単気筒ライダー(だった男)のひとりごと

愛犬チビ と CB400SSライダーだった前期高齢者の日々

2021秋(4/4) 栗駒から小安峡へ

2021-10-27 | 盛岡・岩手・ラグビー仲間

 

気分的にはもう夕暮れが近いのかなあという感じですが、正午を過ぎたばかり。

須川温泉の駐車場から秋田県側は眺めれば、視界には広大な奥羽の山並みが広がる。

さあ、あとは一気に下って帰るだけだ。

 


 

秋田県側から上ってくる時に見上げる栗駒山荘の外観は、とても存在感がある。

荒涼とした景観の中に、忽然と現れた古い要塞のようであり、中世の古城のようであり。

絶景の露天風呂だけれど、ひとり今の気分で入るんじゃ、余りに寂しすぎるぜ。

 


 

紅葉の山並みに見え隠れするワインディング・ロードがいいですねえ。

秋のソロ・ツーリングらしい気分になってきたぜ。

遠くの山並みに白煙が上がっている・・・泥湯か川原毛地獄あたりだろうか。

 


 

須川温泉からは、雄勝方面へ抜ける国道398号に繋がる県道仁郷大湯線を走る。

有料道路だった時代の県道仁郷大湯線は、暗くて狭くて曲がりくねった道でした。

今走る道に当時の面影は全くありません。素晴らしい山岳道路です。

 


 

 

国道398号に出てすぐの栗駒大湯トンネル。

栗駒山荘からここまで、道路は全線改良済み。景色もいいし、ゆっくりのんびり快適です。

 


 

昨日は鳴子温泉を素通り。今日も真湯、祭畤、須川、栗駒の各名湯を素通り。

この先の小安温泉も、今、お湯に浸かってしまったら、もう動きたくなくなるでしょうね。

 


 

皆瀬川の紅葉は、もう少し先まで楽しめそうです。

 


 

大噴湯で有名な小安峡。

須川温泉から見えた白煙は、小安温泉の源泉から吹き上がる水蒸気だったようです。

八幡平・松川あたり同様、小安周辺のここかしこに大地のエネルギーが噴出しています。

 


 

 

二日間で400キロに満たない距離でしたが、久し振りにツーリングらしい走りが出来た。

意外だったのが、のんびり走っても、須川温泉から二時間半ほどで自宅に帰れたこと。

確かに140キロ弱だし、信号ねーし、ちょこちょこ来れるなあ・・・

 


 

帰り道は、紅葉を愛でながら、昨日のことを思い浮かべながら走りました。

久し振りの再会がうれしかったし、現役の試合をガン先輩と一緒に観戦できたし・・・

悔しいのは、楽しかったはずの仲間との晩餐の記憶が皆無な事。脳震盪じゃあるまいし。

楽しかったなあという思いに寂しさが入り混じりながら帰るのは、いつものことですなあ。


2021秋(3/4) 須川・栗駒をまわって

2021-10-26 | 盛岡・岩手・ラグビー仲間

 

半分以上ボクが飲んだと言われたけれど、まあまあの気分で朝を迎えることが出来た。

モーニングコーヒー、朝食、デザートとキクちゃんのフルコースを堪能し、グダグダグダ。

9時過ぎに仙台勢がおいとまし、帰りのルートを決めかねてるボクも10時前に辞した。

ガン先輩には、「またお誘いしますから、これからも遊んで下さい」とお願いした。

 


 

坂道を下り、ガードをくぐり、気が付いたら市街の方向にハンドルを切っていた。

あとは須川栗駒を超えるか、栗駒焼石ホットラインから東成瀬町へ抜けるかの二者択一。

 


 

一関の街をよーく散策したことはありませんが、肌で感じる印象は悪くないよ。

落ち着いていて、しっとりとした品のいい感じがするんですが・・・どう?

 


 

街を二分する胆沢川は、ニュー・サディスティック・ピンクのあの歌の舞台です。

♪♪ 田舎の堤防 夕暮れ時に・・・・ごめん ごめん

マンションにいた頃、IBCラジオから一関高専時代の彼らの「あせ」が流れていたよ。

 


 

ガソリン大丈夫? 出がけにキクちゃんに言われていたのに・・・・

ハッと気づいて最寄りのコンビニで尋ねたら、「この先にスタンドはないよ」

来た道を4キロ引き返し給油する始末。そのまま4号を南下しようかとも思ったよ。

 


東成瀬町を抜けて十文字町を経由する気力はない。

須川栗駒を越えることにした。

 


 

ここから栗駒を越え小安峡温泉までの区間は、国内屈指の紅葉の景勝地。

ここ綺麗!あそこも!とその都度バイクを停めて写真を撮っていたらキリがない・・・

 


 

わかっちゃいるけど、停まっちゃいますよねえ。

コン先輩んちを出る時は、遠回りして帰るのも嫌だし・・・なんて躊躇したんですけどね。

 


 

標高の低いエリアでも、ほとんど葉が落ちている木々が目立ちます。

路肩には所々雪の降った形跡も見受けられ、あとは冬を待つだけかあ。

 


 

渓谷を流れるのは胆沢川の支流。

視界が開けるこの辺りは、週末だと上から下からの車で渋滞するんですよね。

バイクで初めて来た時は、クラッチを切る左手の握力が限界にきていましたね。

 


 

4年前は須川から一関へ下りて行ったのですが、その時もここで停まったなあ。

ゆっくり散策するようなペースで歩けば、もっと色んな景色が目に留まるんでしょうけど。

 


 

まだ硫黄の香りはしてこないけど、もうそろそろですね。

この風景を前にして、今、ボクのハートは寂寥感のピークです。

ひとりの帰り道は、どんな絶景を前にしても寂しいよ。

 


 

県境を挟んで岩手県側が須川温泉

建物の佇まいが、八幡平に点在する温泉の雰囲気に似ているような気がします。

一関から二時間、まだ時間に余裕はありますが、今日はやめておきましょう。

 


 

秋田県側には、栗駒山荘。

晴れた秋の日の露天風呂からの風景は、まさしく絶景ですよ。

 


 

出羽富士と称される鳥海山ですね。

結構、曇りがちの空ですが、頂上まで鮮明に見えます。

さあ、これから、あそこまで帰るんですねえ・・・


2021秋(2/4) いい試合だったよ

2021-10-25 | 盛岡・岩手・ラグビー仲間

 

コン先輩んちのドアを開けると、保育所並みの勢いでお孫さんたちの歓迎を受けた。

濡れた衣服の着替えをしている間に、仙台からガン先輩も到着。

ガン先輩の車に同乗させてもらい、胆沢川桜づつみ広場へ向かいました。

 


 

会場に着くと同時にキックオフの笛が鳴った。

相手の東北大学(トンペー)は総じて岩手大学(アカベコ)より一回りガタイが大きい。

スクラムには自信ありげなトンペーに対し、アカベコもしっかり組めていたと思うよ。

 


 

ファーストタックルでは止めていたんだけどなあ・・・、二番手にやられたなあ。

オフロードパスをもらった二番手のプレーヤーがゲインラインを切る。

練習してきたなあ・・・、相手の戦術にはまった感じ。

 


 

アカベコも外への展開から果敢に走るも、タッチラインに挟まれてスペースがない。

ここではアカベコの二番手がいないんだよなあ・・・、トンペーの防御も堅いし。

横に流れるアカベコは、トンペーのタックラーにとって御しやすい獲物だったかな。

 


 

「縦は盾に通じる」とオヤジが話していたけど、もっと縦を・・・とボクは思った。

左ウイングなんか良いガタイと走力持ってんだから、縦に行けえ!!

その方がフォローする味方の選手もコースが読めて対応も早くできると思うけど。

 


 

「ラインアウトが全く取れないね・・・」とガン先輩が悔しがる。

チーム練習がなかなか出来ていないのかなあ。

会場にいたフクシ君が「コロナ禍で学内の練習が厳しく制限されて・・・」と教えてくれた。

 


 

「協会から通達が入っているはずだけど・・・」

トンペーの危険なチャージに対し、レフリーが厳しく注意している。

ボクもレフリーの経験があるけど、ボクの性格に向いていなかったなあ。

 


 

ガン先輩がその走力を認めた左ウィングのトライは、結局、幻に終わった。

本人がその直前にタッチラインを踏んでいたと判定された。

ガン先輩とボクは喜んだりがっかりしたり・・・、これもまた楽しかあ。

 


 

静かに戦況を見守る観客。

ボク等の時代と違うのは、選手の親御さんたちがはるばる足を運んでくれること。

 


 

ガン先輩とのツーショットを頼んだ方も、アカベコの右プロップのお母さんだった。

岩大チームの関係の方ですか?と尋ねたら、「ええ、うちの子は3番です」と返ってきた。

つかさずボクも、「ボク等もそうでこの人は2番だったんですよ」と、ガン先輩を紹介した。

いい写真が撮れたなあ。うれしい。

 


 

完敗と言っちゃあ完敗だけど、必死に食らいつく後輩たちのプレーは清々しかったなあ。

「オレたちの時より強いんじゃないかあ。」とガン先輩がつぶやいた。

いやいや、セイザブローさん、カワグチ、オクチさんのセンターラインは強かったですよ。

 


 

現役のHPによると、三週間後にまたトンペーと組まれているようです。

5年前にコン先輩と利府町のグランドで応援した時の試合と同じケースなんでしょうか。

また追っかけてみようか・・・でも、一人じゃねえ。

 


 

カマさんは到着したかなあ・・・と、コン先輩んちに戻った途端の話にビックリ!

「カマさんが試合で脳震盪を起こして救急搬送されたんだってよ」

え?で、どうしたの?の先の情報は、カマさんの奥サンにも入らないらしい。

狐につままれた気分で、とりあえずキクちゃんと一緒三人で買い出しに出た。

 


 

並みの人間だったら来るのは無理だよなと諦めるところだけど、そこはカマさん。

「これから行くから」の電話の二時間後、宴席に現れた。

「飲んでるうち急変したら救急車呼んでね」というカマさんを入れて、改めて乾杯!

 


 

練習は週一というカマさんに「それで走れるの?」と返すボクに、キクちゃんがダメ出し。

「農業なめんなよ。こうやてこうやって・・・、これスクワットと同じだよ!!」

キクちゃんの話に我が意を得たりのカマさんだった。

あとは・・・、「鷲の尾」を飲み過ぎて、ほとんど覚えてねーのよ。

 


 

ガン先輩の新婚旅行先がフィリピンで、人民解放戦線がどうしたとか・・・

ボク等後輩が知らないガン先輩の興味深い素顔が飲むたびに明かされたはずだけど・・・

早々にソファーの上に撃沈したボクをガン先輩が優しく下ろして寝かせてくれたらしい。


2021秋(1/4) 真柴まで

2021-10-24 | 盛岡・岩手・ラグビー仲間

 

覚悟はしていたけど、自宅を出て早々に降り始めた。

今季最後のツーリングだし、多少の雨は覚悟の上だ。

今朝観た今日の一時間天気には傘マークはなかったのになあ・・・

 


 

最上川を遡るように走る国道47号を東進して、新庄市本合海あたり。

最上川峡を過ぎると、低く垂れこめていた濃い霧はなくなりましたが、雨は続いています。

結局、雨具を着るタイミングを逸してしまい、股間辺りに雨が浸みているぜ。

 


 

二時間走り続けて鳴子に入り、やっと青空を見ることが出来ました。

正直、停まって紅葉を愛でる気持ちになれないほど、心折れています。

 


 

この時季の鳴子峡のいつもの光景です。

駐車場は、ほぼほぼ満車状態。

 


 

橋からのこの景色、これまで何度も撮ったけど、今日も撮る。

 


 

時間があれば渓谷に下りて散策したいところだけど、本日も素通り。

紅葉も終盤なのか、今一つかなあ・・・

 


 

今も心に残る紅葉といえば、「栗駒焼石ほっとライン」で観た錦秋の山々。

あまりの自然の美しさに圧倒され、腹の底からうめき声のようなものが出てきたっけなあ。

 


 

今越えてきたばかりの奥羽の山々が、太平洋側季候と日本海側季候を分ける。

この時季の空の色の違いが、それぞれを象徴する。

これを「表日本」と「裏日本」と呼んで学校で教えていたんだから、ひどい話だよなあ。

 


 

鳴子から一迫、築館を通り、国道4号に出る。

岩手との県境を目前にして、刈り取られた田んぼの向こうに白い栗駒山が見えてきた。

コロナの蔓延がなかったら、栗駒山登山の思い出話が出来たはずなのになあ。

 


 

走り始めて三時間半、「真柴」に着いたぜえ!

極々ありふれた道の風景だけど、いろんな思いが浮かんでくる景色なんですよ。

でも、今は一刻も早く、濡れたパンツと靴下を脱ぎ棄てたい衝動に駆られている。


雲の造形

2021-10-17 | 暮らし・ジョギング

 

少し前まで、そこだけ陽が射していた紅い月山に、どんどん雲が垂れこめていく。

 


 

この季節らしい雲の造形に、ちょっぴり感動したり、元気をもらったり。

 


 

じーっとしていたら肌寒く感じる北西の風も、汗をかき始めた身体には心地がいい。

 


 

次の週末は、懐かしい場所で懐かしい仲間たちと再会できそうですが・・・・

あとはヤス君のことだけ。来れそうかい?

祭畤や栗駒の紅葉は、今、真っ盛りだぜ。


雨上がり

2021-10-09 | 犬との暮らし

 

異変に気付いてから二週間、獣医さんが処方した薬を飲み始めて五日目の朝。

少---しは良くなったかな。悪化はしていないまでも、良くもなっていないかな。

まだまだ老化だとは認めたくない。気長に頑張ろうよ。

 


 

雨上がりの朝のひんやりした空気が気持ちいい。

カモの数がいつからか少しずつ増えてきている。

一昨日だったかなあ、近くに白鳥の鳴き声を聞いた。

 


 

静かなお空をじーーっと見ていたら、すーーっと力が抜けてきた。

ああーあ、今日は、なーーんもしたくねえ。

この頃は、季節の移ろいが非情にも思えてしまうよ。


胆沢川桜づつみ広場

2021-10-04 | 盛岡・岩手・ラグビー仲間

 

母校のラグビー部OB会から、リーグ戦の日程を知らせる手紙が届いた。

足を運べるとしたら、10月24日の水沢胆沢川桜づつみ広場かな。

 


 

初戦の様子を恐る恐る覗いたみた・・・、うーーん。

24日の相手はトンペーかあ。

勝ってほしいけど、せめて、いいゲームを観たいなあ。

 


 

考えてみたら、ここしばらく母校の公式戦を観ていない。

コロナも落ち着いてきたし、でも、一人じゃつまんないし・・・

「ダメもと」でもいいから、声をかけてみようかなあ。