相矢倉、脇システムと呼ばれる形に。
△6九角と打ち込んだところ。1図では攻勢の▲1五歩、守勢の▲4八飛があり、島八段は後者を選択。
角銀交換の駒損ですが、玉頭を押さえているのは大きなポイント。図から▲4六角△6四歩▲6三角と先手は二枚の角を投入し、攻め切るか、受け切るか、という展開に。
△7四金に▲8六馬と引いたところ。△7五金が普通ですが▲5九馬と逃げられて、歩切れなので次がありません。
実戦は3図で△8四金と歩を補充。ここで取るようではおかしいかとも思いましたが、やはり玉型の差が大きかったようです。
4図、△6七金打▲6九玉△5七金と角を取ると▲1三銀と打って、1三で清算後▲1八飛と回る手があって後手玉は詰み。
▲5七角を取っても詰めろが消えないので△4二金引と▲6四馬の利きを消して△3一玉を可能にしました。
以下▲1三歩成△同桂▲1四歩に△7七金▲6九玉△5六桂まで。
△5六桂は次に△6八金打から清算して二枚飛での詰めろで、飛取りににもなっているので、受けが利きません。後手玉は▲1三歩成に△3一玉で安全です。
終局は23時24分でした。
勝って6勝5敗に。ようやく残留が決まりました。降級の心配をするのは初めてのことだったので、ホッとしています。
最終戦も勝つと負けるとでは順位が大きく(4位~9位)変わってきそうなので、頑張ります。