川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

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白洲次郎は兵役回避をした

2024年11月23日 | 人物
白洲次郎は兵役回避をした。

執行草舟さんが指摘をしている。家族の奥さんの伝手で、陸軍省の奴に口を効いて兵役回避をしたらしい。

日本人すべてが苦しんでいるときに、家族の女房と結婚して、その伝手で徴兵を回避した。「ああいう野郎は大嫌いです」と執行草舟さんがおっしゃる。

「会ったら必ず殴る」とまで言うw さすが執行草舟さんは武士だ。

一理どころか百理ある。

調べると、白洲次郎は26歳くらいで英国から帰国している。翌年に27歳で伯爵樺山愛輔の令嬢・正子と結婚。昭和4年。

昭和4年当時は徴兵制度があったから、なぜ白洲次郎が徴兵されていないか疑問、、、特に病弱であったことは聞いてない、、、

北康利さんの以下で白洲次郎は有名になりました。この本を見てみないと。

 
この本で北さんが白洲次郎の兵役について書いていなかったら、ちょっと片手落ちというか、残念ですね。

白洲次郎は私の実家近くの鶴川に住んでいて、その武相荘にも行ったことがある。多くの日本人と同様、彼のファンの1人ではありました。

ただ、本稿の執行草舟さんのご指摘はあたっていそう。

みんな生命をかけて国を守ろうとしているのに、妻の家族の伝手で自分だけ兵役を回避したのならば、その後にどんな人徳を積もうと、どれだけ英語が上手だろうと、それだけカッコ良かろうと、もう人としてダメダメですね。

ここ20年、白洲次郎は「プリンシプルがあるかっこいい日本人」として人口に膾炙した。

しかし。

この「兵役回避」の事実が真実だとすれば、白洲次郎の雷名は虚名だったことになる。

史実ってのは面白いですね。奥深いですね。謎が多いですね。

いろんな事実を知ること。やっぱりこれが大事。執行草舟さんの本を読んで、白洲次郎の知られざる一側面(の疑い)を知ることができて、とても良かったです。

今ちやほやされている人にも、すっごい、恥ずかしく、人格を否定される過去があったりする。いい勉強になりました。


 
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