まつや清の日記 マツキヨ通信

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静岡空港「立ち木」問題と石川知事5選問題の奇妙な共存

2008年12月25日 | ニュース・関心事
今日は、静岡空港の土地収用事業認定取り消し訴訟が静岡地裁で開催されました。被告側からは、「たち木」は航空法の範囲で強制撤去できるとの準備書面が提出され、裁判長はその測量地図の提出を求めました。

直後の会見での記者の質問は、「大井さんは空港の開港そのものを否定せず、立ち木問題は協議で解決したいと言っているが、具体的な大井さんからの提案はないのか」に集中しました。

反対運動サイドからは「必要のない土地まで収用」した事業認定、更に県のミスで開港延期と1億1000万の余分な税支出が発生していることの問題を問うべき、論の主張です。果して、世論はどこに向かうのか。

一方で、静岡小嶋市長の知事出馬説や石川知事5選に意欲満々説が横行している現状の中で「立ち木=開港延期」はどのように位置づけられていくのか、はなはだ不透明です。普通でいけば石川5選はありえません。

ただ「2500メート滑走路開港」まで成し遂げないと自らの責任を全うできない、とする石川知事の5選の深謀遠慮が、最後の地権者=大井さんをも利用してはいないのか、ここは沈思黙考、冷静な分析が必要です。

この「奇妙な共存」関係の打破は、廃港含む3年ごとの静岡空港見直し論を掲げる民主党軸にした知事候補の擁立、と私は考えますがいかがでしょうか。