マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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我が家の元日

2015年10月08日 09時11分38秒 | だんらん(正月編)
正月元日も取材地巡り。

早朝に出かけていた都祁上深川・下深川に白石より戻ってようやく我が家の正月祝いである。

お正月のメインはおせち料理。

何年間は奈良市東九条町にあった仕出し割烹の「井の上」で頼んでいた。

前年は評判高かった大和郡山市鍛冶町の「樽常」にした。

美味かったがお節料理はできなくなったと風の便りが聞こえてきた。

やむなくと云えば失礼だが、気にいっていた「井の上」に戻すことにした。

例年注文していた「井の上」店舗が移転したのだ。

移転でばたばたしていたのかも知れない。

いつもなら注文願いが入っている封書が届くはずだ。

それが11月になっても届かない。

調べてみれば奈良市秋篠町に移転していたのであった。

あらためて電話で注文することになった我が家のお説料理。

送られてきたメニューから選んで三重の折りにした。



お値段は18000円。

封書には事前予約したら1000円引きのサービス券がついている。

しかもだ。東九条店でもしていた持ち帰りサービス。

これも利用して1000円引き。

なんとお得なサービス。

大晦日の行事取材は忙しい。

その合間に受取に行った秋篠店。

東九条店を知っている私は店構えを拝見してすっかり変わったなと思った。

たしか銀色のパックだと思っていたが、そうではなかった。

「樽常」に頼んでいた時代に替ったようだ。

それはともかく「井の上」のお節料理を開けるのは正月元日。

この日の朝は都祁上深川の正月行事に向かわねばならない。

蓋を開けて三重のお節料理を広げる。

我が家の雑煮とともにいただくお節料理。

お神酒はいただくわけにはいかない車移動。

ゆっくり食べている時間もない。

三品ほど口にして出かけた。

昼過ぎに戻った我が家の元日の再開。

予め買っておいた新潟産のにごり酒(越後屋)を味わう。

さっぱりとした味わいにごり酒は舌が酸味を感じる。

お猪口で何度も注いでいるうちに「ドブ」味のように思えてきた。

お節料理も腰を下ろして味わう。

市販品の黒豆や栗きんとんも買っていた。

当然ながらお節料理にも入っている。



食べ比べをしてみた結果は・・・。

断然にうまい「井の上」の黒豆や栗きんとん。

甘さがまったく違うのだ。

市販品の味はいつでも食べられる無難な味付け。

「井の上」はじっくりコトコト煮た料理なのであろう。

どれもこれも美味しくて箸が止まらないが、一つだけ注文がある。

サワラが美味くないのだ。



美味しさのいちばんは鴨ロース肉だった。

お昼に正月祝いのにごり酒を飲んだら、もう何処へも行くことはない。

元日の午後は目出度くゆったりとした時間を過ごす。

何もしないわけでもなく文章起こしの作業。

少しでも文字化すれば心が落ち着く。



元日の晩はカニのポーション鍋。

ハクサイ、太ネギ、シイタケにクズを入れてぐつぐつ。

煮えるころを見計らってポーションを入れる。



さっと湯どおしのような感じで揚げたポーションはぽん酢でいただいた。

(H27. 1. 1 EOS40D撮影)