まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

秋葉原通り魔殺人事件

2008年06月22日 | ニュース・関心事
今日のサンデーモーニングの「読む」企画は、秋葉原「通り魔」殺人事件。20年前の宮崎勤事件から始まり、バブル、崩壊、不況、格差社会の中での「通り魔的」殺人事件が殺人事件の中で13%との背景説明。

 「仮想空間の中での孤独」「政治性なき社会的テロ」「バーチャルとリアリティの区別なき社会への反抗」「テレビのなかに浮遊する殺人風景」「社会的目的が見えるのプラットホームの必要性」とのコメント。

 コメンテーターの皆さんのベースは、大人の側からの世代間ギャップの吐露であり、バーチャル社会への困惑と許容の格闘の姿のように見えます。絶対に許されない残虐極まりない殺人事件です。

 私は、事件直後のブログで「被害者にも加害者にもなりうるこの社会」と書きました。携帯型コミュニケーション社会は、大人社会をも巻き込んでそうした社会構造を作り出しています。

 かろうじて私たちがこの社会に耐えうるのは過去の記憶に残る自然風景であり家族風景ではないのかと思います。その意味で、この事件を若者論として論じるのでなく、大人論として見つめ直す必要を感じます。

与党プロジェクトの新型インフルエンザ対策

2008年06月22日 | ニュース・関心事
 日本ペンクラブ(阿刀田高会長)が「発生前の鳥型ウイルスから製造する「プレパンディミックワクチン」を全国民分備蓄することを求める声明」を発表したとの毎日新聞朝刊の報道です。1面に与党プロジェクトの報道スペースがあります。

 ペンクラブが何故にこのような「プレパンディミックワクチン」に係る声明にいたっているのかはこの記事からはわかりません。同じそのペンクラブの記事のしたにはインドネシアでの新型インフルエンザでの死亡者数の記事があります。

 この1面での与党プロジェクト、2面に二つの記事とくればある種の毎日新聞社としては備蓄必要論の立場、というキャンペーンにも読めます。毎日新聞は、先日、賛成・反対の二人の識者を立てての論戦を企画しています。

 タミフルが感染後48時間以内投与による軽症化論で全国民対象にタミフル備蓄を、鳥・ヒトヘの感染ウイルスが何故にヒト・ヒトへの新型インフルエンザ対策で効果があるのか、全くの調査もありません。6000人が臨床試験対象との事です。

 実はこの新型インフルエンザ対策を盛り込んでの感染症対策法に参議院で川田龍平議員はたった一人での反対でした。与党プロジェクトは、治療薬の備蓄倍増、ワクチン製造期間の短縮、研究センターの設置を固めたようです。

 果たしてこのような対応で問題解決に至るのか。公衆衛生が発達した日本での状況、感染したら休むという労働環境の整備、そして、ワクチンの効果、安全性、必要性、そして、鳥インフルエンザで亡くなられた方々の科学的分析です。