単気筒ライダー(だった男)のひとりごと

愛犬チビ と CB400SSライダーだった前期高齢者の日々

ネコヤナギ

2021-02-28 | 暮らし・ジョギング

 

陽の光を受けてキラキラ輝くさまは、一瞬、小動物の羽毛のように見えた。

傍まで寄り、それがネコヤナギだと分かった時、ものすごく懐かしい思いがした。

一瞬でも、一枝折って持ち帰ろうと考えた自分に、「情けねー奴だなあ」と言ってやった。

 


 

一昨日は二の足を踏んだ更に先の区域に、今日は足を踏み入れた。

鋭い棘のある蔓に何度も引掻かれながらも、静かに静かに近づいたつもりだったけど・・・

 


 

また、やっちまったぜ!!

フレームの納まりはいまいちだけど、躍動感は伝わるよねえ。

 


 

ボクにしては、まあまあの写真が撮れた。

ただ、僅か数分の間に同じ思いを二度もさせてしまったことは、ホントにすまない。

長旅を前に、無駄にエネルギーを消耗させてしまったね。

 


 

今朝は、放射冷却現象で気温がマイナス5度まで下がった。

青く引き締まった空気の中で、どんな景色を見せてくれるのか楽しみで来たんだ。

でも、今日を最後にしよう。ボクの方からけりをつけないとね。

 


 

赤川右岸の河川敷は、市街地に降った雪の排雪場所に指定されています。

今は、融雪を促進するため、重機が雪の山脈を均し、あちこちに溝を切っています。

白鳥たちには、重機の無粋な音も、旅立ちが近いことを知らせる春の音なのかなあ。

 


 

二月は今日でお仕舞い。

無事に越えられるだろうかと心配なこともあったけど、今にすれば無駄な気苦労だった。

三月になったらと先延ばししていたことに、明日から本気で対峙しないといけない。

大したことじゃないけど、面白いことでもない。だから、腰が重くてさあ。


未練がましく

2021-02-26 | 暮らし・ジョギング

 

いつもだと羽黒橋を渡り切ったところで折り返すのですが、そのまま右岸を走った。

例の中州にほど近い斜路を河川敷に下りていく。

 


 

突然の飛翔に慌ててポケットからカメラを引っ張り出したけど、これが今の限界。

腕は未熟だけど、バシャ・バシャ・バシャと連写のできるカメラだったら撮れたかな。

 


 

昨日より少ないのかなあ。

日に日に数が減っていくようにも見える。

 


 

右岸側の方がより近くまで寄っていけると思って来てみたけど、当てが外れた。

もう一段河道へ下りていけないこともないけれど、足場が悪い・・・、諦めるか。

 


 

三川橋から上流に目をやれば、数十羽ほどが飛び去って行くの見た。

もしかしたら、もうここには戻らないのかなあという思いが入り混じる。

 


 

未練がましい奴だと言うなかれ。

なぜこんなに白鳥に気持ちを持っていかれたのか・・・、自分でも意外なんですよ。


明日はどうしよう

2021-02-25 | 暮らし・ジョギング

 

自然現象が生んだ造形美と言うと大袈裟だし、これが美だと言い切るほどの美でもないか。

厳冬期では日常のことでも、見つけた時は感動した。目的が他にあったこともあるけど。

 


 

昨日に引き続き、やっぱり来ちゃいましたよ。

はまってしまったら、大変だぜ・・・

ジョギングしながら自分に問いかけてはいたんですけど。

 


 

追いかけまわしているのはボクだけのようですが、それがかえって用心させているかな。

怪しくないよ、怖くないからねえ・・・とつぶやきながら、岸辺まで寄っていった。

 


 

バサ!バサ!バサ! 最後の一歩が地についた瞬間だった。

岸の根元からカモの大群が舞い上がっていった。

ごめん、ごめん。気が付かなかったなあ・・・それにしてもすごい数だ。

 


 

めんこいなあ・・・

月並みな言い方しかできないけど、観ているだけで心が安らぐよ。

一歩でも半歩でも近づきたいけど、これがボクと白鳥たちとの限界距離ですね。

 


 

明日はどうしよう。

もう、いつ北に帰ってもおかしくない時季だしなあ。

会いに来てみたら、誰もいなかった・・・なんてことだってあるんだぜ。


興奮と感動

2021-02-24 | 暮らし・ジョギング

 

雪解け水を集め、徐々に水量が増え始めた赤川。

いぶし銀のような光彩を帯びた流水の躍動感に惹き込まれてしまいます。

 


 

春の瀬音を間近に聴こうと、土手を下りてきた。

川面にも、時折、猛烈な勢いで冷た季節風が吹き荒れています。

 


 

コォー!コォー!コォーー! 上空にあの甲高い鳴き声を聞きました。

今飛翔したばかりの10数羽の白鳥が頭上を飛んでいます!!

きっと近くだ。かなりの数がいる!!

 


 

興奮しまくりで、下流に向かい駆け出しました。

この辺りには、白鳥の休息に適した場所はないと思っていましたから。

いた!いたぞ! あの中州の先だあ。

 


 

冬の季節風を避けることなく、無感情のままに受け入れている群れの姿・・・

凄すぎる、凄すぎます。

 


 

ボクにはもう気付いているはずだから、そーっと自然体で岸辺まで寄っていきました。

群れのあちこちから聞こえてくる鳴き声が重なり合って、途切れることがありません。

時を忘れて、いつまでも聴いていたい癒しの音楽のように思えてきます。

 


 

いつまでも見ていたいけど、汗をかいた背中に寒さを感じ始めました。

名残惜しいけど、体が冷え切らないうちに岸辺を離れました。

振り返り、振り返り・・・


春への思い

2021-02-22 | 暮らし・ジョギング

 

二か月ぶりに赤川堤のコースに戻ってきました。

この冬は、これまでの記憶にないほど、走ったし、筋トレもした。

言えば簡単なことだけど、気持ち次第。やれば、できたことじゃん。

 


 

ボク等有志が身銭を切って整備したラグビー場・・・だった。もう二十年以上も前までのこと。

雪が解けたら、楕円のボールを持って、再びここに立ちましょう。

それを見て誰かが声をかけてくれたらうれしいけど。

 

 


 

先週の土曜の夜、オサムからのメールが入っていました。

「いかりにいます」のメッセージと奥サンと同伴らしき画像も一緒に。

大将とジュンちゃんの姿が見えないのが気になるけど、繋がっているのがうれしいです。

 


 

「高松の池」の桜が見たいと言っていたガン先輩の一言が、まだ心の中にあります。

OBの宿泊所にもなった「高松マンション」は、もうなくなってしまいましたね。

先輩たちとあの頃のように一升瓶ぶら下げながら、池のほとりを歩いてみたいですね。

色々、思いを馳せながら、春を待ちましょう。


真柴

2021-02-17 | 盛岡・岩手・ラグビー仲間

 

県境越えの新庄~鳴子間が一番の難所と踏んでいました。

風がそれほど強くないので、ホワイト・アウトは免れそうです。

 


 

酸ヶ湯とともに豪雪で名が売れてきた大蔵村肘折は、ここから南西40キロほど。

芭蕉ゆかりの「封人の家」「尿前の関」はすっかり雪に埋もれ、今日はシラーっと素通り。

 


 

鳴子に入ると降る雪の密度は薄くなり、上空も少し明るくなった。

「鳴子まんじゅう」かあ・・・、停まりたくない、降りたくない。次の機会にしよう。

 


 

川渡温泉を過ぎて間もなく国道47号を北に折れ、国道457号へ。

一迫町までの小さな峠を走るころには、雪はすっかり止んだ。

ちょっと前のあの世界は何なんだ。これが表と裏の「格差」だ。

 


 

岩手県に入って間もなく、国道4号を下りれば、真柴の風景。

仙岩を越えて目の当たりにする岩手山と同様、ボクのもうひとつの「いわての風景」です。

 


 

坂道の途中の空き地にキクちゃんの車、玄関先には職人さんのそれと分かる二台の車。

ドアを開ければ作業の真っ最中。地震で被災した箇所を助成金充てて補修しているんだって。

「今日は工事を休んでと言ってあったのに、忘れて来るんだから・・・」とキクちゃん。

 


 

お互いの体調、ついには墓じまいの事にまで話が・・・ダメダメ。もっと楽しい話をしようよ。

オサムからは、今夜「いかり」からリモート参加するって連絡があったんだとか。

ボクの携帯が鳴った。おお!ヤス。元気そうな声を聞いて安心した。

 


 

「6月は泉ヶ岳だからね。準備しておいてね。」キクちゃんがヤスに厳命した。

カマさんのガイドで泉ヶ岳もいいよ。栗駒と須川の湯もいいなあ。

 


 

あっという間に過ぎた三時間。

これから盛岡へ行ってオサムと飲めば・・・とキクちゃんが言う。

そうしたいけど、明日の雪がそれを許さないんだ。三代目のささやかな作業だけどね。

バイクに乗れるようになったら、6月までは待てないな。即、来ますよ。コン先輩。

 


 

ガン先輩にも連絡取らなきゃなあ。せっかくの「ご縁」ですから。

それからキクちゃん。口から入れるダイエット?そんな楽なダイエット信用できないよ。

ガード下から家までのあの坂道を毎日三往復かな、あの坂なら歩きでいいよ。

地道に筋肉と体力だけはつけておこうぜ。


元気~?

2021-02-14 | 暮らし・ジョギング

 

まだ二月の半ばにして、ここ三日間はビックリするほどの快晴の朝。

このより戻しは覚悟しているけれど、昨夜の地震までは想定外だった。

 


 

そうか! 地震のお見舞いがてら訊いてみようと思い、コン先輩んちに電話を入れた。

キクちゃんの「久し振り!元気~?」の問いかけに返答に窮した。

察したキクちゃんの「コロナだからねえ」の一言にホッとした。ボクだけじゃない。

 


 

「昨日、カマさんが奥サンと一緒に来てくれた。」

「オサムも盛岡でみんなと飲みたいねえって電話を・・・、人には恵まれた人だよねえ」

 いい時代に、いいところで、ラグビーができたんだなあ。

「本当にそうだよねえ」

 


 

急に訪ねては失礼だし、お伺い立てれば気を使わせてしまうしで、ぐずぐずしていた。

おかげで気持ちがすっきり晴れたら、懐かしい真柴の風景が浮かんできた。

オサム、もう少しの辛抱だね。