まつや清の日記 マツキヨ通信

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川勝・溝口県知事立候補予定者に公開質問状記者会見 終了後に両事務所訪問

2017年05月30日 | 市政

女性記者からの的確な質問と適切なアドバイス。若い世代の記者感覚は面白い。6月6日が締め切りでfacebookページで公開する予定。


溝口紀子静岡県知事選挙立候補予定者様            
川勝平太静岡県知事選挙立候補予定者様
2017年5月30日
南アルプスとリニア新幹線を考える市民ネットワーク静岡
共同代表 八木 功 有元利通 服部 隆 増田和明 松谷 清
連絡先 静岡市葵区鷹匠3-3-1 地球ハウス気付
TEL 054-209-5676
FAX 054-209-5675
 
6月8日告示、26日投票の県知事選挙が間近となり三島市での5月27日青年会議所主催の公開討論会を皮切りに県内各地で、また若者を中心にした公開討論会も予定されており私たちはじめ静岡県民として様々な県政における争点が明らかになっていくことに大きな期待をしているところです。
こうした中で私たちは東海旅客鉄道株式会社(以下「JR東海」)が推進するリニア中央新幹線に関心を持ってJR東海や静岡県、静岡市に公開質問状や申し入れ活動など進めてまいりました。静岡県は「環境保全連絡会議」を、静岡市は「中央新幹線建設事業影響評価協議会をそれぞれ設置し、南アルプスの自然環境の保全とユネスコエコパークの理念との整合を絶対条件として、JR東海に毅然とした対応を示してきました。全国738名の市民から国土交通省に対して許可取り消しを求める行政訴訟も提起され、1都6県における様々な争点を軸に司法の分野おいて訴訟が進行しています。
既に1都6県においては静岡県を除いて工事は着手されていますが南アルプスに長大トンネルを抱える静岡県は一番の難工事が予想されており未だ工事は始まっていません。特に工事区域の中心となるとなる静岡市においては360万㎥の土砂の発生とその処分、大井川の流域水量の毎秒2tの減少が大きな問題となってきました。また南アルプスの自然破壊を大きな問題としてきました。
これらを踏まえて、この度の県知事立候補予定者に以下の公開質問状を提出するものであります。回答につきまして様々な形で有権者に伝わるような努力をしていくつもりでありますので6月6日までに文書でのご回答をお願い申し上げます。
 (尚、回答に付きまして○をつける形でお願いします)

「1」 超伝導リニア方式による中央新幹線についてどのように考えますか。
1、賛成      2、反対     3、どちらでもない 
4、その他ご意見

「2」 賛成の方に。どのような理由から賛成ですか。(複数回答可)
1、 時速500キロがもたらす都市と都市を結ぶスーパーメガリーションへの期待
2、 新幹線に替わる新技術による世界への輸出も媒介とする成長産業への期待
3、 その他ご意見

「3」 反対の方に。どのような理由から反対ですか。(複数回答可)
1、 時速500キロがもたらすスーパーメガリーション(東京一極集中)への懸念
2、 超伝導技術がもたらす電磁波による健康被害への懸念
3、 その他ご意見

「4」 どちらでもない方に。
    ご意見

「5」 東海道新幹線の補修や災害対策などから中央新幹線の必要性が唱えられましたが従来の新幹線技術(400キロ走行可)によるものについてはどのように考えますか。
1、 賛成   2、反対  
3、 その他ご意見               

「6」 3ルートが示され決定された南アルプスルートについてはどのように考えますか。
1、賛成  2、他の2ルートを再検討 
3、その他ご意見

「7」 今なお造山運動続ける南アルプスルートが選択されましたが、南アルプスの生態系や自然環境が破壊されることについてどのように考えますか。
1、JR東海の保護策で十分である   2、環境影響評価のやり直しが必要
3、その他ご意見

「8」 今なお造山運動を続ける南アルプスルートでの長大トンネルによる360万㎥の土砂の処分についてJR東海は伝付峠については静岡県・静岡市の意見を受け入れ中止しましたが今後についてどのように考えますか。
1、具体的シュミレーションに基づき大井川水系への影響を最小にする
  2、具体的シュミレーションは成り立たず中止すべき 
3、その他ご意見

「9」 今なお造山運動を続ける南アルプスルートでの大井川の流域流量が毎秒2t減少することについてどのように考えますか。
1、導水路トンネルによりできる限り減量分を減らす 
2、導水路トンネルにより減量分2トンを完全に戻せなければ更なる対策を求める 
3、その他ご意見

「10」 山梨県での実験線トンネル工事、東海道函南トンネル工事において水の枯渇や異常な出水など地下水体系が大きく変化してきたことをどのように考えるか。
1、やってみなければわからない分野もありその都度対策を立てる
2、大井川水系でもありうることで着工前に十分な調査と対策を立てる
3、その他ご意見

「11」 11.4km導水路トンネルによる毎秒2tの減量分を回復したとしても、導水路トンネルの始点から椹島までの大井川12.5kmの沢などの減水、及び導水路トンネル始点から大井川西俣源流までの大井川9kmの沢などの減水により生態系・自然を破壊することについてどのように考えるか。
1、やむ得ない  2、対応策が示されるまで工事は延期  
3、その他ご意見

「12」 南海トラフ巨大地震など地震時における避難計画についてどのように考えるか。
1、JR東海の対策で十分である 2、JR東海の対策は不十分で更なる対策が必要
   3、その他ご意見

「13」 JR東海という民間会社が計画した新幹線の路線を在来の新幹線との相互乗り入れや採算性、安全性について厳しい基準を審査することなく新幹線法に基づき国土交通省が許可を与えたがことをどのように考えますか。
1、妥当である  2、法律の趣旨に反する  
3、その他ご意見

「14」 リニア新幹線工事費用は9兆円と想定されJR東海は政治介入を懸念し政府から支援を断るとしてきたが、大阪への早期延伸を理由に政府の財政投融資の対象とすることが決定されたことをどのように考えるか。
1、国家的プロジェクトとして必要 2、財政投融資をすべきではない 
3、その他ご意見

「15」 中部横断道の工事が①出水、②崩壊、③重金属により2年間の延期を余儀なくされているが、南アルプスの長大トンネル工事においても同じ想定が成り立つがどのように考えるか。
1、 同じことが起きる 2、やってみなければわからない 
2、 その他ご意見

「16」 リニア新幹線工事については南アルプスの自然環境の保全とユネスコエコパークの理念との整合を絶対条件と静岡市議会決議があげており、工事の着工には道義的に静岡市の同意が前提でなければならないがどのように考えるか。
1、 静岡市の同意がなければ着工を認めない
2、 静岡市の同意がなくても着工を容認する
3、 その他ご意見

「17」 JR東海と静岡県・静岡市だけでなく道義的に大井川からの上水道に依存する自治体の合意がなければ工事の着工を認めることはできないがどのように考えるか。
1、 関係自治体の合意がなければ認められない
2、 関係自治体の合意がなくても着工を容認する 
3、 その他ご意見

「18」 JR東海と山梨県は工事に関する協定を締結しているが、静岡県も土砂処分、2トンの水の減量、工事の中止、損害賠償など具体的な項目を入れた協定を結ぶことについてどのように考えるか。
1、賛成   2、反対 
3、その他ご意見