まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

市で2020年、浴室から救急車で運ばれた人は317人! 心肺停止の方が47人!交通事故死者は18人!

2021年09月30日 | 市政

更に北海道より静岡県が冬季死亡の増加率が高い、現実!  このヒートショックを防ぐには建物の断熱!

昨日の総括質問「健康長寿・カーボンフリーと建築物省エネ法改正について」のヒートショックに関わる部分の質問でした。

建築物省エネ法の改正は「2050年カーボンフリー」実現のための改正です。この改正が、間接的にヒートショック対策としての建物の断熱対策に繋がっています。健康・建築・環境行政の局間連携を求めた質問でした。

健康づくり推進課はこれまでの冬の健康指導で「急激な温度差を気を付けましょう」としてきたが、これからは「ヒートショック対策に建物の断熱が効果的」と建築・環境担当部署と連携して健康指導にあたりたいとの答弁がありました。

※※※

質問原稿の一部です

※※※

「2」ヒートショック対策について

入浴中に急激な温度の変化で身体がダメージを受け、死に至る可能性があるヒートショックについて伺います。これを示唆する静岡市消防局からいただいた「自宅の入浴が関係したと推定される事故等の数値」によれば、2020年の入浴時救急搬送317人のうちすでに心肺停止となっていた人が47人、驚きますが静岡市の交通事故年間総死者数18人の約3倍です。その内訳は、12月から3月の冬の1か月平均死者数は7人で、4月から11月の春・夏・秋の2.4人の約3倍です。いかに冬の入浴にリスクが潜んでいることを指し示すものです。一方で、静岡県を含む温暖な地域の方が北海道や東北地域より冬季死亡の増加率が高いという厚労省の人口動態統計に基づく調査結果もあります。寒さに鈍感な温暖な地域こそ、冬場の健康管理が重要であり、ヒートショックの備えが必要であると考えます。

  • 健康増進の観点から、これまでのヒートショック対策はどのようなものか。
  • 住宅の断熱対策を含めたヒートショック対策について、他局との連携はどのように考えているのか。

<2回目>

「2」ヒートショック対策について

保健福祉長寿局においてヒートショック対策の「住宅の断熱対策等」の取組みの答弁には大いに期待します。現在パブコメにかかっている政府の温暖化対策計画において「2025年までに住宅の省エネルギー基準の適合の義務化」を掲げています。省エネ対策は地球温暖化防止の一翼を担うものであり、間接的にヒートショック対策に繋がるものと期待しています。またヒートショック対策は建築行政の新築・改修いずれにおいても省エネ対策と重なります。

  • 今後の建築物の省エネ対策の取組みをどのように進めていくのか。