まつや清の日記 マツキヨ通信

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海洋文化施設債務負担議案に反対討論を準備するも議決前に市長に要望書を思い立ちました!

2024年02月21日 | 市政

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海洋文化施設債務負担議案に反対討論を準備するも議決前に市長に要望書を思い立ちました!
補正予算採決の後は難波市長の所信表明の流れで午前中に要望書提出準備で頭混乱でした!
こんな時に高校生が傍聴に来てくれて「面白かった」の感想、気持ちがルンルンでした!
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合併以降最大の公共事業、清水区市民の方々の大きな関心対象の海洋文化施設整備事業。
反対をしてきた事業ですが、今回の補正予算第1号議案には「低所得世帯への支援」79億円予算など100%近くは賛成の立場、だけど、この議案をそのまま賛成というわけにはいかず、反対討論。

詳細は、要望書を読んでいただきたいです。
反対討論原稿もあります。


難波喬司静岡市長様                 2024年2月21日

海洋文化施設の債務負担行為期間延長に至る
事実経過、経費負担の発生、責任の所在を
明らかにすることを求める要望書

                静岡市議会会派 緑の党グリーンズジャパン
                           松谷 清

 2023年度2月補正予算において、海洋文化施設建設事業の減額補正、及び海洋文化施設整備事業の債務負担行為補正(追加)の10か月程度の延長などの議案が提案されました。観光文化経済委員会においては所属委員から様々な観点からの質疑がなされました。緑の党グリーンズジャパンとして、1昨年の契約議案において1,応札企業は1社のみ、2,国際的な集客と賑わい創出、海洋文化も研究・教育促進、海洋産業の振興と経済波及などコンセプトは総花化、3,収支に不安があり10%のプロフィット・ロスシェア導入、4,PFI事業としての169億円事業のVFM算定の妥当性への疑問をあげ、東海大学、JAMSTECの教育的要素というのであれば、直営、あるいは規模縮小、ダウンサイズなど改めてゼロベースでの再検討が必要と反対して来た経緯があることを理由に改めての反対を表明しました。

また、今回の議案において、これまでと違った新たな問題が明らかになりました。一つは、「魚族の選定における教育か集客か」でSPCと東海大学が対立していたこと、二つ目は、その解決のために1月27日アドバイザー会議が開催されていたこと、三つ目に施設建築におけるボーリング調査で支持基盤が35mから50mとなり建設費の増額が発生し精査段階であることなどです。だれが負担とすることになるのか、いずれにしても債務負担行為の期間の延長の責任はどこにあるのか不明であり、PFI事業としての支持基盤の建設費に関連してVFM算定資料を求めて反対をしました。

改めて締結された契約書を読むと、第10条で契約の保証,第24条で業務遅延の場合の措置、第28条 本工事の遅延の場合の措置が定められています。遅延の場合の措置が、市の責めに帰する事由(東海大学からの要望等について市が承認したことに起因する変更含む)、事業者の責めに帰する事由、法令等の変更また不可抗力での遅延の想定がなされ、合理的な期間引き渡し予定日の変更や増加費用や損害の負担が定められています。第33条で工事の変更、第34条で工事の変更による費用負担の条項があり、市の責めに帰する事由、事業者の責めに帰する事由、法令等の変更または不可抗力の場合の負担者が示されています。

委員会審議においては、静岡市側としては、市に責任はなくSPC側に責任があるとの姿勢を示しました。こうした経緯の中で先の契約書の条項からすると今回の事態は、契約書の期間の変更に至る可能性があり、その際には議決事項として議会に提案されることになります。

本日の議決以前にこの問題を明らかにしておく必要があると考え、表記の海洋文化施設の債務負担行為期間延長に至る事実経過、経費負担の発生、責任の所在を明らかにすることを求める要望書」を提出します。2024年度予算審議が始まる3月5日までに文書による回答を求めます。