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ナチス・ヒトラー礼賛が絶対ダメなわけ サンドラ・ヘフェリン 〔japan-indepth.jp〕 2017.9.1

2017-09-06 23:35:18 | ネトウヨ、右翼、国家主義

 http://japan-indepth.jp/?p=35864&=1より転載

 投稿日:2017/9/1

ナチス・ヒトラー礼賛が絶対ダメなわけ

サンドラ・ヘフェリン

【まとめ】

・日本人の中には、ナチスを称賛する人がいたり、ナチスを連想させる「グッズ」を使用する人がいることに驚く。

・「ドイツ刑法典130条」の民衆扇動罪は、ヒトラーやナチスドイツを礼賛したり讃美したりする言動や、ナチス式の敬礼やナチスのシンボルを見せることを禁止している。

・唯一の被爆国である日本は国際社会の一部であり、人種差別撤廃条約に加盟している。ヒトラー礼賛が如何に多くの人を傷つけるかわかるはずだ。

 

筆者はよく「日本に来てビックリしたことは何ですか」と聞かれます。そこで観光客風に「ウォッシュレットにびっくりした!」とか「コンビニが24時間あいていることにビックリした!」とか「ニッポン女子のメイクにビックリした!」・・・などと言いたいところですが、実は筆者が20年前に来日して以来今に至るまで定期的にビックリしていること。
 それは日本では堂々とナチスを称賛する人がいたり、全面的に称賛はしないまでも「ナチスは○○がよかった」という風に部分的に褒めたりナチスを連想させる「グッズ」を使用してしまう人が定期的に登場することです。

実際に昨年10月にはナチスの軍服に似た衣装を着ながら歌ったり踊ったりしていた日本の女性アイドルグループ問題になりました。その後もヒトラーの顔がプリントされたTシャツを着てテレビに出る著名人がいたり(もっともこのTシャツに関しては横に“No War”の文字があり、本人はジョークだと理解して着ていたのだと思われます)、「ナチス政権下のドイツ医学の発展は目覚ましいものだった。」(※1)、「ナチスはがんばる女性の支援に積極的でした。」(※2)、そして極めつきは「南京もアウシュヴィッツも捏造だと思う。」(※3)と公の場でつぶやく医師まで出てきてしまいました。麻生太郎副総理兼財務相の「ナチス発言」については回数が増し、もはや「定期的なもの」となってしまっています。

ドイツ国内においては、これらの発言は「ドイツ刑法典130条」民衆扇動罪で禁止されています。ヒトラーやナチスドイツを礼賛したり讃美したりする言動が禁止されているのはもちろん、ナチス式の敬礼やナチスのシンボルを見せることも禁止です。

ドイツではこのような法律があるのに対し、日本にはナチスやヒトラーを称えてはいけないという法律はないため、ことヒトラーやナチスがテーマとなると「ドイツと日本」の間にはかなりの「温度差」があります。しかしそんな日本でもナチスを褒めたり称賛しないほうが良い理由を「身近な例」を挙げながらご紹介したいと思います。あえて人間関係的なものを中心とした「感覚的」なお話をさせていただきます。

 

その1)被害者が近くにいるかもしれないから

発言を聞いて周りに傷つく人がいるかもしれません。「日本にナチスの当時の被害者やその関係者はいないのではないか」というのは間違いです。実際にドイツ出身の筆者は時にドキッとするシチュエーションに日本国内で出くわしています。

何年か前、ある民放のバラエティー番組に「その他外国人大勢」の枠で出演したところ、待ち時間が非常に長く、外国人同士で控室で色々とおしゃべりをしていました。そんな中、ある人が、私に「僕はドイツのナチスの制服が大好きなんですよ」と言ったところ、その場にいたギャル風の女の子が「うちのおじいちゃんがね、スパイ容疑でナチスにつかまって、強制収容所に入っていたんだ・・・」と言うではありませんか。その後、色々と話を聞かせてもらったのですが、当然ながらそれは悲惨な内容でした。

ちなみにその時、控室にいた外国人はせいぜい20人ぐらい。その中にも家族や親族に被害者がいるのですから、「ナチスの○○が好き」「ナチスのココは素晴らしかった」というような発言に関しては、たとえ日本国内であっても、いつどこで身近な話として傷つく人がいるか分かりません。

先日も日本で長年付き合いのあるヨーロッパ某国出身の人から、ふとした会話の中で、その人の家系がユダヤ系だということを知らされました。その人も日本生活が長いので、当然日本人の知人・友達・仕事仲間が大勢いるわけです。誰かが「軽い気持ち」で「ナチスの○○が好き」と言ってしまったとしたら、それは大変なことです。

ちなみに日本人の一部には、ドイツ人と交流する際に社交辞令を言おうとして「次はイタリア無しで日独で戦争をしましょう」だとか「自分はヒトラーが好き」などと言い出す人をたびたび見かけますが、目の前のドイツ人がユダヤ系だったらどうするつもりなのでしょうか。

 

その2)広島と長崎で被爆した人々の気持ちを考えてみる

 いうまでもなく第二次世界大戦中に広島と長崎に落とされた原爆によって家族や親族を失った人、自身が被爆した人の苦悩は計り知れません。

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写真 広島 原爆ドーム

日本ではアウシュヴィッツは捏造だと主張する人が定期的にあらわれますが(1995年の「マルコポーロ事件」しかり、冒頭で紹介した2年前の医師の発言しかり)、これは「広島と長崎に原爆が落とされたというのは捏造だ。」と発言するのと同じぐらい被害者及びその関係者が負う傷は深いと考えてよいでしょう。

記事の冒頭にヒトラーの顔が描かれたTシャツを着たままテレビに出た著名人のことを書きましたが、もしも誰かが原爆投下時のキノコ雲のTシャツを「キノコの形がかわいいから」というような理由で着ていたら、どう思うでしょうか。さらには「原爆投下は結果的には科学の進歩に役立った」というような発言をしたら、どう思うでしょうか。

原爆投下により多くの人が理不尽な死を遂げた以上、そして多くの人が長年後遺症に悩まされている以上「原爆投下は結果的には科学の進歩に役立った」などとは絶対に言ってはいけませんし、同様に、ナチスの人体実験で多くの人が命を落とした以上「ナチス政権下のドイツ医学の発展は目覚ましいものだった。」というようなことは絶対に言ってはならないものです。

 

その3)日本も国際社会の一部である

最後は単純すぎる話かもしれませんが、日本も国際社会の一部であるということに尽きます。人種差別撤廃条約に日本も加盟していますし、文明を誇る先進国である以上、そして何よりも二度と戦争を起こさないと誓った国としては、戦争を起こした張本人であるヒトラー及びナチ党を褒め称えたり「ここが良かった」と発言したりすること、その全てが大変よろしくないことです。

ベルリンでは先月8月上旬にナチス式の敬礼をした中国人観光客二名が現地の警察に逮捕されるという事件がありました。中国も日本もドイツからは地理的に遠い国です。地理的に遠い国の歴史というものに対して、妙な憧れのような気持ちを持つ人が一部にいます。まずはそこから自覚してみるのもよいかもしれません。

最後に。日本には戦争の悲惨さをこの目で見ることのできる広島平和記念資料館があるように、ドイツにはダッハウ強制収容所ブーヘンヴァルト強制収容などがあり、そしてポーランドにはアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容があります。「ナチスのココがよかった」と発言する人々は一度は現地の強制収容所に足を運び、そこでじっくりナチスがやってきたことについて目に焼き付けてみるとよいでしょう。

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▲写真 アウシュヴィッツ強制収容所入り口。「ARBEIT MACHT FREI (働けば自由になります)」のサインがある。

 

※1

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※2

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※3

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参考)

http://blogos.com/article/241844/

http://masterlow.net/?p=3073

http://www.from-estonia-with-love.net/entry/takasu-remarks

トップ画像:「死の門」・アウシュヴィッツ第二強制収容所(ビルケナウ)の鉄道引込線  2004年夏 Photo by C.Puisney

 (この記事には複数の写真、リンクが含まれています。サイトによって見れないことがあります。その場合はhttp://japan-indepth.jp/?p=35864で記事をお読みください)

 

 

 

 


坂本龍一、ベネチアで福島原発問題を懸念【第74回ベネチア国際映画祭】 〔シネマトゥデイ 2017.9.4〕

2017-09-06 21:13:20 | 福島、原発

シネマトゥデイhttps://this.kiji.is/277118019255944693

坂本龍一、ベネチアで福島原発問題を懸念【第74回ベネチア国際映画祭】

2017/9/4 01:449/4 14:14updated
画像
ベネチアで記者会見に出席した坂本龍一


 現地時間3日、第74回ベネチア国際映画祭にて坂本龍一を追ったドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』の公式記者会見が行われ、坂本と監督のスティーブン・ノムラ・シブルが出席。2012年から製作が開始された本作とあって、2011年に起きたばかりであった東日本大震災が切っても切り離せないテーマの一つになっており、坂本はその体験を振り返るとともに、今なお続いている原発問題を危惧する一幕もあった。

 日本人の母親とアメリカ人の父親を持つシブル監督が、2012年から5年間にわたって密着取材をして完成させた本作。音楽家としての姿だけでなく、被災地を訪れる坂本の姿なども収められている。「地震、津波、そして原発は私にとても大きなインパクトを与えました」と切り出す坂本は、「それ以前から環境問題を心配してはいたんです。
 1992年頃から、CO2の排出量を減らそうとしたり、自分でできることは取り組んでいましたので、自然について考える時間はたくさんありました。アーティストにと
 って自然は偉大なるインスピレーション源なんです。でも地震や津波が起きて、気づいたのです。十分なほど、自然に耳を傾けていなかったのだと。それから、自然に耳を傾けることを思い出したのです。それは大きな影響でした。今年発売したアルバムも、自然を通して作りました。この映画にも通じる要素があると思います」とアーティストとしての気づきを振り返る。


 続けざま、「2番目の問題は、福島での悲劇です。今でも福島の原発問題は続いています。これは全く別の問題です。私が恐れているのは、日本の人々が現実に目を向けようとせず、メディアは報じず、政府は隠そうとするということです。
 それこそが本当の問題だと思っていて、この問題はまるで津波の力のようにとてつもなく大きなものですから、無意識に人々は現実から目を背けることを選んだのだと思います」と日本における原発問題の現状を懸念した。


 また、本作の製作中には想定外の出来事も起こる。2014年、坂本は突如として中咽頭がんを診断され、闘病生活を経て復帰した。そのことについて「監督は運がよかったと思いますよ。私の病気が3年前に発覚して、それによりこの映画にドラマチックな要素が加わったんじゃないかな」とジョークを放ちつつも、「最も死に近づいた瞬間でした。医療を受けなければ死ぬわけですから。その感覚をなんて表現したらいいのか。でも、死も音楽の大きなインスピレーションだと思います。ノスタルジーや思慕もです」としみじみ語った。(編集部・石神恵美子)

映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』は11月4日より角川シネマ有楽町ほか全国公開
ベネチア国際映画祭は現地時間9月9日まで開催

 

 

 

 


この国の病巣えぐり出す映画『「知事抹殺」の真実』~佐藤栄佐久さんの闘い〔レイバーネット〕 / 上映情報

2017-09-06 15:04:26 | 都議選

 LNJ Logohttp://www.labornetjp.org/news/2017/0904eigaより転載

 

この国の病巣えぐり出す映画『「知事抹殺」の真実』~佐藤栄佐久さんの闘い

    林田英明

 
 *映画『「知事抹殺」の真実』より

 

 

 映画の力は大きい。短い時間で真理を突く。福島県知事の座を追われた佐藤栄佐久さん(78)を主人公に、なぜ彼は時の政権から目の敵にされたかを描き出すドキュメンタリー『「知事抹殺」の真実』(2016年、80分)は、この国の病巣をえぐり出す。8月27日、96人の定員に立ち見を含め140人が詰めかけた第七藝術劇場(大阪市)での上映に安孫子亘監督(58)と共にあいさつした栄佐久さんの人柄に触れながら、国策捜査による権力犯罪を見返してみる。

 


 *上映後、舞台であいさつする佐藤栄佐久さん。右は安孫子亘監督

 

●原発への物言いで国策に対立

 

 栄佐久さんは福島県郡山市生まれ。東京大学法学部卒業後、日本青年会議所の活動を経て1983年に参議院議員に当選後、大蔵政務次官。そして1988年に福島県知事に当選し5期18年の長きにわたって県政を担う。自民党の有能な保守政治家と評価できよう。

 

 それがどうして「抹殺」に至るのか。映画は事実を追いながら、栄佐久さんの軌跡を振り返っていく。東京一極集中に反対し「地域分権・地域主義」を旗印として「闘う知事」を標榜。支持の厚い県民の幸せを願う施策を主張する。道州制は地域の権限が奪い取られる恐れから反対し、どうもこのあたりから政権にとっては好ましからざる人物と思われてきたようだ。しかし決定的なのは、当時県内にあった10基の原発に対しての物言いだったと後に感じる。福島原発は、第1、第2とも、さまざまなトラブルを繰り返してきた。ところが、運営する東京電力の報告には首をかしげざるをえない。マスコミも大きな報道とはならない。栄佐久さんは、あいさつで観客に語りかけた。

 

 「国会議員として原発は絶対安全だと信じていたが、知事になって事故の扱いが小さい。このまま中途半端でいると、知事として責任をもって対応しなければ大変なことになる可能性があると思い、安全に対して可能な限り問題提起をしてきた」

 

 まさかメルトダウンするような最悪の事態が起ころうとは思わなかったにしても、東電の姿勢に悪寒を覚えたというわけだ。知事就任前から事故を隠したり過小評価したりする傾向にあった東電。就任後も、自主点検検査記録のデータ改ざんで当時の社長が2002年に引責辞任するような体質は連綿と続いてきた。プルトニウムとウランの混合酸化物燃料(MOX燃料)を使うプルサーマル計画の了承を撤回し、国策に対立したことが決定打となる。

 


 *サイン会の佐藤栄佐久さん、安孫子亘監督

 

●「賄賂金額ゼロ」で有罪判決

 

 2006年、実弟が経営する縫製会社が土地取引の不正を疑われ、検察の取り調べを受けることになるのだが、弟は東京拘置所で検事からこう言われる。「知事は日本にとってよろしくない。いずれ抹殺する」と。栄佐久さんは弟と共に収賄容疑で逮捕され、身に覚えのない自白を迫られる。栄佐久さんの支持者たちも次々と特捜部に呼び出され、取り調べが長時間に及ぶ。自殺未遂を図る者も現れて、独房で悩む栄佐久さんは支持者を助け、「事件」を終わらせたい思いで虚偽の自白を決意する。

 

 検察のストーリーは明白だった。たとえ裁判で収賄罪の要件が崩れようと、それまで大々的に「知事逮捕」「自白」とメディアが広報してくれれば目的は達せられる。結局、栄佐久さんが知事室で土木部長に発したとする「天の声」は、日付から不可能と分かり、知事への賄賂で弟の会社の土地を買ったと証言していた水谷建設の元会長も「検事との取引」と暴露し栄佐久さんの潔白を補強したものの、裁判は「知事有罪」を言い渡す。控訴審の東京高裁が、収賄を認めながら「賄賂の金額がゼロ」とする珍妙な判決を下したのは、原告、被告双方の顔を立てるためだったのか。最高裁で確定した「実質無罪の有罪判決」に栄佐久さんは憤りを隠さなかったが、これが日本の司法の現実であろう。上映後のパンフレットサイン会で年配の男性が栄佐久さんに「三権分立なんてウソだ。日本は検察国家です。体に気をつけて頑張ってください」と熱く語りかけていた。その通りだと思うし、いや、もう栄佐久さんは十分に頑張っているとも感じた。

 

●「一人一人が事件を裁こう」

 

 すでに栄佐久さんは『知事抹殺 つくられた福島県汚職事件』を2009年に上梓し話題を呼んでいる。だが安孫子監督は、世間一般への浸透に映画の必要性を感じたようだ。今年1月公開。「見た人の感想は『そこらへんのホラー映画より怖かった』なんです」と笑わせつつ、過剰な情報の陰で真実が見えにくくなっていると説いた。そして、映画のために資料映像提供をメディアにお願いしたものの1社を除いて断られた一方、10年を経て重い口を開いてくれた貴重な証言を映像に収めることができた喜びを静かに語り、福島県外に出ると栄佐久さんのことがあまり知られていない情報格差を変えたいと願う。「逮捕されず、もう1期知事を続けていれば福島の悲劇はなかったかもしれない」と監督が語気を強めるのは、栄佐久さんなら津波対策の先送りを東電に許さなかったと思うからだ。「福島にいると『原発に近づく者は消えていく』といわれる現実も皆さんに知ってほしい。大変な状況は福島でまだまだ変わっていない。6万人近い方が、なお避難している」と言葉を継いだ。

 

 映画は栄佐久さんに肉薄して一人の人間像として描いたため、“応援歌”のような色合いがないとはいえない。取り調べ時の再現や回想を含め栄佐久さんを栄佐久さん自身の声で通したため、素人のセリフ感が漂う。しかし、逆にそれが真実味を帯びてくる。監督が「こういう犯罪をする人かどうか、一人一人が裁いていってほしい」と観客に訴えたのも、無実を確信しているからに他ならない。

 

*映画は9/22まで大阪「第七藝術劇場」で上映中


 

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映画「知事抹殺」の真実

公式サイト http://eisaku-movie.jp/  公式Facebookページ https://www.facebook.com/eisakumovie/

 

真実を追うドキュメンタリー

ひとりの知事が政治生命を絶たれた不可解な過程を、一次資料にもとづき映像化

前代未聞の空虚な有罪判決

2006年9月、5期18年に渡り、県民とともにに福島県を築いてきた佐藤栄佐久知事は、何者かが作り上げた「謎の収賄事件」により突然辞任を強いられる。

裁判の過程で明らかになっていく事実、調書の矛盾。 裁判所は、知事に利益を得る認識が無く収賄額は0円、という前代未聞の有罪判決を出す。検察の主張の前提は全て崩れ、一体何の罪で有罪になったのか。報道は操作され、ゆがんだ情報に国民が惑わされていた。

どうしても、佐藤栄佐久を政界から抹殺したかったわけとは。なぜ、原発に近づくものが消えていくのか。

 

出演 佐藤 栄佐久

1939年福島県郡山市生まれ。福島県立安積高校、東京大学法学部卒業。
日本青年会議所での活動を経て1983年、参議院議員選挙初当選、87年大蔵政務次官。88年福島県知事選挙に出馬。初当選、5期18年の間、県民の絶大な支持を受け「地方分権・地域主権」の旗印の下、道州制、原子力エネルギー政策、数々の国策に真っ向から異議を唱え「闘う知事」と呼ばれた。
2006年、降って湧いたような「汚職事件」で辞任。逮捕。本映画はその背景と事実を描く。

 

監督・撮影 安孫子 亘

「映画の制作を決意し、初めて佐藤栄佐久氏にお会いした。
罪を犯す人ではないことは、すぐにわかった。未だ冷めることのない栄佐久氏の国造りへの情熱が、大量の資料と共にマシンガンのように私に浴びせられた。
2006年突然の失脚。どうにもならない過酷な特捜の手段に、自決を決意した心境は誰にもわからない。この映画でその憂さを晴らせるとは、到底思っていないが、国民すべての人に、この事件の真相を知ってほしい。
命がけで日本を変えようとした佐藤栄佐久を世界中の人に知ってほしい。」

プロフィール
 
 
 

これからの上映

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東京都武蔵野市 9月30日(土) 東京YWCA武蔵野センター詳細
東京都足立区 10月13日(金) エル・ソフィア (足立区梅田地域学習センター)詳細
埼玉県越谷市 11月18日(土) 生活クラブ埼玉越谷生活館2Fホール詳細

近畿

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大阪府大阪市 8月26日(土)~9月22日(金) ロードショー|第七藝術劇場詳細

九州・沖縄

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沖縄県名護市 9月24日(日) 沖縄本島一斉上映会 | 名護市民会館(中ホール)詳細
沖縄県沖縄市 9月25日(月) 沖縄本島一斉上映会 | 市民劇場あしびなー詳細
沖縄県島尻郡 9月26日(火) 沖縄本島一斉上映会 | 南風原中央公民館詳細
沖縄県糸満市 9月27日(水) 沖縄本島一斉上映会 | 長谷寺詳細