まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

バイオ燃料は、本当に環境にやさしいのか?

2008年05月31日 | ニュース・関心事
今日の新聞、クラスター爆弾禁止のニュースが一面です。その影に隠れていますが、ドイツ・ボンでの生物多様性条約締約国会議(COP9)でバイオ燃料の抑制促す、10年に名古屋開催のニュースがあります。

 バイオ燃料は石油に変わる燃料として広がってますが「従来の燃料との十分な比較の下で生産、利用されなければならない」と慎重な取り扱いを求め、国際的な枠組下に生産調整を求める決議、とのことです。

既に、バイオ燃料は「環境にやさしい」として数年前から世界的に流行のようにはじまり、ブラジルやインドネシア、フィリピンでのとうもろこし栽培やサトウキビ栽培となって、一方で食糧高騰の動きです。

 しかし、大プランテーションが小農生産者から土地を取り上げ、生物多様性を奪い、土壌浸食促し、燃料となることで土壌有機物が欠乏、土壌は砂に変わるという指摘がいくつかの研究機関からでています。

 温室効果ガスの削減のどれくらい寄与するかについても、ブラジルのサトウキビ・エタノールを除くとほとんど効果がないという論文(雑誌・環境情報科学の最新号)もあります。さて、どう考えますか?