B級2組順位戦6回戦対西川七段戦。

2006-10-21 | 対局

西川七段とは初対戦。▲7六歩△3四歩▲6六歩にいつもは△6二銀なのですが局面を眺めているうちになぜか振り飛車の気分になってしまいました。結局、10分以上迷って△3二飛。石田流から穴熊に組みました。

              

穴熊は固いのですが仕掛けることができずに待つ展開に。

              

▲2五桂に△同桂と取った局面。▲1一角成が普通ですが△3七桂成で▲3五香には△3六成桂があります。よって本譜は香を取らずに▲2二角成。これには△3三角▲2三馬△4四角が絶好の捌きかと思っていたのですが▲2五飛△3六飛▲4五馬△7七角成に▲同玉なら先手陣を攻略するのが難しかったと思います。本譜は▲同桂△3八飛成と進展。

             

△7五桂に3五にいた馬を引きつけた局面。△7四金▲同桂と跳ばせて△8六銀が筋ですが(△8六飛は▲9七玉)▲9七金△7七歩成▲同馬△同銀成▲同玉で寄りません。長考の末、△6七銀▲同馬(▲同銀は△8七飛▲7八玉△8六飛成)△同桂成▲同銀△7七歩成▲同玉△7五桂(下図)と攻めましたが細いので確信があったわけではありません。

             

ここがポイントでした。図では▲7六銀と逃げて△6七角▲6六金△7六角成▲同玉と頑張れば△8九飛は▲7九桂で切れ筋。△5七飛も▲7九桂で△8七銀▲7五玉△7七飛成▲7六飛△同銀成▲同金で攻め切れそうもありませんが後手玉も固いので実戦的には大変か。

本譜は▲7八銀△6七角(取れば△8七飛)▲6六金△7六歩▲同金△5七飛で寄り筋に。なんとか攻め切って勝ち。久々の振り飛車でしたが、指してみてわかったこともあり収穫の多い一局でした。

勝って6連勝。11月は抜け番なので次は12月です。残り4戦も頑張ります。

 

ディープインパクトの件はビックリしましたが故意にやったということは有り得ないので汚点だとか成績に傷が付くということはないと思います。ディープがヒーローであることに変わりはなく次走が楽しみで仕方がありません。来週の天皇賞(秋)に出るかどうか注目されていますがジャパンカップを観戦しに行くのでそこまで引っ張ってもらいたいところです(笑)

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