣の受付で千円の登拝料を納めて御守りをいただく。いわば登山手形のようなものだ。登拝口から一合目までは石段や整備された道が続いている。
国道沿いの神社入り口、すぐ側に駐車することが出来た
登山者受付所
登拝口から登山が始まる
最初は石段を登る
一合目から先は山道となる
 一合目から三合目までは鬱蒼とした針葉樹の森の中を登る。三合目で工事用の林道に合流し四合目までは林道を歩く。途中に緩やかな道があるのも息抜きになっていいものだ。四合目から先は急登が続く。広葉樹やヤシオツツジなどの紅葉と時々のぞく中禅寺湖の眺望に背中を押されながら登っていく。八合目の前後は岩の多い道だ。九合目を過ぎると傾斜は緩やかとなるが、砂礫の道で注意しながら最後の一踏ん張りだ。
二合目
四合目



五合目
八合目
九合目
山頂近くはこんな感じ
 男体山山頂は中央に二荒山神社奥宮があり、右に行くと三角点と太刀のモニュメントがある。また左には太郎山神社の祠があった。そろぞれを見てから山頂に戻って無線をする。千葉県夷隅郡移動のJK1EDI局と交信することが出来た。
中禅寺湖と戦場ヶ原
奥宮
右手のピークに太刀が見える
 

山頂からの眺望


左手の祠

 下山も同じルートを下る。急坂の下りは足に応えるが何とか予定していた範囲の時間内で登山を終えることが出来た。
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鹿沼市の茂呂山

2021-10-05 | 日記
2021年10月2日(土)
 今回の移動初日の最後に鹿沼市の茂呂山(193m)に向かう。南側に広い無料駐車場があり、ここに車を置いて生活環境保全林の遊歩道を歩く。途中で遊歩道は分からなくなったが山頂方向に細い山道があったのでそれを登った。山頂には東屋や三角点の他に、鉄塔を撤去した跡のようなものがあり立入禁止の措置がとられていた。標高が低いのでダメ元で430MhzでCQを出してみると、地元のJJ1XWS局から応答があり、初日は三座での山ランとなった。
広い駐車場
茂呂山生活環境保全林
駐車場の横から遊歩道を行く
茂呂山山頂
三角点も立入禁止の中
山頂の先からちょっとだけ眺望があった
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多気山

2021-10-03 | 日記
2021年10月2日(土)
 天狗鳥屋を下山後近くの多気山(たけざん、377m)に向かう。この山は麓に多気不動尊がありそこの駐車場を借りて往復1時間程度で登れそうだったので行ってみた。
 多気不動尊は立派な構えの境内で本堂の他多くの建物があった。本堂の左手から多気山への階段道が伸びており、「多気山頂・御殿平 徒歩30分」の標識がかかっていた。先ほどの天狗鳥屋では誰にも会わなかったが、ここは下山してくる何人もの人に出会う。小さな子どもを連れたお母さんもいて、手軽に来られる場所として地元では有名なのかも知れない。

赤い幟の中綺麗な石段を登る
多気山本堂
多気城跡への案内
 多気城跡は標高760mほどだが、広い城跡に飛び出すと一気に南側の展望が広がった。少し南側の別ルートから登ってくる人が多くとても賑わっている。なにわともあれ先ずは山頂へと向かう。山頂は展望はなくピークハント以外の目的ではパスしても良さそうな感じだ。430Mhzで埼玉県児玉郡移動のJH1JDI局と交信することが出来た。山ランを達成したので城跡に戻ってしばし展望を楽しんでから同じ道を戻った。
城跡からの眺望、遠くの山脈の右端は筑波山らしい

眺望説明図
山頂はこんな感じ
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宇都宮市の天狗鳥屋

2021-10-02 | 日記
2021年10月2日(土)
 昨年計画しながら諸般の事情で断念した北関東方面への山ラン移動を決行する。初日は早朝に京都を出発し今夜の宿泊地である栃木県宇都宮まで移動し、着いた時間によって付近の低山に登る計画だ。
 まず予定していたのは宇都宮市森林公園内にある山。当初は古賀志山と御岳山を考えていたが、森林公園内の最短登山口への道は途中から自転車と管理用車両以外通行禁止となっていた。YAMAPのルートタイムでいろいろ計算したが、歩いてアプローチすると時間オーバーになりそうだったので断念し、赤川ダム駐車場から最寄りの天狗鳥屋(てんぐとや、365m)に登ることにした。
駐車場内の公園マップ
赤川ダム
 キャンプ場の向かいにあるトリムコース内の遊歩道を登ると途中に小さなアスレチック施設が点在している。それが終わると細い道に変わり余り人が歩いていないのかくっつき虫などの雑草が多かった。山頂への道にはコブシ岩や展望台の標識もあったが、山頂に着くまでまったく展望はなし。結局どこがコブシ岩なのか分からず終いだった。山頂も展望はないが今日は暑い日となったので日陰は助かる。430Mhzでさいたま市移動のJQ1UMU局と交信し来た道を戻った。
初めのうちは遊歩道
アスレチック施設
遊歩道はここまで
可憐な花、雑草かな
分岐にはコブシ岩の標識
天狗鳥屋山頂
山頂の山名プレート
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