まつや清の日記 マツキヨ通信

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市民文化会館の再整備について考える!鳥居久保氏(針谷建築事務所・理事長)vs甲賀雅章氏(大阪府江之島文化芸術創造センター館長)

2018年05月07日 | 市政

来年2019年に築40年を迎える静岡市民文化会館。現在、長年愛されてきた市民文化会館を壊し、その跡地に、収容7000人規模のアリーナと2,000席、800席の二つのホールを新たに建設しようとする、大規模建設計画(最大で総工費174億円)が持ち上がっています。

一方で、針ヶ谷建築事務所(静岡市)は、2011年の会社創立65周年の際に、「建物としての市民文化会館を減築工法により保存・改修する再整備案」が静岡市に提案がされています。
歴史文化拠点としての駿府城公園の中の「駿府城・天守台発掘」は、徳川・江戸から400年、古い建築物に新しい価値をリノベーションする試みです。それに合わせて平成の歴史文化施設は平和外交を進めた徳川が基調となるとのことですが、駿府城・天守台を取壊したのは日清戦争後の富国強兵を進めた明治政府と陸軍第34連隊誘致決議を上げた静岡市議会、動員された2万人の市民、すなわち明治=近代の視点も必要です。その時代から市制90年、市民文化会館は昭和=現代に作られました。公園には江戸、明治、昭和、平成の幾つもの時代が同居する歴史文化拠点になります。40年の生きた歴史を持つ市民文化会館を交流人口の拡大のためのアリーナ建設のために取り壊していいのか、市民の中に徹底議論を巻き起こさないといけません。
「市民文化会館」の存在意味と価値を尊重し提案されたリノベーション案を針谷建築事務所の鳥居久保氏から説明いただくと共に、新たに建設される公共施設をどう活用するかという観点から、静岡市の一大イベント「大道芸ワールドカップ」26年間牽引されてきた甲賀雅章氏をお招きして、静岡市の未来像を語っていただきます。