うるう年。

2008-02-29 | 将棋
王将戦は羽生王将が勝って4-1で防衛でしたね。最後は久保八段が玉の逃げ方を間違えてトン死という劇的な幕切れだったようです。全5局の中では一番の熱戦で、後でじっくり並べてみようと思います。


07年の獲得賞金ランキングが発表になりました。
僕は2位に上がっていますがボナンザ戦の対局料が入っているんだと思います。あれは公式戦ではないので、ここに組み込むべきかどうかは微妙ですねぇ。そうすると3位に落ちるわけですが
1回は大台に乗せてみたいという野望を持っていますが、どうなるでしょう。


本日2月29日は4年に1度の結婚記念日。ですが、例によって喉から来る軽い風邪を引いたので安静にしています。4年後は何かお祝いしたいものです(笑)
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棋聖戦最終予選、堀口(一)七段戦。

2008-02-29 | 対局

堀口(一)七段とは本局、3月14日の順位戦最終局と連戦です。

朝、完敗だった橋本七段と観戦記者、駒が一緒だったのには弱りました(苦笑)

振り駒で後手番になり、相矢倉。

              

▲森下システムからの定跡形。12月の畠山(鎮)七段戦もこの形でした。

 

▲3五歩の仕掛けに対して△同歩では▲同銀△3四歩に▲2四歩があります。玉が2二ならば▲2四歩はないので(△3五歩▲2三歩成△同金で後手銀得)△同歩と取ることが可能です。

 

この場合は△4五歩が受けの形。▲同銀ならば△3五歩で銀ばさみと呼ばれる格好で銀が助かりません。よって△4五歩▲3四歩△同金▲3七銀△3五歩と進みました。

              

先手の銀が4七にいるのは4筋の歩を交換した後、▲3六歩△同歩▲同銀△3五歩▲4七銀と繰り替えたため。▲3七桂を可能にする繰り替えの手筋ですが、この場合はその間に先攻できたので後手十分になりました。

 

2図から▲3七桂△7六歩▲4六歩と攻め合いになりましたが、後手の攻めが一手早い感じです。

              

▲8五金と桂を食いちぎって▲7四歩と垂らしたところ。

3図から△3六銀▲7三歩成△9二飛

△3六銀は遊んでいる銀桂を相手にする普通なら筋が悪い手ですが、この場合は△7六桂が激痛なので効果的でした。

              

▲6七銀と打ったところ。これ以上は厳しい攻めがないので△6四角と△4六角を見せて相手の攻めを催促。▲3三桂成△同桂と桂を補充して、後の△7五桂が厳しく勝つことができました。

 

終局は17時5分。残り時間は▲1分△29分でした。

 

勝って決勝トーナメント(ベスト8)に進出。1回戦は3月の予定、連続挑戦を目指して頑張ります。

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