女流王位戦は最終局へ。

2007-10-23 | 将棋
女流王位戦第4局は清水女流王位が勝って2-2のタイに。昨日書いたように清水女流王位が調子を戻してくるかどうか。という点に注目していましたが、今日は前3局とは違っていつもの女流王位の将棋でした。土壇場で調子を戻してくる辺りはさすがです。

55手目▲5四銀は勢いを感じさせる、らしい手ではありますが・・・と金が大きく、後手優勢に。
前例にとらわれない大胆な発想は石橋女流四段の持ち味ですが、ここは定跡通りに▲4六角△3七歩成▲同角と進めるしかなかったようですね。
以下はきっちりと余して清水女流王位の快勝でした。最終第5局は11月5日です。


「電車男」以来、ドラマを見ていませんでしたが先週から始まった「暴れん坊ママ」を見ています。柊も来年から幼稚園なので、思わず見入ってしまいますね。
しかし、もう幼稚園とは早いもので、あっという間に小学生になるんでしょうね。最近ふと、どんな人間に育っていくのかと思うことがありますが、心配しても仕方がないですか。

自分は、思ったことをすぐ口にしてしまい「こう言ったら、相手がどう思うか」という2手の読みもできない小学生でした。そんなんですから、女の子をいじめてしまい、親御さんから電話が掛かってきたこともあります。相手の気持ちが読めないので自分では気が付いていませんでしたが、友達を傷つけることをしょっちゅう言っていたのだと思います。
両親と先生にこっぴどくしかられて、ようやく少しは相手の気持ちも考えるようになりましたが、未だに悪い癖として残っているようです。
昔、将棋世界に「待ったが許されるならば」というコーナーがありましたが、可能ならば10数年前に飛んで行って注意したいくらいです。

というわけで柊には相手の気持ちがわかる優しい人間になってもらいたい、と切に願っています。父親なんだから願うだけじゃいけませんけど
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NHK杯戦2回戦対島八段戦。

2007-10-23 | 対局

1回戦はシードで2回戦から。振り駒で後手番になり、相矢倉模様の出だしだったのですが島八段は▲5六歩ではなく▲4六歩と旧型に構えました。

                          

先手は角を7九~6八~5九~2六に移動させる4手角。銀を7七に上がらずに7九のまま7七~5九~2六と持って行く3手角に比べて1手損なので、現在はあまり指されていない戦法。と言うわけで、この戦法を相手にしたことはほとんどなく、対応を誤って先攻されてしまいました。

図で△2二角と受けましたが、引いた角を上がるようでは失敗を認めたようなもの。角が2二にいては△2二玉と入城することが出来ず、かなり指しにくい将棋にしてしまいました。

            

図から△4四角が勝負手。その前の△4二飛は角交換後の▲8三角を消すという意味です。角をどかして△2二玉を実現しなければ、勝てないと思いました。

            

あまり見ない角打ちですが、受けがありません。▲3五歩で1回は止まりますが△同歩が次に△3六歩で銀桂の両取り。▲2五桂と先逃げしても△3六歩で銀を助ける術がありません。

実戦は▲3五歩△同歩に▲7四角成△3六歩▲5五銀でしたが△3七歩成と、と金が大きくやや優勢に。

この後も難しいところはありましたが、最後は入玉で勝ち。

初戦突破でベスト16。昨年はここで負けてしまったので、今年は上を目指したいです。 

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