単気筒ライダー(だった男)のひとりごと

愛犬チビ と CB400SSライダーだった前期高齢者の日々

余韻

2017-10-31 | 暮らし・ジョギング

 

一昨日の夜半から、瞬間最大風速30mの物凄い強風が、吹き荒れた。

台風くずれの低気圧の影響らしい。

 


 

この町に、秋を演出するような、垢抜けた街路樹は・・、ないなあ。

去年の今頃、ガン先輩んとこで目にした、仙台市郊外の街路樹は、感動的だったなあ。

 


 

今となれば、栗駒・一関へのツーリングは、千載一遇の二日間だった。

コン先輩・キクちゃんには、感謝です。おかげさまで、最高の二日間でした。

 


 

栗駒から磐井川沿いに下りながら目にした、田園風景の余韻が未だに残る。

ゆっくり、ゆっくり、ぶらつきてえなあ。荘園の遺構となれば、秋・・・、晩秋かな。

来年かあ・・・。そん時は、また、お世話になろ~っと。


秋の栗駒(3/3)栗駒焼石ほっとライン

2017-10-28 | 盛岡・岩手・ラグビー仲間

 

ボクの奥サンも使っている栄養剤の類だろうと思ったけど、一応、訊いてみた。

「太陽光発電を利用したフットライト」なんだとか。

リモコンで入切するLED室内灯に感心するボクに、「お前、置いていかれるぞ。」

 


 

昨日のイワシのなめろう、今朝のヤスのお米、とっても美味しかったです。

面倒くせえ後輩を持ってしまったと諦めてもらって、また、よろしくお願いします。

 


 

鳴子経由で川渡温泉に寄るか、北上して湯田経由、いや、盛岡・網張経由で帰るか。

昨晩、話題になった「祭畤から胆沢ダムに抜ける新しい道」・・、行ってみよう。

ガソリンを入れた後、国道342号を祭畤まで逆戻り。

 


 

景勝地「厳美渓」はもう少し下流ですが、ここの岩肌にもその雰囲気を感じます。

 


 

新しい道には「栗駒焼石ほっとライン」という愛称がついていました。

「ほっと」は温泉でも意味してるんですかねえ。

 


 

「紅葉が、とっても、いいってよ。」 というキクちゃんの情報は、正解だった。

初めてお目にかかる「祭畤山」。一般人はマツルベと簡単に読めるんでしょうか。

 


 

ほんの一部を切り取った下手な写真では、目の当たりにした時の感動を再現出来ない。

鮮やかな色彩の圧倒的な広がりに、ただただ、息をのむばかりでした。

 


 

前方に見えるシンボリックな山は焼石岳でしょうか。違ってたら、ゴメンナサイ。

道の佇まい・・、いいじゃないですか。美しいですね。

 


 

ゆるやかなアップ・ダウン。流れるような曲線。

道の遠近感も周囲の景観と相まって、旅情的でいいじゃないですか。

久しぶりに、道が美しいと感じました。

 


 

胆沢ダムの上流部に入ってきました。

正面の三角おむすびのような岩山は「猿岩山」。見た感じはゴリラですけど。

後で知った。山の上には、由緒ある於呂閉志神社があるんだとか。見逃した!

 


 

 

「仙北街道 下嵐江藩境御番所跡」 、下嵐江(おろせ)はこの辺りの地名のようです。

仙北街道は、国道397号と重なる、秋田県東成瀬村と岩手県水沢市を結ぶ藩境越えの道。

 


 

 

胆沢ダムは、既存の石渕ダムを完全に沈めてしまうほどの巨大なダム。

昔、お勉強したよ。北上川五大ダム、胆沢の遊水地・・等々 。真面目さが足んなかったけど。

 


 

国道342号・祭畤から15キロほど走り、国道397号に出ました。

景観の素晴らしさに目を奪われ、小一時間ほどかかりました。

 


 

この先、県境を越え、秋田県東成瀬村、増田町を経て、十文字町へ。 

いくつかの道路標識に「焼石連峰ビーチライン」の表記が見られます。愛称でしょうか。

 


 

なんで、ビーチ? ビーチ=砂浜 じゃなくて、ブナのことなんだそうです。

ならば、焼石連峰「橅」線でいいじゃない。漢字のほうがイメージ通り。

 


 

このあたりで「大岩渓谷」と書かれた案内板を見ました。

奥羽山脈のど真ん中にいるっていう感じ、ひしひしと伝わってきます。

 


  

ボクの国道397号のイメージが、この一枚に集約されている。

今にも、石が落ちてきそうな急峻な山々を走る、視距のとれない未改良な三桁国道。

少し危険だけど、この粗野な感じが、また、魅力なのかも・・。

 


 

胆沢川の上流部、ほぼ源流です。山塊の向こうは、湯田温泉郷になるのかなあ。

左の頂が「南本内岳」、右が「焼石岳」かな・・。(Googleマップと見比べてます。)

 


 

国道397号はこれまでも何度か走ったことがありますが、どこか敬遠しがちでした。

山峡が生々しく間近に迫ってくる、畏怖の念にも似た圧迫感とでもいうんでしょうか。

でも、今回はその魅力を十分に堪能することが出来ました。

須川栗駒~祭畤焼石ほっと「橅」ラインは、魅力度で八幡平アスピーテラインを越えた。


秋の栗駒(2/3)須川温泉

2017-10-27 | 盛岡・岩手・ラグビー仲間

 

須川湖の静かな湖面。背後の山は、栗駒・・ですか。

穀倉地帯に育ったボクには、灌漑用ため池ほどにしか見えないけど、なんと、火口湖。

 


 

県境挟んで、秋田県側には「栗駒山荘」。岩手県側には、ここ、「須川温泉」。

日本海側に眺望が開ける「栗駒山荘」の露天が有名だけど、今日のボクは、須川。

 


 

 

入浴料金は、晴れれば鳥海山まで見えるほどの絶景分、栗駒が100円高い。

泉質は変わらないけれど、野趣あふれる須川の魅力は、眺望の栗駒山荘を越えた。

 


 

凄い熱さを感じるわけじゃないけど、一分とかからず、身体があったまる。

湯から出れば、秋風にさらされ、すぐに冷え込み、また、入る。

一昨年の「ふけの湯」を思い出す。この時季の露天風呂の風情ってえもんだ。

 


 

峠の頂上は、冬枯れの風情。

澄んだ空の青さと白い冬木立のコントラスト。

表側特有の初冬の景色がいい。

 


 

路肩に立つ一本の標柱が目に留まった。 

朽ちてはいるけど、「岩手・宮城内陸地震 大規模崩落個所 須川6」と読めた。

 


 

地滑り地形だったのかなあ、それもあって被害も甚大だったのかもしれない。

 


 

谷に沿って道が大きく湾曲し、谷に向かって幾つもの渓流が流れ込む。

 


 

遅きに失したと思ったけど、標高が低くなるにつれ、まだ、鮮やかさが残っていた。

 


 

きれいだなあ・・・。

山々が、優しい笑みを浮かべているよう。

 


 

 

ここは、いつ来ても、人が絶えない。

ボクも、水筒代わりに持ち歩いているペットボトルを取り出した。

 


 

春の桜だって、満開の時が一番美しいとは限らない。

光り輝く紅葉もいいけど、セピアがかった色合いも、落ち着きがあっていい。

 


 

岩手県側に下りてきて、ここが一番心が安らいだ場所です。

 


 

谷底を流れるのは、磐井川の源流でしょうか。

S字カーブが続く。細い道路の崖下に広がる絶景に、走っては停まり、また、走る。 

御一人様のバイク旅は、身軽で気まま。 

 


 

「被災地展望の丘」の案内板が目に留まり 、バイクを停めた。

広場の一画の小高い丘に上がる・・・、「おっ!」と思わず声が出た。

 


 

里まで下りてきたら、「骨寺村荘園」の文字があちこちに見える。

荘園ですか・・・。興味をそそられ、骨寺村荘園交流館に寄ってみた。

 


 

農産物の産直施設だけかなと思ったら、奥の通路の先に展示室らしきものがあった。

学芸員のようなオジサンが説明してくれそうだったけど・・、時間がない。

余裕で着くと思っていた午後四時まで、あと、二十分ほど。ぶらぶらし過ぎた。

 


 

個人的印象ですが、この辺りは鄙びていても、どこか雅な感じがします。

そこに「荘園」とくれば、ゆっくり見学したかった。次回に取っておこう。

さあ、あとは真っすぐ一関。コン先輩・キクちゃん、お世話になりま~す。


秋の栗駒(1/3)小安峡

2017-10-26 | 盛岡・岩手・ラグビー仲間

 

気がかりだった、最上川峡の濃霧。まずは、心配なさそう。

只今、気温10度。あとは、少しでも、気温の上昇を期待するだけ。

 


 

と、思た矢先、前方には、低く垂れこむ霧・・。青い空を、すっかり、隠してしまった。

不幸中の幸い、路面までは、下りてこない。少しずつ、体が冷えて来た。

 


 

結局、陰湿な空模様は、秋田県境近くまで、広がっていた。

地形的な必然性があるからなんでしょう。いつも、R13手前で、濃霧が消え去る。

秋田県雄勝「道の駅こまち」で小休止。この先は、久しぶりに、栗駒・須川の紅葉狩り。 

 


 

秋田県旧皆瀬村に入ると、前方の小高い丘の上に「お城」らしきもの・・。

お城好きのお金持ちの館だろうか。それとも、「公」が造った模造品だろうか。

 


 

小安温泉の駐車場は、一般車両と大型観光バスで、満車状態。

皆瀬川に架かる絶景ポイントの橋の上は、カメラ片手の観光客でいっぱい。

 


 

秋の小安峡。年々、人気が上がっているような気がします。

 


 

遊歩道の岩肌から、温泉の湯気が吹き出す、名所「大噴湯」。

何回か、間近で見たことがあるので、今回は、高みの見物。

 


 

小安温泉から、皆瀬川を溯るように、少し、道を進めば、「大湯温泉」。

小安峡ほどの深い渓谷感はないけど、この辺りの景色は、とても、落ち着きます。

 


 

安物のカメラで、ほんの一部を切り取り、持ち帰ったところで・・。

分かっちゃいるけど、撮った。

 


 

オートバイを、ギリギリ、路肩の寄せ、しばらく、眺めていた。

少し奥まっていることと、大きな駐車場がない分、小安峡よりも静かで、落ち着きます。

 


 

R398をこのまま進めば、栗駒山の西側をかすめて、栗原市街へ。

須川温泉には、ここを左折。かつては、有料道路だった。

 


 

奥羽山脈の尾根付近まで上って来た。

登山愛好家じゃないので、おこがましいけど、幾重にも連なる山々の景色に感動した。

 


 

石柱には、栗駒山神社とある。・・にしては、ちょっとなあ。。。

栗駒・須川には、何度か、行こうと思いつつ、躊躇していた。

だって、ここまで来て、そのまま、戻るわけにいかない・・、でも、迷惑かけられないし。

で、思い切って、一昨日の夕方、「いいですか?」のメールをした。結果、今、ここにいる。


二勝目

2017-10-15 | 盛岡・岩手・ラグビー仲間

 

行くつもりはなかったけど、当日になったら、妙に気になって仕方がない・・。行くかあ。

地元とはいえ、車で一時間半、ひと山越えた先だぜ。

 


 

ボクが応援に来ると勝てない。まだ、勝った試合を観たことがない。

山形の大学に負けるようじゃ、もう、応援しないからな・・。

 


 

「オレの相方、随分、ひどいこと言ってるけど、気にしないでね。応援してるよ。」

 


 

38-12。勝つには勝ったけど、山形大学とは、点差ほどの差はない。

FWは、山形大が上だった。岩手大は、CTB13のランだけで勝ったようなもん。

コン先輩!! とうとう、岩手大が、あの山形大学と同じレベルになっちゃったよ。

 


 

懐かしいラグビー仲間に会えた。

タッチジャッジの彼、92年山形国体の時のレフ・仲間、M君。

「後輩の応援ですか?」って言われたけど、こんな内容じゃあ、ちょっとなあ・・。

 


 

完全アウェイと思っていたら、後ろで、岩手大のトライに拍手してるグループがいた。

立ち上がって、心配そうに戦況を見つめているサン・バイザーのお母さん。

ボクのご贔屓、キャプテン6番君のお母さんだった。 「最後の試合なもんで。。」だって。

 


 

OBはボク一人・・と思っていたら、見覚えのある顔が、こっちを見てた。

盛岡のOB会で、よく、MCをしていた若手OB・・、名前、知らないんだよなあ。

もう一人の後輩OBと一緒、双方、家族連れできていた。

「山形大学だから、勝てたけど・・」と言ったら、「一勝は、一勝です。」だって。

 


 

帰る時、分かったけど、ここは、チビが入っちゃいけないところだったみたい。

でも、入る時、ここの人に確認したら、「大丈夫ですよ。」って、言ってたよな。


2017-10-14 | 暮らし・ジョギング

 

目の当たりにするのは、初めて。

静寂の中に、凛とした空気を感じるのは、暁のせいだけじゃないね。 

 


 

このぐらいの明るさ・・というか、暗さだと、よくわからない・・。あれが。

ヘタに、明るい日中に観ちゃうと、色々、見えちゃうんだろうな。

 


 

世界的建築家の造形なんだってよ。

大胆な意匠に、思わず、手元がブルッちゃったよ。

 


 

一瞬、奈良の春日大社の回廊に立った時の印象が、よみがえった。

 


 

夜明け前のこの時間に見学したのは、今んとこ、チビだけかもよ。

チビは、どう、思う? そっと、聞かせて。 そーっと・・・。


百四十年

2017-10-12 | 暮らし・ジョギング

 

知らなかった・・・。

140年間営業を続けて来た老舗の店が、半年も前に閉じていた。

明治10年、「西南戦争」、西郷隆盛、田原坂、城山の戦い・・の頃の創業。

 


 

ボクが就職したての頃は改築前で、二階の部屋は幕末の時代劇のような雰囲気があった。

気さくで品のある女将さんは、若輩幹事のボクにとっても良くしてくれた。

口惜しいけれど、静かに消えていくだけのものって、やっぱりある。

 


 

晩秋を思わせる厚い雲が、雨上がりの朝焼けの空を覆っている。

空の明るさが、春夏秋冬を分ける基準だとすれば、長くて暗~い冬が来やがったぜ。


怖っ!

2017-10-09 | ちょこっと旅・温泉

 

初めに、お断りしておきます。つまらない「落ち」で、終わりますから、この話。

行ったことがない、どんなところかもわからない。期待を膨らまし、「高瀬峡」へ。

 


 

秋田県に接する遊佐町。案内表示に従い、鳥海山の麓の方へ。

 


 

道を尋ねたおばさんが、言い忘れたことがあるかのように、後から声をかけてきた。

「昨日も、クマが出た。家の近くまで来たのは、ここに嫁に来て、初めて。」

 


 

「人間がバーベキューしているところを、木の上から覗いているんだよ。」

「緊急非常ベルとか、なんか持ってるかい? 気を付けてね・・。」

 


 

高瀬峡のある集落で、道を歩くお母さんに、クマのことを尋ねた。

「なんか、昨日も、クマが出たって、村内放送で流れていたねえ。」

止めを刺された。ボクは、完全に、ビビる。

 


 

この細道を数キロほど行った先が、高瀬峡。

ボクには見える。この奥で、クマが「おいで、おいで。」している。もう、無理・・。

駆除されるクマには、憐憫の情を抱く。お互い、平和に共存しようよ。

 


 

こんな景観に出会えたはず。

多分、永久に、目の当たりにすることはないと思う。


ぴょん吉

2017-10-02 | 暮らし・ジョギング

 

ん・・? まるで「グリコのおまけ」かあ・・?

生きてるかどうか分からないほど固まって動かない。

 


 

チビがちょっかい出したら、「ど根性ガエル・ぴょん吉」よろしくとび跳ねた。

再び固まったぴょん吉の背中からは黒ズミが消え、マンガのような緑を取り戻した。

 


 

藤沢周平の海坂藩ご城下を流れる「五間川」。

曇りがちの空が、だんだん白み始めて来た。

 


 

夜明け前に雨蛙と遭遇したあと、どんよりとした朝焼けの空を見上げる。

今日はシトシト雨降りの一日だろうか。

 


 

ボクが通院するお医者さんのお屋敷の一画が、通りを歩く人たちに解放されている。

時々、大先生が自ら植物のお世話しているのを見かけます。

 


 

そう言えば毎日の薬が残り少ない。四週間があっという間に過ぎた。

月日の流れがやけに・・・、いやっ、朝からタソガレてちゃあ、いけません。