名人戦など。

2008-05-09 | 将棋
昨日のうちに大阪から戻り、今日は午前9時に起床。
今週から幼稚園でお弁当が始まり、僕の昼食も同メニューに。お弁当箱を買ってくれるそうです。
柊は幼稚園が楽しいようで、毎日のようにお友達の話をしてくれます。早くも好きな女の子ができたようで(笑)


ジョギングをしようと外に出たら、天敵である蚊を見かけました。くっ、ついに現われたか。昨年は11月頃までいたので、長い長い戦いが始まります。



昨日、今日で行われていた名人戦第3局は羽生挑戦者が逆転で勝って2-1と一歩リードしました。

2日目に入って▲森内名人がリード。夜戦に入って、決定的な差が付いたかと思えましたが、そこから△羽生挑戦者がじりじりと追い上げ。もつれたところで▲森内名人に見落としが出て、逆転。という流れでした。
逆転の局面はこちらに解説されています。
「羽生挑戦者、ポカ引き出す 将棋名人戦2日目」(朝日新聞)


ネット中継には「100年に一度の大逆転」と書かれていましたが、これくらいの逆転は、よくではありませんがあることなので「100年に一度」は大げさなただ、この舞台、この対局なのでそう感じるくらいのインパクトでした。

名人戦棋譜速報
では動画配信も行っています。棋譜等は有料会員のみですが、動画は会員でない方もご覧になることができます。
動画ページはこちら
終局後インタビューの動画から現場の騒然とした雰囲気が伝わってきます。

第4局は20日・21日に名古屋市で。僕は衛星放送の解説で現地に行きます。
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王位リーグ4回戦、久保八段戦。

2008-05-09 | 対局

▲久保八段の中飛車、僕の居飛車と予想通りの戦型に。

            

中盤戦。次に▲5四歩と取り込むと△5八歩があるので、後手は好きな手を指せる局面。

△5一金が戦いの最中に離れ駒をなくすプロ好みの一手で、いかにも好手。「この手が悪いはずはなかろう」と4分で着手したのですが▲6四馬と引かれて、この交換は損をしました。見た目で判断してはいけません。

 

1図では△6六歩(▲同歩なら△4五角)や△8九角と攻めるべきでした。

実戦は▲6四馬に慌てて△8九角と攻めましたが、ちぐはぐな感じ。

 

            

ここは△6八馬と△6八金の二択で迷いましたが「まぁ、馬が普通だろう」と△6八馬を選択。

▲4八銀△1五歩の端攻めに期待しましたが▲同歩△1七歩▲同香△1八歩(3図)

 

            

▲同玉ならば△2五桂が強烈ですが(▲同歩に△2六桂)じっと▲3九銀と受けられて後続がありませんでした。

2図で「△1八歩が先手で入れば、なんとかなる」と思って△6八馬を選択したのですが、なんともならず。以下は苦しく、負け。

 

戻って、第2図では筋悪の△6八金が優ったようです。将棋は難しい。

 

1局を通して、見た目に頼りすぎて読みの突っ込みを欠きました。反省して、次に生かしたいと思います。

 

1勝3敗となりリーグ陥落が決まってしまいました。初戦の橋本七段戦の内容が悪すぎましたし、仕方がありません。予選から出直します。

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