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言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

ヘイターの親玉は国会議員だった!衆院選候補者“極右ヘイト”ランキング(中編)

2014-12-13 23:58:58 | シェアー

http://lite-ra.com/2014/12/post-692.htmlより転載

衆院選特別企画

ヘイターの親玉は国会議員だった!衆院選候補者“極右ヘイト”ランキング(中編)

2014.12.09
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衆議院トップページより


 衆院選に出馬している候補者からベスト(?)15を選出する“極右ヘイト議員ランキング”。前回は15位から11位までを発表したが、中編となる今回はいよいよベスト10に突入する。おぞましいヘイトの嵐にうんざりするかもしれない。日本の将来を思って暗い気持ちになるかもしれない。しかし、これが現実なのである。吐き気止めと頭痛薬をかたわらにおいて、ぜひおつきあい願いたい。


“日本にヘイトスピーチは存在しません”とのたまう新進気鋭の女性ネトウヨ議員
★第10位 杉田水脈(次世代の党/兵庫6区)

「男女平等は、絶対に実現しえない反道徳の妄想」という驚愕の台詞で女尊男卑被害妄想のネトウヨから絶賛された杉田水脈氏だが、前回、衆院選で日本維新の会から初当選して以降、歴史認識や従軍慰安婦、ヘイト問題でも大向こう受けするような言動を連発している。

 2014年2月の衆院予算委員会で河野洋平氏の参考人招致を要求した際も、本人自ら公式サイトで「『神質問』といわれた」と自慢するなど、とにかくネトウヨに評価されるのがうれしくてたまらないご様子である。

 そんな杉田氏だから、もちろんヘイト系の集会に参加するのも平気だ。14年12月12日に「慰安婦問題に終止符を!~日本の未来為に 立ち上がる女性たち~」なる集会に杉田氏のビデオ出演が予定されているのだが、問題なのが主催の「なでしこアクション」という団体。代表の女性が在特会元事務局長で、別名でヘイトデモにも参加しているという複数の証言があるいわくつきの団体なのだ。なお、この集会には、数々のヘイト勢力との関係を持つあの片山さつき参議院議員も出演予定であることが、同会ブログで告知されている。

 さて、そんな杉田氏が最近、街頭演説をしていたところ、「酷い妨害にあいました」とブログで主張している。なんでも、「杉田水脈はヘイトスピーチをやめろ!」と言われたらしい。その映像が残っているのだが、このとき、杉田氏はこんな反論をしている。

「私はヘイトスピーチは日本には存在しないと思っています」
「日本人だったら、ヘイトスピーチをやる人はいないと私は思っています」
「だからヘイトスピーチの法案については特に必要ない」

 なんだろう、これ。もしかして、ヘイトスピーチを叫んでいるのはみんな在日外国人だと言いたいのか? それってヘイトスピーチなんだが。

 杉田氏は国会で「今、私たちが対峙しないといけないのは、うそも百回叫べば真実になると言っている中国や韓国の報道活動、政治宣伝なんですよ」と発言したが、なるほど、今私たちが対峙すべきは、嘘も百回叫べば真実になると思っているヘイト政治家なのかもしれない。

自民党タカ派筆頭議員は“ネトサポ”の指導者!「ヘイト界の秋元康」の称号も
★第9位 新藤義孝(自民党/埼玉2区)

 第二次安倍内閣で総務大臣や国家戦略特区担当大臣を歴任した新藤義孝氏は、太平洋戦争末期、硫黄島の戦いで指揮をとった栗林忠道大将の孫にあたる。彼の政治家としての悲願のひとつは、改憲と国防軍の創設だ。要職に着任中か否かにかかわらず靖国神社参拝を繰り返しており、今年も終戦記念日に参拝を行った。竹島や尖閣諸島への視察もライフワークとなっており、超党派で結成された「日本の領土を守るため行動する議員連盟」の会長でもある。

 このようにタカ派中のタカ派で知られる新藤氏だが、これをもってして氏を第9位としたわけではない。新藤氏の特筆すべき点は、“ネトサポ”こと「自民党ネットサポーターズクラブ」(J-NSC)の初代代表であり、現事務局長であるということだ。

 J-NSCとは、自民党が09年にネット上の支持者に呼びかけて設立したボランティア組織である。自民党公式サイトによれば、会員資格は「日本国籍を有する18歳以上の方(自民党籍の有無は問いません)本会の目的に同意し、規約、プライバシーポリシーに同意できる方」とされている。会員数は1万7000人以上で、自民党は彼らの活動を「公認」しているというスタンスだ。

 ネトサポの“仕事”は、自民党の政策や方針などをネットに書き込むこととされている。つまるところ有志による“広報部”という位置づけなのだが、「週刊現代」(講談社)11月22日号によれば、彼らはネット上で対立候補や他党に対するネガティブキャンペーンを張る中心的存在となっているという。

 実際、ツイッターのプロフィールをサーチできるウェブサービス「ツイプロ」で、「J-NSC」を検索してみると、確かに、J-NSC会員を自称するアカウントによって、そうした行為が行われている。だが、本当に興味深いのは彼らのプロフィール欄。以下のような文言が書き込まれている者が多数いるのだ。

「日韓断交希望!嫌韓嫌中」「今、日本は売国奴の手によって切り売りされようとしています」「保守支持!日本大好き、韓流嫌い!」「特亜、マスゴミ、放射脳、地球市民、反日似非日本人は大嫌い」「ネトウヨ上等! 国士上等!!」

 このネトサポのなかに、多数のネトウヨやヘイトスピーカーが存在しているのは、ほとんど決定的と見てよいだろう。

 そして、この組織をつくりあげた中心人物というのが新藤氏なのだ。新藤氏は第4回J-NSC総会にて、参加した会員に向けて、「こないだの選挙、お世話になりました!」「総務大臣を拝命しておりますのも、みなさんのおかげです」と述べ、拍手を浴びている。

 ヘイトや民族差別を食い止めるどころか、積極的に政治的動員をかけている自民党。J-NSCをプロデュースする初代代表・新藤氏に、“ヘイトの秋元康”の称号を贈呈しよう。

“従軍慰安婦も南京大虐殺もなかった”在特会につながるヘイト政治家は民主党にも!
★第8位 松原仁 (民主党/東京3区)

 ここまで自民党と次世代の党の公認候補のみがランク入りしてきたが、その他の党にも極右ヘイト議員は存在する。たとえば民主党。とりわけ松原仁氏は「日本会議国会議員懇親会」のメンバーであり、毎年終戦記念日に靖国神社を訪問している(公式サイトより)など、そこらへんの自民党議員よりもよっぽど右翼的である。実際、国会でもこのような発言をしている。

「事実あったかなかったかわからないというか、実際はなかったんですけれども、その従軍慰安婦の問題や、それから南京大虐殺という、実際なかった、なかったことはこれからもどんどん証明されてくるでしょう」(07年3月28日衆議院内閣委員会)

 さらにはヘイト勢力関係の疑惑も浮上。松原氏は、前回説明した在特会元大阪支部長が事務局長を務める「百人の会」の「顧問」であり、また、在特会の協賛団体に名を連ねる「外国人参政権に反対する会」HPの“出演・メッセージリスト”にも記載がある。

 このように疑惑がオンパレードの松原氏だが、野田政権時には国家公安委員会委員長の役職に就いていたことがあった。奇妙なことに、あの在特会関係者との蜜月が報じられている山谷えり子参議院議員もまた、安倍内閣で国家公安委員長を務めている。……もしかして、このポストはヘイター枠なのだろうか。


ネトウヨばりのデマを振りまく極右政治家の巣窟 もはや党の存在自体がヘイト?
★第7位 山田宏(次世代の党/東京19区)

 ヘイトヒロイン・杉田水脈氏や“ヘイト御三家”の西村眞悟氏も田母神俊雄氏も石原慎太郎氏も所属する極右政党、次世代の党で幹事長をつとめるのが山田宏氏。外務省のHPから従軍慰安婦に関する記述を削除させるなど、極右クレーマーとしても有名だが、その山田氏が最近、熱心に取り組んでいるのが、次世代の党のマニフェストにもなっている「生活保護の支給を日本人に限定する」というもの。ネトウヨ大喝采の公約なのだが、ちょっとまってほしい。実は山田センセイ、生活保護について何も分かっていない可能性があるのだ。

〈今年最高裁は「生活保護費を外国人に支給することは違憲」との判決を出したが、いまだに「違憲状態」が放置されたままだ。〉

 山田氏が11月21日にこんなツイートをしているのだが、これは完全にデマ。どうやら今年7月18日の最高裁判決を指して言っているようだが、判決文を読んでみると、どこにも外国人の生活保護費受給に関して「違憲」や「違憲状態」とする文言はなく、生活保護法の範疇を超えるにせよ、事実上容認されるべきという見解を示していた。

 これにはツイッターでも反論が殺到。山田氏は翌日〈入力ミス〉と訂正したが、これは本当にただの「入力ミス」なのだろうか? 実は12月3日、山田氏と以前から行動を共にしてきた同党の盟友・中田宏氏(神奈川18区)も〈まず最高裁で違憲判決が出ている外国人への支給は止めること。〉とツイートして、謝罪している。

 ようするに、次世代の党のセンセイたちは、生活保護法に関する最高裁判決文すらまともに読まないまま、デマをふりまき、「生活保護支給は日本人限定」なる政策をがなりたてているのだ。杉田氏といい、山田氏、中田氏といい、次世代の党は“新保守政党”ではなくて、“ヘイトデマゴギー政党”とでも呼ぶべき政治団体である。


本物の極右! ヘイトだけじゃない! 若者を徴兵して草食系を叩き直せ!の提言も
★第6位 稲田朋美(自民党/福井1区)

 安倍首相のもとで当選3回にして異例の政調会長に抜擢された稲田朋美氏。彼女を政界にスカウトしたのが安倍首相じきじきであったことは有名な話。今年9月には、本ランキング11位の高市早苗氏(奈良2区)とともに、ネオナチ団体代表とのツーショット写真の存在が発覚したが、その思想の極右度は“営業極右”である高市氏をはるかに凌駕している。

 そもそも稲田氏は、弁護士時代から極右歴史修正主義的な弁護活動で知られていたが、政治家となってからは、11年に竹島へとわたるフェリーが出る鬱陵島に前述の新藤氏らとともに訪問を試みて入国を拒否されたり、13年5月の会見で「慰安婦は合法だった」と発言したりと、いっそう極右的な言動に磨きがかかっている。言うならば“弁護士と議員のバッチをつけたネトウヨ”。

 実際、前述の在特会関連団体「なでしこアクション」主催の「慰安婦問題を糺し 毅然とした国の対応を求める 国民集会」というイベントに登壇している様子が動画で確認できる。それに加え、稲田氏の資金管理団体「ともみ組」は、10年から12年にかけて、在特会で顧問に近い立場にある有力会員ら幹部とともに活動している8人から、計21万2000円の寄付を受けとっていたと報じられた(毎日新聞社「サンデー毎日」14年10月5日)。

 そんな稲田氏を、ネトウヨたちは自らの代弁者だと感じているのか、「稲田姫カッコよすぎる!」「初の女性総理へ推す!」などともてはやしている。だが、彼らは知っているのだろうか? 稲田氏は「正論」11年3月号の対談でこんなことを言っているのである。

「教育体験のような形で、若者全員に一度は自衛隊に触れてもらう制度はどうですか」
「『草食系』といわれる今の男子たちも背筋がビシッとするかもしれませんね」

 つまり、稲田氏は“若者の徴兵制”を提言しているのだ。若きネトウヨの諸君、想像してみたまえ。仮に徴兵制が敷かれたら、たとえば集団的自衛権の行使などで戦地や紛争地帯に送り込まれるのは、他でもない君たちなのだ。

 前編、中編と合わせて10人の候補者を紹介してきたが、彼らが極右政治家というだけでなく、ヘイト勢力やネット内のヘイターと深く関わっていることを感じていただけたと思う。いよいよ、次回はベスト5の発表だが、その前に前回に続いて、“極右ヘイト殿堂入り”候補者を発表したい。今回はふたり同時の発表だ。


ランキングを超えた“極右・オブ・極右”2人 詳しい説明はリテラの過去記事を!
★殿堂入り 石原慎太郎(次世代の党/東京ブロック比例)
★殿堂入り 田母神俊雄(次世代の党/東京12区)

 “極右・オブ・極右”といっていい石原サンと田母神サン。本来なら、ベスト3に入れなければいけないのだが、前回の西村眞悟センセイと同様、レベルがちがいすぎるので、やはり殿堂入りにさせていただいた。

 トンデモ発言も、石原サンは「三国人」に「支那と戦争して勝つ」、田母神サンも「大東亜戦争は聖戦だったのです」「集団的自衛権の行使はサヨクが反対しているので正しい政策なのです。また中国や韓国が反対する我が国の政策は基本的に正しいのです」など、目ん玉が飛び出そうな発言が満載だが、ひとつひとつあげていると、キリがないので、以下のリテラの過去記事を参照してほしい。

石原慎太郎がヤバすぎる!ついに「支那と戦争して勝つ」と明言!
http://lite-ra.com/2014/08/post-334.html
出馬表明の石原慎太郎がアメリカのスパイに操られているとの告発本が
http://lite-ra.com/2014/11/post-643.html
ネトウヨよ目を覚ませ! シリア拘束事件で田母神の冷たい本質が明らかに
http://lite-ra.com/2014/08/post-379.html
田母神候補に不倫と泥沼の離婚裁判報道! 選挙3日前に出る判決の影響は…
http://lite-ra.com/2014/12/post-681.html

 ちなみに、石原サンは田母神サンのことをかなり意識しているようで、出馬表明表明前に「週刊文春」(文藝春秋)から直撃を受けた際も自分のことより先に「田母神は出るのか」と記者に聞いてきたという。このエピソードを聞くかぎり、「暴言大魔王」の跡目は石原サンから田母神サンに引き継がれ、まだまだ我々をうんざりさせてくれそうだ。

 ということで、今回はここまで。最終回に発表する上位5名は、いわば今日のヘイトの潮流を生み出した張本人たちを名指しするつもりなので、どうかどうか、うんざりせずにおつきあいいただけるよう重ねてお願いしたい。
(梶田陽介)

 

 



ネトウヨも真っ青のトンデモ発言…衆院選候補者“極右ヘイト”ランキング(前編)

2014-12-13 23:52:10 | ご案内

http://lite-ra.com/2014/12/post-688.htmlより転載

衆院選特別企画

ネトウヨも真っ青のトンデモ発言…衆院選候補者“極右ヘイト”ランキング(前編)

2014.12.08
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総務省トップページより


 中盤に突入した14年衆院選。本サイトが先日公開した「衆院選候補者“女性の敵”ランキング」には「反吐が出る」「めまいがする」などの声が多数寄せられた。だが、くだんのセンセイたちの差別意識は“女性”に対するものだけではない。民族差別煽動、歴史の修正、戦争賛美……ニコニコしながら有権者に手を振る彼らの心の裡は、そんな危険な思想に溢れているのだ。

 しかも、在特会などの排外主義デモを繰り返す市民団体との関係が疑われる候補者も少なくない。ヘイトスピーチが国際問題になっている昨今、日本の立法・行政を委託される国会議員の本性を国民は見抜かなければならないだろう。というわけで、衆院選に出馬している“極右ヘイト”候補者をランキングにしてみた。下位から順に発表していこう。


ヘイト批判に“国連にチンコロしたのは朝鮮系団体”と…ネトウヨ丸出しのルーキー
★第15位 山田賢司(自民党/兵庫7区)

 安倍チルドレンとして前回衆院選で初当選した山田賢司氏。その名を一躍有名にしたのは自民党のヘイトスピーチ対策等に関する検討PT初会合での発言だ。既報のとおり、「国連に“チンコロ”しているのはどんな団体か。ネットで調べると、ほとんどが朝鮮総連など朝鮮系の団体だ」「人権をうたう団体は、日本をおとしめるために人権団体と言っているだけ」などという陰謀論をおしげもなく披露。まさに“ネットde真実”というやつだが、会合での様子を収めたYouTube上の動画を見ると、他にもドヤ顔でこんな発言をしていたことが分かる。

「右翼車両よりもむしろ左翼のほうがうるさい。取り締まりや、排除をすべきではないか。不法占拠もあわせて、なぜこのまま放置しているのか、対処していただけるのか」
「左翼は言うと、やっぱりうるさいから、ちょっと押さえ気味に言おうということなのか」

 もはや“ネトウヨ的”というより完全にネトウヨである。だが、それもそのはず。今年11月23日には「~検証~いわゆる従軍慰安婦展in西宮」なるイベントで山田氏の講演会が予定されていたことが、主催団体「凛風やまと・獅子の会」のブログ上で確認できる。実はこれ、在特会の元大阪支部長と言われる人物を中心に活動する「行動する保守」系の団体。つまり、山田氏はヘイト勢力とズブズブの関係だったというわけである。ヘイトスピーチ法規制検討PTにこのような人物を参加させている自民党ってなんなのか。新人なので15位にとどめておいたが、思想や発言のヘイト度だけをとると、かなり上位に入るはず。まさに怪物ルーキーの登場である。


自分の主張に反対する国民に「日本人やめますか」と恫喝する元警察庁長官の息子
★第14位 城内実(自民党/静岡7区)

 以前から安倍首相のおぼえがめでたく、第二次安倍内閣では外務副大臣を務めた城内実氏。警察庁長官だった父・康光氏ともに、日本最大の右翼団体「日本会議」と深く関わりを持っており、ゴリゴリの宗教保守としても有名だが、彼をランク入りさせたのはなんといってもその物言いのトンデモぶりである。

 たとえば、13年12月に、「『秘密』の定義が十分明確ではない」として特定秘密保護法案を批判した国連人権部門のリーダー・ピレイ氏に対し、「場合によっては謝罪や罷免(要求)、分担金の凍結ぐらいやってもいい」と発言したことを覚えている人も多いだろう。

 城内氏といえば、かつて人権擁護法案や人権侵害救済法案批判の急先鋒だったことでも知られるが、日本会議の機関誌である「日本の息吹」では「人権擁護法案通しますか、それとも日本人やめますか」と書いている(08年4月号)。自分の主張に反対する国民に向かって日本人をやめろ!と恫喝するとは、とても国会議員の発言とは思えない。

 また、城内氏は毎日新聞のインタビューで「(靖国神社の代わりに)無宗教の新たな国立追悼施設を創る案はどうですか」と問われ、こんな回答をして周囲を唖然とさせたこともある。

「霊にも民主主義があって、亡くなった方(靖国の祭神)一人ひとりに確認したら、全員反対すると思いますよ。見えないものに守られ、動かされている感覚こそ、霊性なんです」(14年6月13日付)

 もっとも、この城内氏、ネトウヨにはイマイチ受けがよくない。バンクーバー五輪女子フィギュアスケートを視聴した際、自身のブログで「私は日本をこよなく愛する者であるが、韓国のキム・ヨナ選手がどうみてもだんとつであった。悔しいがとなりの韓国にわが日本は完敗した。」と書いたことで、ネトウヨたちがコメント欄に殺到。炎上したこともあった。他にも城内氏のブログは、内容もさることながら、とにかくひとこと言いたくなる文体。ネトウヨに嫌われるネトウヨ政治家ってちょっと救いがないかもしれない。


ヘイト勢力だけでなく統一教会も…“テレビ局に圧力”の実行犯は極右人脈のデパート
★第13位 萩生田光一(自民党/東京24区)

 先日は“自民党に批判的な報道をするな”という脅しともとれる通達を在京テレビキー局へ送付して、大顰蹙を買った自民党副幹事長の萩生田光一氏。そんな萩生田氏にもヘイト勢力との関係が浮上している 

 村田春樹という、国政選挙にもたびたび出馬する極右政治団体「維新政党・新風」と深く関係を持つ人物がいる。彼が「東京代表」を務める「外国人参政権に反対する会・全国協議会」は、今から約10年前に誕生した市民団体で、在特会と共同してヘイトデモや集会などを頻繁に繰り返していた。14年現在、同会は活動を縮小しているが、在特会のHPには今でも「協賛団体」として名が連ねられている。

 そんな「外国人参政権に反対する会」のHPを見ると、「当会主催集会に出演(もしくはメッセージを)頂いた国会議員・地方議員リスト」というページがある。実はそのリストのなかに、稲田朋美氏(福井1区)、衛藤晟一参議院議員らと並んで、萩生田氏の名前が載っているのだ。

 萩生田氏は他にも、神道系極右団体・神社本庁直轄の「神道政治連盟国会議員懇談会」、「日本会議国会議員懇談会」、「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」幹事長代行、超党派保守議員組織「創生『日本』」と、ほとんどの右翼系組織とつながっている。

 だが、萩生田氏が一番問題なのは、統一教会との関係だろう。今年の10月に統一教会多摩文京区が主催した「祝福原理大復興会」なるイベントに、萩生田氏が来賓として出席していたと「週刊朝日」に報じられたのだ。入手した同集会の資料のなかに、萩生田候補の名前が記載されていたという(14年12月05日号)。

 ちなみに、統一協会系の団体「世界平和連合」は反共右翼的組織で、集団的自衛権の行使容認を求めるなど、安倍政権の政策や方針と近く、実際に安倍首相やその周辺とのつながりを指摘する声が後を絶たない。今後も注視せねばならないだろう。


教育界を支配する歴史修正主義者の急先鋒!しかもあのワールドメイトから巨額献金
★第12位 下村博文(自民党/東京11区)

 安倍首相の盟友であり、文部科学大臣を務めた下村博文氏も、「神道政治連盟国会議員懇談会」をはじめ、「日本会議」や、「創生『日本』」に関わる極右議員だ。ここに「親学推進議員連盟」事務局長という役職もついてくるので、さしずめ麻雀に喩えれば、メンタンピンにドラ1で満貫である。

 さて、下村氏といえば、「日本教育再生機構」との関係を筆頭に、歴史修正主義的な言動を繰り返してきたことで有名だが、大学業界や学習塾業界とのパイプも太い。そもそも下村氏は塾経営者から政界入りを果たしており、広く業界から多額の政治献金をもらっていることを認めている(「サンデー毎日」07年2月4日)。「しんぶん赤旗」によれば、塾業界からの献金額は05年から11年までで総額1289万にのぼったという。

 また、つい先日も、下村が代表を務める自民党の支部が、文科省の補助金を受けた2つの学校法人から、13年に計10万8千円の献金を受けていたことが判明した。政治資金規正法により禁止されている行為だったが、下村氏は、各学校法人の代表による個人献金であったとし、「詳しくチェックしていなかった」と会見で弁明している。他、興味深いところでは、奇天烈なCMで話題の学習塾「みすず学苑」などを経営する神道系宗教法人「ワールドメイト」からも、09年だけで300万円の寄付を受け取っている(「週刊金曜日」13年2月8日)。

 まさか新興宗教の意を受けて動いているという事はないだろうが、“女性の敵”ランキングでもお伝えした通り、下村文科相はかなりのオカルト好き。放置していたらそのうち、オカルト教育をはじめかねないかもしれない。

ネオナチ、ヘイト団体と関係するも…実は権力に取り入るための営業右翼との疑惑が
★第11位 高市早苗(自民党/奈良2区)

 第二次安倍改造内閣の総務相・高市早苗氏。国家社会主義日本労働者党というネオナチ団体の代表とツーショット写真を撮っていたのは、本サイトでも既報のとおりだ。“日本でネオナチ”といってもピンとこないかもしれないが、同党のHPを3分も覗けば、読者諸賢も“マジもん”であることが分かるだろう──「民族浄化を推進せよ!」「優生学に基づく人種改良を目指す」などと主張する正真正銘の激ヤバ政治団体なのである。

 しかも高市氏は、“ナチスに選挙の方法を学ぼう!”と指南する『ヒトラー選挙戦略』という国際感覚の皆無の“発禁本”に推薦文を寄せていたことが分かっている。これは、当時自民党の東京都支部連合事務局広報部長だった人物による著書だが、内容は「説得できない有権者は抹殺するべきです」などという選挙制度を否定しかねないものだった。

 また、山谷えり子参議院議員との親密な関係が追及され話題になった “マスキクン”こと在特会元関西支部長・増木重夫氏が設立した「教育再生・地方議員百人と市民の会」(百人の会)のHP上にも、「顧問」として高市氏の名前が掲載されていた(現在は削除)。

 これらの証拠を組み合わせると、現在の高市氏は危険思想を持つ“極右ネオナチヘイト議員”としかいいようがない。にもかかわらず、彼女が11位にとどまっているのは、山谷や稲田氏とちがって、“にわか”感があるからだ。自由党、新進党にいたときはそう右翼的という感じでもなかったし、右派論壇誌などでの発言を追っていくと、むしろ、自民党で力を伸ばし、安倍首相をはじめとする有力者に取り入るために、右傾化を強めていった印象さえ受ける。

 高市氏は「諸君」06年2月号の稲田氏、山谷との座談会(司会・細川珠生氏)で、夫・山本拓氏(北陸信越ブロック比例)との関係をこんなふうに語っている

〈稲田 (夫の山本拓とは)いまはもう仲いいんだよね?
 高市 うん、ラブラブ(笑)。でもね、あの人、えらい親中派。
 稲田 そういえば、靖国問題でも「A級戦犯が合祀してあるところに行くべきじゃない」と仰っていたような(笑)
 高市 だからこの前も、朝早く蹴り起こして、「一緒に靖国にお参りに行こう」って誘いました。国立追悼施設建設反対運動に巻き込もうと画策しましたが、「夫婦でも政策は別」と、彼は涙目になっていましたね。
 細川 あら、ラブラブだったんじゃないですか?
 高市 つい、ホンネが……(笑)。だって、結婚一周年旅行の計画を立てようとしたら、主人は「中国へ行こう」って。七月にも無理矢理中国に連れて行かれて、私が盧溝橋記念館で「ここで先に発砲したのは日本じゃなくて中国なのよ」って、さんざんケチつけたから懲りたと思ったのに……。〉

 こういうゆるい会話を読むと、高市候補にとって右翼的姿勢はただの営業ツールではないか、という疑いがどんどん濃厚になってくるのだ。

 だが、営業右翼だからといって、罪がないわけではない。むしろ、彼女の出世のために日本はどんどん危険な方向に引っ張っていかれているわけで、ある意味、本気の右翼よりタチが悪いかもしれない。

マル禁“強姦防衛論”のネトウヨの神が示した決意は「公明党を引き剥がすっこと」!?
★殿堂入り 西村眞悟(次世代の党/大阪16区)

 ここでおまけとして、あまりにレベルが高すぎてランキング外、つまり“極右ヘイト殿堂入り”を果たした立候補者を紹介したい。他でもない“ネトウヨの神”こと西村眞悟センセイだ。
 
 西村センセイと言えば、小渕内閣のとき、防衛政務次官を半月で辞任するきっかけとなった「週刊プレイボーイ」(99年11月2日号)の「強姦インタビュー」があまりにも有名だ。 「集団的自衛権は『強姦されている女を男が助ける』という原理ですわ」とか、政治家としてのライフワークは「国軍の創設」とした上で「『大東亜共栄圏、八紘一宇を地球にひろげる』や」とか、尖閣諸島の問題について「ま、外交で解決できんかったら、オレのところ、防衛庁でやるけど(笑)」とか、「柔らかい乗り物(女)には乗れませんけど、カタイ乗り物には乗り放題ですわ(一同爆笑)」など(すべて原文ママ)、とにかくヤバすぎる言動が満載である。

 辞任後も、日本維新の会時代の13年、橋下徹の「従軍慰安婦」発言に関連して「日本には韓国人の売春婦がうようよいる」と発言。依然として女性や外国人へのリアルヘイターであることを誇示した。なお、前述した在特会協賛団体「外国人参政権に反対する会」の“出演・メッセージリスト”にも当然のように名前が入っている。

 また、怪物ルーキーこと山田賢司氏(兵庫7区)の項目で説明した元在特会関係者らが関与する「凛風やまと・獅子の会」主催の「〜検証〜いわゆる従軍慰安婦展」にも、西村センセイは、同じく次世代の党の中山成彬氏(九州ブロック比例)とともに、プログラムの「後援」として、堂々と名を連ねていた。

 今回、次世代の党から出馬した動機について、西村氏は以下のように語っている。

「次世代の党の平沼赳夫代表と我々は、この本来の日本を取り戻す為の最大の障害は与党内に公明党がへばりついていることであるとみた。それ故、我々のこの総選挙における大義実現の為の具体的使命は、自民党から公明党を引き剥がすっことである!」(西村眞悟公式サイトより/12月7日閲覧)

 いやはや、意気込みが伝わってくるではないか。特に「自民党から公明党を引き剥がすっことである!」(原文ママ)とは……威勢よすぎるっことである! 勢いあまって転ばなっければよいが!

………………………………………………………………………………

 と、“極右ヘイト候補者ランキング”15位〜11位+殿堂入り1名を駆け足で紹介してきたが、字数の関係上、今回はここまで。10位から5位までを発表する次回はもっと驚愕のヘイター候補者たちが続々と登場する。おびえずひるまず、読んでいただきたい。
(梶田陽介)

 



映画「日本と原発」 ブログ:辣腕弁護士が問う /上映スケジュール紹介

2014-12-13 23:21:48 | 紹介

http://www.nihontogenpatsu.com/ (ホームページ)

映画「日本と原発」

なぜ弁護士がドキュメンタリー映画を作らねばならなかったのか?丸2年の歳月をかけて、弁護士二人がその眼で、耳で確かめた原発の真実とは。2014年11月8日。公開決定

 

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ブログ:辣腕弁護士が問う「日本と原発」

2014年 12月 11日 12:34 JST

浜田健太郎

[東京 11日 ロイター] - 映画「日本と原発」を観た。中部電力(9502.T: 株価ニュースレポート)浜岡原発の運転差し止め訴訟など、裁判を通じて脱原発活動を続けてきた河合弘之弁護士が監督、主演したドキュメンタリー作品だ。

「私たちは原発で幸せですか」と問い掛ける映画の、娯楽性や芸術的価値についてコメントすることは筆者にはできないが、エンディングの交響曲が印象的だった。

佐村河内守氏のゴーストライターだったことを告白して話題になった新垣隆氏の作曲だ。全国の原発を次々に映し出しながら流れる荘厳な曲を聞くことができただけで、入場料1500円は十分に元が取れたと思う。

1980年代後半のバブル期に起きた数多くの経済事件に弁護士として立ち会った河合氏は、東京都心の超一等地にオフィスを構える辣腕の仕事人としての顔を持つ。

上映終了後、あいさつに立った同氏は、「私は本気で日本から原発をなくそうと思っている。私を助けてほしい。助けていただく方法はこの映画を拡散することです」と呼びかけた。

上映した六本木のシアターは超満員だったものの、小さな箱だ。入場者の多くは脱原発に共感する人たちだったと思う。原発問題に無関心な人にこそ観てもらいたいと思いながら、河合氏の言葉に耳を傾けていた客もいただろう。

ブログでこの映画のことを取り上げることは、河合弁護士が唱える脱原発の主張を広めることに荷担していると思われるだろうか。そう捉えられても仕方ないかもしれない。しかし、筆者の本心はちょっと違う。

映画を観る少し前、河合氏に初めて会い聞いた内容には、原発の是非よりもっと重要だと感じたことがあり、それを伝えたいというのが本稿の狙いだ。

3.11以前にも全国各地で多数の原発訴訟があったが、若干の例外を除いて反原発派の住民は敗れ続けてきた。

「しょせん、裁判官たちは国策に反するような判決を出せないのではないか」と河合氏に問うと、同氏は「裁判は民主主義社会の安全弁だ。民主主義だけだと、衆愚政治になった場合や、大衆が激情型行動をとった時に取り返しがつかない。そういう時のためのインフラとして裁判制度がある。今こそ安全弁が働くべきだ」と語気と強めた。

まもなく衆議院選挙の投開票日。3.11以降、3度目の国政選挙だ。2年前の衆議院選挙、昨年7月の参議院選挙では、程度の差こそあれ、脱原発を掲げた政党の比例代表における得票率(全国)を合計すると、選挙に圧勝した自民党を上回った。今年2月の都知事選では票の分散も影響し、脱原発派候補は落選した。

各種世論調査をみると、原発再稼働に反対の意見はおおむね6割近くを占めている。選挙では、単一の政策課題が争点になるわけではないが、原発に限って言えば、「国民の意見が現実の政治、議席数にまったく反映されないねじれ現象が起きている」(河合氏)との指摘通りかもしれない。

間近に迫った総選挙は、有権者の関心の低さも手伝い、各マスコミが原発再稼働に積極的な自民党圧勝の予想を報じている。その通りの結果なら、原子力規制委員会により新規制基準適合が認められ、「地元同意」を取り付けた九州電力(9508.T: 株価ニュースレポート)川内原発を先頭に再稼働が次々と進んで、「原発回帰」が鮮明になると考える人々も多いに違いない。

一方で、川内原発をめぐっては、周辺住民らが再稼働差し止めの仮処分を鹿児島地裁に申請。関係者によると年明け以降に地裁の決定が出る見通しだ。

河合氏は、「司法は『千万人といえども吾往かん』と正義を貫ける。例えば、福井地裁が、運転してはならないとした大飯原発の事例がそうだった」と指摘した。

「自ら省みてやましいことがなければ、千万人の反対者があっても恐れることなくわが道を進もう」(広辞苑)との孟子からの引用だ。同調圧力が強いこの国で司法が独立性を発揮するのか。原発問題の隠れたヤマ場だと思う。

 



【総選挙2014】安倍自民党に「お墨付き」を与えるわけにはいかない

2014-12-13 14:26:16 | シェアー

ポリタスhttp://politas.jp/articles/273より転載

2014年12月12日

宮崎学
作家

【総選挙2014】安倍自民党に「お墨付き」を与えるわけにはいかない


Photo by Toru WatanabeCC BY 2.0

2014年11月、急に吹いた解散風はうちわで煽いだから……というのは冗談にしても、国内はほとんど混乱せず、むしろ有権者の間ではあきらめムードが広がっている。メディアが連日「自民圧勝」「低投票率」などと早い段階から報じているのだから、やる気がなくなるのも当然である。

海外の主要メディアは早くからこの解散劇を分析しており、たとえば11月11日付けの米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、安倍が解散総選挙を行う理由として消費増税「10%」に対する信任、野党を選挙で忙しくさせて閣僚のスキャンダルを探す時間をなくさせる、野党側が準備できないうちに選挙をして議席を維持する、の3点を挙げている。ほぼ国内の見方と同じであり、筆者も同感である。

すなわち安倍が強調する「解散総選挙でアベノミクスの信を問う」というのは、後づけの屁理屈に過ぎない。野党が対応できない状態で選挙を行い、「選挙をやった」=「安倍自民に対する全面的な信任を国民から得たのだから、もう何をやってもいいのだ」というアリバイづくりのためのものだ。

「戦争への道」はアホな正義で埋まっている

あきらめムードが先行し、選挙もまったく盛り上がっていないが、かといって国民は解散を受け入れたわけでもない。

解散時に行われた記者会見では、安倍は国民を納得させることができず、世論調査でも「解散に納得できない」という声が多かった

与党内からもブーイングが出ていると聞いている。特に15年春に統一地方選を控えている地方議員にとっては、「これから自分の選挙なのに手伝ってなんかいられない」というのが本音であろう。

問題は、自民党どころか安倍の周辺だけの都合で行われた解散に対する批判が、投票行動に結びつくかどうかだ。

消費増税、円安による物価高、非正規雇用の増加、放射能など環境の不安、社会保障制度の改悪など問題は山積で、国民は明日のことを考える余裕はない。

投票をしてもムダだとあきらめている

これに対して、安倍自民党は低投票率を無視して、「国民の全幅の信頼を得た」とばかりに、暴走を加速させるだろう。キーワードは「戦争」だ

2014年7月に集団的自衛権の行使を容認する閣議決定がなされ、今後は欧米諸国とともに多国籍軍として戦争に加担することになる。武器の輸出入も増えるだろう。アメリカのように戦争による消費でしか国家が成り立たなくなる日も、そう遠くはない。

安倍自民党により、日本の経済格差はさらに拡大し、若者を戦地に送らなくてはならなくなる。

しかし、「今どきの日本の若者たち」がアルカイダと戦って勝てるだろうか? 

大勢の若者が戦死することで、日本は国の存在自体が危うくなる

私は、だいぶ前に『地獄への道はアホな正義で埋まっとる』という本を書いたのだが、現在の地獄とはすなわち戦争のことである。「国民の信頼」という強引でアホな正義のために、日本は死屍累々となる。

滅びへの道を進まないためには

ここで思い浮かぶのは、「右翼小児病」という言葉だ。

レーニンの造語「左翼小児病」とは、何事も観念的に考える妄信的な教条主義者を指すが、「右翼小児病」はアジア諸国に対して排外主義を掲げながら、アメリカには極端に追従する妄信的な極右のことだ。

こうした傾向は、日本の良心的な保守の思想である軽武装・経済重視とはまったく異なり、もはや保守とは言えない。大多数の日本人に幸福をもたらすことはない。

日本は、戦後アメリカの占領を受けながらも、奇跡的にアメリカと同じ戦争経済への道を進まずに済んできたが、これからは違う

今回の選挙で、日本が崩壊への道に歩を進める可能性は、残念ながら否定できない。

しかし、まだ時間はある。

それを阻止することも、また不可能ではないと思う。

「火事は最初の3分、選挙は最後の5分」と言われる

まだ時間はある——。


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