まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

740haの再処理工場の広さに驚くと同時に青森県は大丈夫か、と心配

2008年04月06日 | ニュース・関心事
 青森市の陸奥湾での8人乗りホタテ漁船「日光丸」の1人死亡し、7人行方不明のニュースを気にしながらの再処理工場視察でした。まずは、地質専門家の松下力先生による出戸西方断層の現場説明、そして、PR館での概要説明でした。

 それにしても再処理工場をとりまく100基といわれる1500kw、2000kwの風車は圧巻でした。その730haもの広い敷地の中にウラン濃縮工場、低レベル放射性廃棄物貯蔵施設、再処理施設、高レベル放射性廃棄物貯蔵施設が立ち並びます。

 そして、今は更地ですがMOX燃料工場までも建設許可申請が出されている途轍もない戦略基地です。9:11以降厳しくなったといいますが、扱われている物資がプルトニウムだけに、その監視チェックは軍事施設そのものという印象でした。

 国会議員グループからは、出戸西方断層が敷地内に食込み再処理施設の増したに活断層があること、高レベル廃棄物のガラス固化など失敗したアクティブ試験、そして、空に海に放出する放射性物質についての厳しいやり取りが続きました。

 百聞は一見にしかず、といいますが、まさに今日の視察はこの言葉そのものでした。この施設が再処理工場として本当に稼動するのか、稼動できず単に使用済み核燃料の貯蔵施設、高レベル廃棄物の貯蔵施設にしかならないのではないか。

 静岡県は大丈夫か、が3度の知事選挙の私たちのスローガンでしたが、青森県は大丈夫か!?中越沖地震に見舞われた柏崎・刈羽原発、浜岡原発、六ヶ所の連携によるトライアングルキャンペーン=脱原発の道、このことを強く感じました。