JM3AVI 山と無線大好き

山に登ってアマチュア無線やってます  山ラン(山岳移動ランキング)とSOTAの活動記録

霧氷の三峰山他で山ラン

2012-02-29 | 山と無線

2月27日(月)

 奈良県移動二日目は三重県境の三峰山へ登った。三峰山の登山口は御杖村の青少年旅行村。昨年の台風12号の影響で施設は閉鎖されているが、駐車場は利用できる。三峰山へは幾つかの登山道があるが、今回は山ランポイントを稼ぐために新道峠からのルートを選んだ。

 一座目は大台山(858m)。林道終点から登山道に入り直ぐに大台山への尾根筋をたどる。山ラン先輩局のリボンやプレートがあるだけの地味な山頂だった。430Mhzで堺市のJA3WPN局と交信する。

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大台山山頂のリボン

 登山道に戻り新道峠をめざす。登山道は最初から凍てついていたが、途中からいよいよ霧氷が見られるようになった。新道峠から先は霧氷の造形に感動の連続だ。積雪も多くなるが、登山道は踏み固められて軽アイゼンのみで問題なく歩ける。新道峠と三峰山の中間辺りのピークが登り尾峰(1156m)だ。山頂表示らしき看板が落ちていたが、古くて読むことができなかった。津市のJL3TPD局と交信した。

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霧氷のトンネルを歩く

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常緑樹もこのとおり

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登り尾峰山頂

 じっとしていると寒さが堪えるので三峰山へ向う。ここまでに出会った登山者は数人だったが、ここから三峰山までは多くの登山者とすれ違う。登り尾コースを登ってきた登山者のようだ。三峰山山頂(1235m)は北側の展望が開けている。430Mhzで空周波数を探すもトラック局が占領しており、寒さで長居できないのでそのうちの1局とレポート交換して山ランを終える。

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三峰山山頂

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山頂から北方面に眺望があるが今日はガスでいまいち

 下山は登り尾コースを下る。途中から天気が良くなり、曽爾の山々がくっきりと見えた。

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下山途中には天気が回復し曽爾の山々が見えた

 三峰山を後にして、京都への帰り道に天理市の龍王山(586m)にも登ってきた。山頂一帯は城跡で遊歩道などが整備されており、山頂近くまで車で登ることができた。430MhzでCQを出すとJH3JFF局他から応答があり、今回の奈良県移動を終了した。

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龍王山山頂

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山頂から大阪府県境の山々を見る

 

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御破裂山と音羽三山ほか

2012-02-27 | 山と無線

2月26日(日)

 奈良県移動初日。桜井市の談山神社へ向うと標高が上がるにつれみぞれ模様になってきた。談山神社の駐車場もシーズンオフとあってがらがら。普通車は無料だが神社への入山料500円が必要だ。境内の左側から御破裂山(610m)への登山道が伸びている。枕木で造った階段や簡易舗装の道が続く。20分ほどで藤原鎌足の墓所がある山頂に到着。山頂は立ち入りが禁止されているが、山頂の裏側に展望所があった。CQを出すと金剛山系移動中のJH3JFF局から応答があった。

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談山神社境内

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御破裂山山頂の鎌足墓所

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御破裂山山頂からの展望

 御破裂山を下りて音羽三山に向う。針道集落の林道ゲート前に駐車。林道を大峠目指して登る。大峠からはクマザサの藪を進む。腰より高い藪が続きダニがつかないか気にしながら何とか熊ヶ岳(904m)山頂に到着する。山頂もわずかな切り開きの周囲は笹に覆われている。紀の川市飯盛山のJO3TQR局他と交信し次に向う。

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熊ヶ岳山頂

 経ヶ塚山(889m)へも深い笹薮の道が続く。山頂では先客のグループが昼食中だった。端っこで無線機を出し二上山のJA3JCH局と交信していると大原山移動のJL3VOG局からブレイクが入る。山ラン終了後立ったまま昼食を済ます。

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山頂の経塚

 次の音羽山(852m)へは15分ほどで到着した。この道は藪も濃くなくのんびり歩けた。CQを出してJA3WPN局と交信し音羽三山を終える。

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音羽山山頂

 当初下山は往路を戻る予定であったが、縦走路のアップダウンが結構あったのと、何より激しい笹藪を戻る気になれず音羽観音への道を下る。観音寺からは簡易舗装された急な下りが続き足にこたえた。

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音羽観音の本堂

 音羽観音を下りて百市、八井内集落を辿り駐車場所の針道に戻る。この道も結構長く疲れが増す。一周するなら駐車場所は不動滝辺りが良いだろう。

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八井内の破不動の大石

 本日最後の予定は宇陀市大宇陀区の城山(471m)。大宇陀の道の駅に車を停め、古民家の街並みを歩いて登山口の春日神社まで散策する。

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大宇陀の歴史を感じる街並み

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古い看板が興味をそそる

 春日神社の横から城山への道を登る。山頂付近は橿原考古学研究所の発掘調査が行われていた。山頂は周囲を遮るものがなく展望が広がっていた。阿倍野区のJR3OWV局他と交信し本日の五山を終了した。

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城山山頂

 

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京都府綴喜郡で四座

2012-02-19 | 山と無線

2月19日(日)

 京都南部の2万5千分一地形図「朝宮」から「田辺」で未踏の山へ登ったきた。

 一座目は飯尾山(いのうさん、460m)。京都府綴喜郡宇治田原町と滋賀県甲賀市の境界で、地形図「朝宮」にある。国道307号線を滋賀県方面に進み、県境の裏白峠手前の道を北に入る。舗装された林道が続いているが、今日は積雪が10cm前後あったので国道から少し入ったところに駐車した。林道を登り、県境付近を通る辺りの茶畑から山頂まで道が付いている。山頂横にはNTTドコモのアンテナが立っていた。430Mhzで高槻市のJO3BAO局と交信した。

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茶畑から続く飯尾山への道、NTTの管理道のようだ

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飯尾山の山ランプレート

 飯尾山での山ランを終え林道に戻る。今日の積雪は10cm前後で、雪を被った茶畑が広がっている。二座目の黒山(510m)へは林道終点の手前から茶畑へ入り、県境尾根を北へ進む。所々動物の足跡があるだけの新雪で、気持ちの良い道が続く。途中、巻き道に入って道を間違えたりしたため、飯尾山から1.5km程を70分ほどかかって黒山山頂に到着した。積雪のため三角点は発見できなかった。大津市のJN3GZY局のCQに応答して山ラン終了。来た道を40分で駐車場所まで戻った。

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雪を被った茶畑

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黒山には多くのプレートが架かっていた

 「朝宮」での二座を終え、国道307号線を戻って綴喜郡井手町に向う。城陽市と井手町の境界に茶うす山(94m)がある(「うす」は林の下に石)。井手町多賀東部の路上に駐車場所を探し、あとはGPSとコンパスを頼りに山頂を目指す。途中、茶畑や果樹園、竹薮を横切り、山頂手前では竹林を切り開いて造成中の所を抜けた。山頂も竹薮の中だが三角点があった。関西に出張っている山ラン主宰のJA1JCA局が、木津川市の内ノ倉山から出ていたので交信した。

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茶うす山の山ランプレート

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茶うす山の井手町側では竹林を切り開いて開発が進んでいた

 本日最後の鏡谷山(176m)は茶うす山から市町界を東に進んだところにある。茶うす山からしばらくは廃園のような果樹園や、折れた竹が重なり合った竹林を抜けていく。途中から黄色い境界杭のある道が現れ、山頂へは少しだけ斜面をよじ登る。鏡谷山山頂辺りには石柱が立っていたが、周辺を探してもその他に山頂を示すものは見つけることができなかった。河内長野市移動のJN3IEN局と交信し本日の山ランを終了した。

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鏡谷山山頂と思しき所

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金山へ

2012-02-12 | 山と無線

2月12日(日)

 南丹市園部町のるり渓の南にある山。南丹市と亀岡市の境界である。今日の京都北部は朝からみぞれ模様で、福知山から京丹波町へ入っても小雨が降っていた。とりあえず南丹市の未踏の山金山へ向ってみる。登山口であるるり渓温泉辺りまで来ると雨も止み、時折薄日も差している。るり渓少年自然の家前の道路脇に車を停める。こんな辺鄙なところでも、るり渓温泉の駐車場にはびっくりするほどの車が停まり、通天湖でも釣人がボートに乗っていた。

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薄氷の張ったところもある通天湖

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瑞専寺先の遊歩道取り付きあった案内板

 金山の西900m程にあるP650までは遊歩道が何本も伸びている。ただし、この遊歩道は赤土を削ったような道で、霜柱でふかふかになっている。小川に渡した丸太の橋や、階段もかえって歩きにくい。P650から先は、東に伸びる尾根筋を辿る。藪もなく広い尾根が続く。薄っすらと積もった雪の上に、先達者の足跡とマウンテンバイクの車輪のトレースが続いている。

 歩き初めから60分余りで三角点のある金山山頂に到着した。山頂は雑木に囲まれ展望はない。430Mhzで泉南郡熊取町移動のJO3WSP局他と交信できた。下山も往路を辿って60分で車まで戻った。

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金山山頂

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山頂のプレート

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滋賀県南部で四座

2012-02-06 | 山と無線

2月5日(日)

 滋賀県の湖南市から甲賀市にかけて山ランに行ってきた。車でできるだけ山頂近くまで行く安直な計画だ。

阿星山(693m)

 栗東市と湖南市の境界の山。県道12号線を南に走り、道の駅「こんぜの里りっとう」を過ぎて大津市境手前から舗装された林道に入る。山頂手前500m程の所に、ゲートの閉まった右に入る道があるのでその前に車を停めた。ゲート横の隙間から舗装された道を上がる。2基目のアンテナを過ぎると山頂まで少しだけ笹原の急登があった。駐車場所から山頂まで15分足らずで到着した。山頂にも3基目のアンテナがあり、ベンチと頭だけ見える三角点もあった。比叡山移動のJF1SSM局と交信する。

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阿星山山頂

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阿星山山頂のアンテナ、3基ともどこのアンテナかわからなかった


大納言(596m)

 阿星山の南東、湖南市と甲賀市の境界にある。地形図で見ると県道53号のアセボ峠から山頂まで道が伸びている。しかし、県道からの取り付きに鎖のゲートがあり、車での進入はできなかった。駐車場所を探して県道を行ったり来たりするがほとんど路肩に余裕がなく、500m程南に下った所に何とか駐車できた。林道には200m間隔で黄色い石柱があり、山頂までちょうど2kmであった。駐車場所から35分で、NTTのアンテナや高圧線鉄塔の立つ山頂に到着した。なお、三角点は200mほど手前にあるようだが確認はしなかった。富田林市移動のJN3IEN局と交信した。

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大納言山頂のNTTアンテナ

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大納言山頂からの眺望


盆天山(246m)

 甲賀市にある「みなくち子どもの森」の南にある低山。近江グリーンロード(国道307号)沿いに無料駐車場がある。駐車場の端に案内板があるので、これを参考に山頂方面への広い道を進む。山頂手前は少しだけ山道に分け入る。山頂には古い給水施設があり、三角点と真新しい山名表示があった。甲賀市のJR3MHP局と交信できた。

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駐車場脇の案内板

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盆天山山頂


古城山(283m)

 甲賀市水口町の中心部にある城山。城跡は程よく整備されており、道は何本もあるようだ。山の北東にある中学校前から舗装された道を上がる。駐車場の表示があったが、水道施設の前でゲートが閉まっており、駐車場までは進入できない。水道施設前に駐車。横の階段を上がって行くと三の丸跡に到着。そこから二の丸を過ぎ、三角点のある山頂へ。雪を被った鈴鹿の山が美しい。堺市のJA3WPN局と交信した。

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古城山の三角点

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古城山の説明、最初に城を造ったのは羽柴秀吉と書かれていた

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古城山から鈴鹿方面の眺望

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高槻の三好山と阿武山で山ラン

2012-02-04 | 山と無線

2月4日(土)

 高槻市にある三好山と阿武山へお手軽山ランに行ってきた。

三好山(180m)

 三好山の南東にある黄金の里の老人ホーム下に路上駐車。北に少し行くと「三好山へ40分」の立派な指導標がある。地形図にある道を北に進み、鞍部の辺りから西に折れると山頂まではすぐだ。20分もかからなかった。山頂は広い城跡で、地元の方が笹を刈っておられた。430Mhzで高槻市のJA3ODB局と交信する。

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三好山の登山口

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三好山山頂は城跡

阿武山(281m)

 高槻市と茨木市の境界にある山。南に阿武山古墳と京都大学の地震観測所がある。

 阿武山学園や病院前の道を登っていくと奈佐原四丁目の先で地震観測所進入路のゲートがあるので、邪魔にならないところに車をおく。ゲートの横に人が通れる隙間があり、古墳まで900mの指導標も立っている。舗装された緩やかな進入路を登り、観測所の建物前を過ぎると、古墳までは150mだ。登山道は幅1mを超えるような歩きやすい道が続いている。

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地震観測所侵入路のゲート、右に人が通れる隙間がある

 阿武山古墳は昭和9年に発見されたそうで、飛鳥時代の貴人の墓だそうだ。藤原鎌足の墓との説もあるようだが現在のところ決め手はないらしい。古墳を過ぎて山頂まではさらに750mほど登る。山頂手前には西方向に眺望の良いところがあった。山頂は広く、三角点やベンチなどがあってくつろげる。堺市のJH3JFF局他と交信できた。

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阿武山古墳

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阿武山山頂

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山頂から南東方面にわずかな眺望がある

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