禍(わざわい)や辛いことは気づきやすいが、幸せは気づきにくいと思いませんか。だから、一日の内に嫌なことが一つでもあれば感じにくい幸せがあったことさえ気づかなく今日一日悪い日だったと思い悩んでしまう。そんなことありませんか。
『人生のどんな隅にも、どんなつまらなそうな境遇にも、やっぱり望みはあるのだ』(芥川龍之介が兄と慕う菊池寛の言葉)
恵まれない境遇にいても、全くの絶望ということはないという意味。
私もそう思います。人間は結構強いもので、苦しいながらも望みを抱いていれば未来へ道が開いていけるものです。悲しみ、苦しみ、禍を『地獄の花』とすればいい。サクラの花が満開になれば楽しく花見をしますね。「この世は地獄」(芥川龍之介)。それなら地獄の花を受け入れて楽しめばいい。神様も拍手してくれます。心に生きる力が湧きますように。