サクラの語源は
山の神の事を「さ神」といいました。
その神様が里に降りてきて腰かけた木の下がくら(座)といいます。それから、山の神が腰かける木の事を「さくら」と呼んだといいます。『サ神様(山の神)のクラ(座)であるサクラ』が咲く時季になりました。
『久方の
光のどけき
春の日に
静心(しづこころ)なく
花の散るらむ』
(古今和歌集 紀友則)
日の光も のどかな
春の日なのに桜の花だけはどうしても落ち着きなくあわただしく散り急いでいるのでしょうか。
はかなさ、いさぎよさがあるから惹(ひ)かれるのでしょう。今年は新型コロナウイルスで世の中は自粛自粛で明け暮れた日々でした。心を癒し元気をくれる桜になりますよう山の神様に祈願しましょう。