いろいろ。

2008-02-20 | 将棋
午前中にマラソン。
再開当初は2kmをゆっくり走ってもバテていましたが、今は3kmをやや強めのペースで走れるようになりました。
体も少しづつ絞れて来ています。成果が出ているうちは楽しいのですが、そのうち止まるので、そこで続けられるかどうかが勝負になりそう。これは将棋にも言えることです。


突然ですが、NHK将棋講座のテキストをまとめた
渡辺明の居飛車対振り飛車 I 中飛車・三間飛車・向かい飛車編
渡辺明の居飛車対振り飛車 II 四間飛車編
が発売になりました。宜しくお願いします。


そして、午後は将棋会館で新しく取り掛かる本の打ち合わせ。
数年前から連盟出版部より要請はあったのですが、何かと理由を付けて先送りにしてきました
しかし、そろそろ年貢の納め時だと思いやることにしました。
谷川浩司全集のような自戦記集を考えていますが、やってみて、納得が行かずにぽしゃる可能性もなくはないので、詳しくはもう少し経ったら書きます。
一応ではありますが、夏の将棋まつり前の発売を目指してやっていきます。



今日はタイトル戦が2局行われていて、王将戦は羽生王将が勝って3-1と防衛まであと1勝、女流名人位戦は矢内女流名人が勝って、3連勝で防衛、という結果になりました。

昨年「頭脳勝負-将棋の世界」を書いた時に気が付いたのですが「女流名人」戦ではなくて「女流名人位」戦なんですよね。これは意外に知られていないのではないでしょうか。

それはさておき、結果は矢内女流名人のストレート防衛でした。
第1局は挑戦者のミスを咎め、第2局、第3局は終盤での競り勝ちと僅差ながらも圧倒したという印象です。
矢内女流名人はマイナビ杯も決勝進出を決めるなど充実一途で、このまま一気に昇り詰めそうな感じもありますね。おめでとうございました。
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王位リーグ1回戦、橋本七段戦。

2008-02-20 | 対局

橋本七段とは奨励会入会が同期(平成6年)でこれが4局目の対局でした。

            

後手番で、以前から久々にやりたいなぁと思っていた△8五飛戦法を採用。

先手の「新山崎流」と呼ばれる布陣に対して、1図は△1四歩と突いたところ。

△1四歩の他には△7四歩▲3三角成△同桂▲3五歩が良くある進行。先手は△7四歩の瞬間に▲3三角成~▲3五歩が狙いで、△同飛なら▲4六角が飛香の両取りになります。

△1四歩はすぐに攻められるのを警戒し、様子を見た手で前例も数局あります。

実戦は△1四歩に▲7七角と新手。長考したのですが、狙いがわからずに△7四歩と突いたら、そこで▲3三角成と来られました。

1図の△1四歩に代えて△7四歩▲3三角成に比べて△1四歩の1手を丸々得しているので、この手は読んでいませんでした。△1四歩は得になることはあっても、損になることはない一手だと思っていたので。

以下△同桂▲7七桂△8四飛▲2三歩△同銀▲2四歩で2図。

            

△1三歩型ならば△1四銀▲3五歩に△2五歩で飛道を止めることが出来るのですが、1四には上がれません。見事に△1四歩をマイナスの手にされてしまいました。

△3四銀には▲5六角と打たれて、どう応じてもツブレ。

△1二銀と辛抱しましたが▲3五歩と突かれて△7五歩と▲3四歩を受けた手にも▲3四歩△同飛▲5六角と攻められて敗勢。

            

3図で▲4四桂が決め手。△同歩に▲3四銀で一手一手の寄り。

 

両者1時間以上を残す完敗。仕掛けられた2図のところで、既にどうしようもなくなっていたようです。久々に不完全燃焼の一局になってしまいました。

観戦記が付いた対局でしたが、この内容では書きようがないでしょうし、皆さんをガッカリさせる将棋を指してしまったことが残念でなりませんし、情けないです。今後、負けるにしてもこのような負け方はしたくないものです。

リーグ2回戦以降を頑張ります。

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