単気筒ライダー(だった男)のひとりごと

愛犬チビ と CB400SSライダーだった前期高齢者の日々

ピッチ走法から得た充実感

2023-04-29 | 暮らし・ジョギング

 

色々きっかけはあったけど、折返し点を羽黒橋からひとつ上流の鶴羽橋まで伸ばしてみた。

ボクのようなド素人ランナーに、S.L.D.は原点中の原点だしね。

といっても、距離にしたら大したことない。自宅からでも往復10キロほどですけど。

 


 

いつもはここから羽黒橋を渡って折り返すのですが、この先鶴羽橋を目指します。

距離を伸ばそうと思ったきっかけの一つは、走り方を思い出したからかな。

ゆっくり走っているのに、どうして疲れるんだろう・・・疑問が解けました。

 


 

ゆっくりだらだらした走りは、むしろかえって疲れるんじゃないかなあ。

ゆっくりした動作の太極拳が、見た目に反してとても筋力を必要とするのと同じ理屈かな。

テレビ番組で観た高齢のおばあちゃんランナーが楽しそうに走るフォームを思い出した。

重だるい時こそ、ピッチは細かくしっかり刻んだ方が楽なんだよ・・・実践したらその通り!

 


 

羽黒橋の上流左岸側には、月山の伏流水を汲み上げる上水道の水源地がいくつかあります。

今は月山ダムを水源としていますが、非常時用に一か所だけはまだ残っていると聞きます。

ここがそうかもしれないね。当時の方が水は美味しかったという人は、今も多いです。

 


 

車では見逃す小さな景色が新鮮です。琴平神社の存在も初めて知りました。

手前の標柱に「大正拾年堤防決壊跡地」、奥の標柱には「昭和六年寄付者」

被災を機に、地元の篤志家の方々が寄贈したのかもしれないね、知らんけど。

 


 

鶴羽橋のちょい下流左岸側の河川敷内に、養魚場らしき施設がありました。

なんか話には聞いたことがありますが、漁業団体が運営する鮭の孵化場でした。

孵化させた後は放流するんでしょうか・・・するんでしょうね、知らんけど。

 


 

鶴羽橋は17年ほど前、農道事業で県が築造し、現在は市道橋として移管されています。

意外と近かったなあ・・・、ここまできちんとピッチだけは細かく刻んできました。

この走法に間違いなし。あとは時間を惜しまず最後まで飽きずに走る根気だね。

 


 

鶴羽橋のすぐ下流に河道幅いっぱい自然石を積み上げた取水堰らしき構造物があった。

灌漑用なのか、先ほどの孵化施設用なのか、河川管理上の構造なのか・・・わかりません。

月山山系の雪解け水を集めた水量が落ちていく様は、見た目以上に迫力がありますよ。

遠くに鳥海山を見た時には、雪国の春らしいなんて素敵な景色なんだろうって感動した。

 


 

橋を渡り右岸側を行くと、堰上げされた水が落ちていく様子を垣間見ることが出来ました。

近くまで寄っていける道があれば、ちょっとした憩いのスポットになりそう。

いや、道なんてない方がいい。この辺りには羽黒橋下流にはない自然がそのまま残されている。

伐開作業で追いやられた生き物たちは、みんなここに逃げて来ればいいよ。

 


 

羽黒橋が見えてきた・・・まだ余力は残っているようだね。

無理はしないけど、いつものように橋からはインターバル走で帰れるかも。

 


 

明日は雨らしいから、明日のことは考えず、最後はインターバル走で全力を出し切った。

ぶっ倒れそうな状態で走っている時、傍の国道を走るバイクの爆音を何度も聞いた。

畜生!何がゴールデン・ウィークだ!オレも走りてえ!

でもね、いつものコースからちょっとはみ出ただけで、こんだけの充実感が得られる。

その疲労度はハンパないけど、それも得難いボクだけの充実感だよ・・・・と強がってみた。


願いはあと10年

2023-04-24 | 暮らし・ジョギング

 

トレーニングを重ねるほど持久力やスピードが向上する・・・なんて、今は妄想だよね。

昨日なんか、7m/秒前後の向い風のせいもあったけど、もう、へとへとのバテバテ。

とても人には見せられない無様な格好で走って(いたかなあ)いたと思う。

 


 

ゆっくりでもいいから、楽~に軽快に走ろうとするんだけれど・・・できない。

全く楽じゃない、軽快じゃない・・・どころか、どこかここかに痛みさえ覚える。

ボクの体力に見合わないやり方なのかなあ・・・年寄りの冷や水ってえやつ。

 


 

出来ることならば、もう10年、走っていられたらいいなあ。

なんの気負いもなく、ニコニコ楽しそうに、ゆっくりゆっくり走っていられたらいい。

そのためには、やっぱり、今はへとへとになるまで頑張っておいた方がいいのかなあ。

さあ、明日はどうしよう。


チビの食い意地

2023-04-21 | 犬との暮らし

 

道の正面に鳥海山を見ながら、獣医さんを目指して走行中。

一昨日は午前9時頃と午後7時頃、そして昨日も午後7時頃、チビが発作を起こした。

急にドタッっと倒れ、もがくような動きをしながら、口からは粘度の高い泡を吹いた。

 


 

発作は一分間ほどで治まり、二三分間安静にしていると、ケロッとしたチビに戻る。

「脳機能の老化に起因する、特に高齢犬には時々見ることのある症状ですよ」

いま程度の発作なら大事には至らなそう・・・と理解した。

 


 

とは言え、発作が起きているチビを見るのはつらいよ。

完治は無理でも、投薬で発作を抑えることができるのであればと尋ねた。

「直接作用する薬はあるけど、今はステロイド剤の服用でもう少し様子を見ましょう」

 


 

ついでに先天的に異常がみられる左の鼻腔をレントゲン検査で診ていただいた。

完全に塞がっていると思っていたのが、そうでもなさそうなのにはひと安心した・・・けどだ。

「ちょっと別のものが見つかりました」と先生が指さす画像には、クリップが映っていた。

「何でも口にするほうですかあ?」・・・て、ボクは恥ずかしいよ、チビ。

 


 

まあ、大事に至らなくてよかったよ。

チビもボクも、自然の成り行きは受け入れるしかないもんね。

ただ、クリップのことはボクの責任だけど、おまえの食い意地は卑し過ぎるんだよ。


桜のニュー・ボール

2023-04-12 | 暮らし・ジョギング

 

おのれの劣化防止とはいえ、筋トレ・ランニングの繰り返しだけじゃあ飽きてくる。

なにか楽しくなるような刺激が欲しいと思って、浮かんだのがこれ。

安価でデザインからしてレプリカかも・・・届くまで心配でしたが、まあ大丈夫かな。

 


 

自らのニュー・ボールを手にするのはいつ以来かなあ・・・思い出せないよ。

パスを出して、そのボールを自ら拾い、また放って、また拾う。

キックしたボールを追いかけ、拾って、今度はショートパントを上げて追いかける。

 


 

ゆっくりペースでも、色んな動作が連続すると、なかなかの運動量になるんだよ。

パスやキックはもともとうまい方じゃなかったけど・・・、ええっ!? おいおい。

ぼっちの老いぼれラガーマンがどこまで戻せるか、まあ、いい刺激にはなりそう。

 


 

ニュー・ボールの感触を確かめていたら、同期のスタンドオフのカワグチ君の声がした。

「おいおい、フォワード何してんだよ。ニューボールはバックスに寄こせよ」

練習中、ボク等フォワードがおニューを使えることなんてなかったなあ。

カワグチ君かあ、懐かしいなあ・・・


チビの花見

2023-04-10 | 犬との暮らし

 

夕方、いつもより少し早めの時刻、チビを赤川堤へ連れ出した。

もちろん、チビは満開の桜並木のことなんて眼中になし。

 


 

くっきりすっきりの霊峰月山を背景にパチリ・・・、遠く月山を眺めるでもなし。

 


 

チビは、こういう広い場所はあんまり好きじゃないみたいだね。

チビの視界も良好というわけでもないし、尚更かな。

 


 

シェルティのクッキー姉さんは、ここでよくフリスビーを追いかけていたんだぜ。

オレは狆(チン)だぜ、お座敷犬なんだ。牧羊犬じゃねえよ・・・・

拗ねたのかい、チビよ。

 


 

そこの匂いじゃないよ、おまえの頭の上だよ。

ボクに分からないけど、桜の香りがしてこないかい。

 


 

桜並木の表情が、ボクが走った朝の時間帯とはまるで違うね。

なんか、とても優しい表情をしている・・・、穏やかな日の光のせいかな。

 


 

月山もそんな優しい表情をしている。

ボクが走っている時にも、そういう姿を見せてほしいよねえ。

ワタシはあなたの心を映す鏡です。もっと楽しく走りなさいよ・・・って言うかあ。


春の仙岩峠を思う

2023-04-07 | 暮らし・ジョギング

 

股関節付近の筋肉に痛みを感じて、ランニングを五日間休止していた。

まだ違和感は残るが、あとは動かしながら調整してみることにした。

 


 

六日ぶりに来てみたら、一輪ほどの開花だった並木がもう満開状態だよ。

この日曜は天気も良かったし、さぞかし人も出たんでしょうね。

 


 

さすがのボクも五日間走らないでいると、このままじゃいけないという思いがしてくるのだ。

今残る違和感は走ったら消えるんじゃないかなと期待して、そろり足を踏み出した。

 


 

もう最初の一歩で違和感が軽い鈍痛に変わり、ちょっと落胆した。

走ることと歩くことの間には、股関節に掛かる負荷に大きな差があるね。

もう自然治癒が期待できる歳じゃなし、あとは走りながら回復させていくのがいいよ。

 


 

今の時季は、葉っぱの色が若々しくていいね。

今年は仙岩峠の春だって、とんでもなく早いんだろうなあ・・・

 


 

ランニングを休んでいる間に、冬眠中だったバイクの錆を落としていたんだ。

チェーンには油を注したし、あとはエンジンオイルを交換すれば、準備はOK!!

 


 

♪♪こぶし咲くあの丘 北国の~~ってかあ。

仙岩峠のこぶしはもう咲いているだろうなあ・・・・

 


 

待ってろよ。


春はいいよなあ

2023-04-01 | 暮らし・ジョギング

 

さすがに赤川堤はまだだろうと思っていたのにねえ。

城址公園にある市の標準木が三月中に開花したと聞いて、ビックリ!したばかりなのに。

 


 

温暖化でも異常気象でも何でもいいけど、時間だけは、ゆーーーーっくり流れて欲しいよ。

四ヶ月以上もの間、寒い冬を我慢しながら、じーーっと春を待ち続けていたんだからね。

そんなに咲き急がなくたっていいと思うぜ。

 


いつも見かける近くの私立高校かなと思ったら、県立高校の女子サッカー部だね。

いいオジさんたちも集まってきた。オジさん相手に練習試合やんの? 成果ないよ。

オジさんは、スピードないし、テンポないし、スタミナないし、自分達が楽しんでるだけよ。

 


 

男子に混じって、相手剛腕ピッチャーに対峙する野球女子。

小学生離れした速球をしっかり三遊間に打ち返した。凄いぜ!

安打にはならなかったけど、よくミートできたよね。野球女子がんばれ!

 


 

おいおい、お前こそそんな調子で、人様の練習をとやかく言えねーだろうよ。

春の陽気に浮かれてのこのこ来てはみたけど、まるでよちよち走りじゃねえか。

 


 

大腿直筋と言うらしいけど、一週間ほど前から股関節付近に痛みが出た。

インターバル走は止めて、ゆっくり走りながら様子を見ていたけど、良くないね。

痛みが治まるまで、思い切ってガッツリ休んでみるしかないね。

 


 

気持ちが高揚するこの時季にじぃーっとしているのは嫌やだけど、もう無理はできないよ。

無理をする必要なんかないし、長く続けるためにも、ここは痛みが治まるまで待とう。

考えたくないけど、疲れじゃない疲れというか・・・あれかな?と感じる時もあるんだ。

 


 

ボクが走られないのなら、バイクを引っ張り出して軽くメンテしておこう。

冬眠する際、難儀して納めた三代目んちの玄関から、出す時には意外に簡単に出せた。

久しぶりに単気筒エンジンの鼓動を聞いていると、山の向こうの春の風景が浮かんできた。

やっぱり、春はいいよなあ。。。