白洲次郎は兵役回避をした。
執行草舟さんが指摘をしている。家族の奥さんの伝手で、陸軍省の奴に口を効いて兵役回避をしたらしい。
日本人すべてが苦しんでいるときに、家族の女房と結婚して、その伝手で徴兵を回避した。「ああいう野郎は大嫌いです」と執行草舟さんがおっしゃる。
「会ったら必ず殴る」とまで言うw さすが執行草舟さんは武士だ。
一理どころか百理ある。
調べると、白洲次郎は26歳くらいで英国から帰国している。翌年に27歳で伯爵樺山愛輔の令嬢・正子と結婚。昭和4年。
昭和4年当時は徴兵制度があったから、なぜ白洲次郎が徴兵されていないか疑問、、、特に病弱であったことは聞いてない、、、
北康利さんの以下で白洲次郎は有名になりました。この本を見てみないと。
この本で北さんが白洲次郎の兵役について書いていなかったら、ちょっと片手落ちというか、残念ですね。
白洲次郎は私の実家近くの鶴川に住んでいて、その武相荘にも行ったことがある。多くの日本人と同様、彼のファンの1人ではありました。
ただ、本稿の執行草舟さんのご指摘はあたっていそう。
みんな生命をかけて国を守ろうとしているのに、妻の家族の伝手で自分だけ兵役を回避したのならば、その後にどんな人徳を積もうと、どれだけ英語が上手だろうと、それだけカッコ良かろうと、もう人としてダメダメですね。
ここ20年、白洲次郎は「プリンシプルがあるかっこいい日本人」として人口に膾炙した。
しかし。
この「兵役回避」の事実が真実だとすれば、白洲次郎の雷名は虚名だったことになる。
史実ってのは面白いですね。奥深いですね。謎が多いですね。
いろんな事実を知ること。やっぱりこれが大事。執行草舟さんの本を読んで、白洲次郎の知られざる一側面(の疑い)を知ることができて、とても良かったです。
今ちやほやされている人にも、すっごい、恥ずかしく、人格を否定される過去があったりする。いい勉強になりました。