銀河戦決勝、豊島名人戦。

2019-09-26 | 対局


図は中盤の折衝がひと段落したところ。少し悪いが勝負形、くらいのつもりで進めていましたが、実際にこの図になってみると後手の入玉が防げそうにないのと、自分が歩切れで攻めの継続が図れないことから、敗勢になっていることに気が付きました。



最初の図あたりから開き直ってバシバシやっていったのが功を奏したのか、もつれてチャンスが出てきました。
図は△95歩と攻められた場面。ここで▲85歩と受けに回りましたが△42玉が攻防の一手になってしまい、はっきり負けにしました。
図では▲44角と王手をすれば△42玉には▲33銀以下の詰みがあります。よって▲44角には△63玉ですが、そこから筋悪く▲54銀打△72玉▲63銀打と王手を決めまくって後手玉を8筋に追いやってから▲85歩と手を戻せば△81飛の効きが影になるので難解な形勢だったようです。
この手順は感想戦で出ましたが「さすかに駒を使い過ぎてダメですよね」で見解一致したので、プロの第一感に反するような手しか残っていない時点で上図は勝ち目が薄い局面でした。
銀河戦の決勝は4戦4勝と相性が良かったんですが、今回は準優勝に終わりました。
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