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山に登ってアマチュア無線やってます  山ラン(山岳移動ランキング)とSOTAの活動記録

雲石嶽、万燈山から鷹ノ巣山

2012-03-25 | 山と無線

3月25日(日)

 京都北部の日本海側は昨夜からみぞれ模様で、高い山は雪を被っている。そんな天気も福知山から南に来ると時折日差しが指すようになる。船井郡京丹波町の地形図「菟原」で、未踏の三座に登ってきた。

 一座目は雲石嶽(566.9m)。五条山の北北西にあり、事前のネット調査では笹薮が激しいとのことで覚悟して挑んだ。選択したコースは、国道173号線みずほトンネルの上にある旧道榎峠から尾根を辿るコース。質志集落から旧道に入るが桂集落上の水道タンクから先は通行止めの表示があるのでここに車をおく。旧道を榎峠まで歩き、地形図のトンネル上を南東に伸びる地道を進むが、廃道になって久しいようだ。終点の小屋も朽ち果てている。小屋の裏から尾根に乗り西に進む。しばらくは低木の藪を避けながらの登りだ。突然KBS京都のアンテナ施設が視界に飛び込んでくる(N35°14'18",E135°18'57")。

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KBS京都の中継局

 その先は笹の混じった尾根となるが、予想に反して笹藪は深くなく、踏み跡もあって難なく歩くことができた。駐車場所から50分で三角点のある山頂に到着した。430mhzで堺市のJA3WPN局と交信した。

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雲石嶽への尾根筋、笹は深くない

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雲石嶽山頂

 下山は同じコースをアンテナまで戻り、その先はアンテナ保守用の急な地道を下る。どこへ下りるのかわからなかったが、榎峠のトンネル上の道に下りることができた(N35°14'24",E135°19'2")。登りもこちらのほうが楽なようである。下山は30分であった。

 残りの二座は京丹波町と兵庫県篠山市の境界尾根の山。万燈山(300m)は府道97号立岩集落から府県境を北西に上ったところにある。登り口がよく分からなかったので、兵庫県側の路肩に車をおいて、田んぼの中の道を進み橋を渡って竹薮から尾根に取り付く。低木の藪を避けながら府県境の急な尾根を山頂目指して登る。25分で小広い山頂に到着した。山頂には「明智光秀・・・」と読める朽ちた標柱があるだけで、展望もない。ネットで調べたところ、明智光秀が福知山城を攻めるにあたって築いた陣跡の一つのようだ。18Mhzで強く入感していた台湾のBU2AQを呼んで山ランを達成する。

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駐車場所辺りから見た万燈山

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万燈山山頂

 次の鷹ノ巣山へは府県境の尾根を西へ進む。南側はゴルフ場で、プレーする人の声やボールを打つ音が聞こえてくる。この尾根も倒木が激しく歩きにくいと聞いていたが、万燈山から300m程西に進んだ頃、尾根筋で焚き火をして休憩している人に出会う。聞けば、ゴルフ場の関係者で兵庫県の補助を受けて鹿避けの柵を設置するため、尾根筋の樹木を伐採しているとのこと。西側から進んできて、2ヵ月半でここまで来たとのこと。「ここから先は鼻歌交じりで歩ける」とアドバイスをいただく。確かに広く伐採された尾根が延々と続く。鷹ノ巣山(365.4m)山頂も伐採跡の中で、三角点がなんとなく寂しそうに見えた。HFのアンテナを張るにも遮るものはなく、1.9MhzのDPでも問題なく展開できそうであった。そんなことを思いながら7Mhzで横須賀市のJJ1XPQ局と交信した。

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鷹ノ巣山への伐採された尾根筋

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鷹ノ巣山山頂

 下山は来た尾根を戻り、万燈山の手前から山頂の南側を巻く道があったのでこちらに入ってみる。途中で万燈山への登りに使った府県境尾根を横切り、やや荒れ気味の道を東北東の谷伝いに下る。府道に下りた所は県境から350m程北だった(N35°10'40",E135°16'42")。

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湖南アルプスと袴腰山で山ラン

2012-03-20 | 山と無線

3月20日(火)

 春分の日は朝から晴天で絶好の登山日和となった。今日は湖南アルプスで未踏だった矢筈ヶ岳と笹間ヶ岳に登り、時間があれば近くの袴腰山も計画に入れていた。

 大津市田上の湖南アルプス登山口の先にある富川道登山口の手前に車数台を停めるスペースがあるので、ここに車を駐車する。

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富川道から登山道に入る

 富川道は所々水が走る谷筋の道で、岩場もあるが快適に歩くことができる。御仏河原には明治20年頃に造られたという滋賀県最古の空石積堰堤があった。

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滋賀県最古の御仏堰堤

 堰堤を過ぎた先に矢筈ヶ岳への分岐があるので、先に矢筈ヶ岳を目指す。尾根筋の歩きやすい道だ。山頂手前の出合峠からは急登となる。歩き始めから70分で矢筈ヶ岳山頂(562m)に着いた。430Mhzで岡崎市移動のJP2MYG局他と交信する。

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矢筈ヶ岳の山頂、北方向に少しだけ展望があった

 矢筈ヶ岳での山ランを終えて来た道を分岐まで戻り次の笹間ヶ岳に向う。こちらの道は東海自然歩道の一部らしく、小さな池にも柵が設けられるなどより一般向きの道だ。出会う登山者も多い。

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笹間ヶ岳への途中にあった小さな池

 矢筈ヶ岳から分岐まで40分、さらにそこから40分で笹間ヶ岳(432.9m)に到着した。山頂には大きな岩があり、その横に三角点があった。岩に登るには梯子が設置されている。岩の上に登ると素晴らしい展望が広がっていた。430MhzでCQを出し、鈴鹿の鎌ヶ岳に登っているJP3BZY局、徳島県美馬市龍王山移動のJJ5CXF局他との交信を楽しむ。下山は迂回路経由で往路を戻る。駐車場所まで60分を要した。

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笹間ヶ岳山頂の八畳岩に登ると素晴らしい展望が広がる

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山頂の三角点は八畳岩の横にある

 湖南アルプスでの2座を終え、袴腰山(391m)に向う。登山口は大津市南郷3丁目にある湖南変電所だ。

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瀬田川沿いの南郷公園から見た袴腰山

 変電所東側住宅地の間の道を南に入ると墓地があるので、その手前の空地に車を停めた。ため池の横を通り変電所の南側に来ると自然と登山道となり、袴腰山への指導標が設置されていた。

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変電所の南東にある登山口

 あとは一本道、歩き始めて35分で迷うことなく山頂に着いた。山頂からの展望はないが山ランのプレートなど多くの山名板が架かっていた。430Mhzで大和葛城山の山ランメンバーJO3EAJ局とファーストQSOすることができた。この先道は立木観音まで続いているようだが、立木山は山ランのポイントではないのでそのまま往路を下山した。

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袴腰山山頂

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高龍寺山

2012-03-18 | 山と無線

3月18日(日)

 福知山市私市にある高龍寺山(194.7m)に登った。山の北側にある下報恩寺集落から水田の中に伸びる舗装された農道に入る。地形図にある点線の道以外にも舗装道があり、舗装の途切れる辺りに車を停めた。右手に作業小屋を見て舗装が地道に変わる少し先から、左側の斜面を適当に登る。

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作業小屋の少し先から左の斜面に取り付いた

 植林された人工林はほんの少しで、直ぐに雑木の林となるが藪は深くない。山頂から北に延びる尾根に乗ると明確な踏み跡が現れる。倒木はあるが山頂まで尾根道を登る。駐車場所から30分足らずで三角点のある山頂に到着した。山頂付近は古い山城の跡で段々の平地となっている。展望はない。VUはまったく入感がないので、久しぶりに18Mhzのアンテナを張り、北海道足寄郡から出ていたJA8JXC局と交信した。

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城跡の山頂、三角点があった

 下山は往路を戻り20分で下ることができた。

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下山後に下報恩寺の府道から見た高龍寺山

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八王子山から三石岳へ

2012-03-11 | 山と無線

3月11日(日)

 東日本大震災から1年、京都ではなぜかマラソンが開催され交通規制で市内の交通は混乱が予測された。地震や原発事故による被災からの一刻も早い復興を念じつつ、混雑の京都を電車で離れて近場の山に出かけた。

 京阪電車で大津の坂本へ。電車を降りるとホームから八王子山(381m)が見えていた。日吉大社の東本宮横にある牛尾宮の石段を登ると奥宮まで広い参道が続いていた。奥宮の二棟の建物の間に大石があり、その右手から八王子山に登った。山頂にはケルンのような石積と山名プレートがあった。430Mhzで草津市をモービル移動中のJP3BZY局と交信した。

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坂本駅のホームからも八王子山が見える

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八王子山の登山口は日吉大社

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山頂直下の奥宮

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奥宮の間にある大きな石の上から琵琶湖を望む

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八王子山山頂

 八王子山でのヤマランを終え次の三石岳に向う。山頂から北西方面に三石岳への指導標が立ち木に打ち付けられていた。直ぐに地形図の道に合流し、所々階段なども整備された登山道を進む。その先で地形図にはない林道が現れ、林道を横切ったりはたまた林道を歩いたりして三石岳に向う。山頂直下で少しだけ道が不鮮明な所があるが、GPSや地図で方向を確認しながら高みを目指して登ると、三等三角点のある三石岳山頂(675.5m)に到着した。山頂は樹木に囲まれ展望はない。笹間ヶ岳へ登山中のJO3ALU局や枚方市国見山のJM3GVH局と交信した。

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三石岳山頂の三角点

 山頂で昼食を食べていると大勢の登山者がやかましく登ってきた。下山は往路を下る予定が、なんとなくそのグループと同じ方向に下り始めてしまい、間違えて西南方向の尾根を少し下る。直ぐに間違いに気がついて元に戻り、八王子山は山頂を通らず巻き道を選択して往路を下った。

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