狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

二度寝をしていたら叩き起こされる。

2014年09月24日 22時01分15秒 | 知人、友人に関する日記




 本日9月24日は、足利尊氏が北朝から征夷大将軍に任ぜられた日で、大坂の堂島米会所の設置が江戸幕府より公式に認可された日で、西南戦争の城山の戦いで西郷隆盛らが自刃して西南戦争が終結した日で、東京帝国大学が女子聴講生の入学を許可した日で、尖閣諸島中国漁船衝突事件の主犯として逮捕・拘留されていた中国人船長が処分保留のまま釈放された日です。

 本日の倉敷は曇りのち雨でありました。
 最高気温は二十七度。最低気温は十九度でありました。
 明日は予報では倉敷は雨のち曇りとなっております。




 本日は私はお仕事がお休みの日であります。
 今日も朝からうつらうつらしていました。


 うつらうつらしていたらぼんくら仲間でぽんこつ仲間の友人から電話がかかってきました。
 友人は平日はお仕事のはずです。
 はて? と思いながら電話に出ると「仕事辞めちゃった。てへ(はあと)」と友人は告げるのです。

 えええええええええええええ!!!!!!

 一気に眠気は吹き飛びました。
 てへ(はあと)じゃねえよ! 何やってんの? 何してんの? 何考えてるの? と私が捲し立てたら、「今、無職。何もしてない。何も考えてない」と友人はボケるのです。
 ボケてんじゃねえよ! そちらに行くから話を聞かせろと述べたら「やりぃ。では酒盛りだ!」と友人は宣う。
 いやいやいやいや、朝から酒盛りしている場合か?
 の、能天気だ。
 あれ? 心配する必要はないのか?
 奴も大人だし。何か考えはあるのだろ? あるよな? 多分。

 不安に思いながら私は友人宅に向かったのでございます。



 続きます。

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『許されざる者』

2014年09月24日 16時51分48秒 | 映画・ドラマに関する日記



 昨日の夜は、映画『許されざる者』のDVDを観ていました。

 1880年代のワイオミング準州。
 ビッグ・ウィスキーの町の酒場で娼婦が客の男に顔を切られてしまう事件が起こった。
 犯人のカウボーイともう一人の男が酒場の主人に取り押さえられる。
 保安官のリトル・ビル・ダゲットは2人の男を裁判にかけることなく7頭の馬を娼婦達のボスである酒場の主人に引き渡す条件で2人の男を放免した。
 娼婦達は保安官の裁定に納得が出来ず、有り金を集めて2人の男の首に賞金をかける……。

 かつて悪党として名をはせたウイリアム・マニーは、11年前に妻と出会って改心をし、農夫として働いていた。
 3年前に妻を亡くし、失意の中にいる。
 生活の糧である農業も上手くいっていない。

 ある日、若い男がマニーの農場に現れ、ビッグ・ウィスキーの町で2人の男の首に賞金がかけられていることをマニーに告げる。
 その若い男は、マニーが伝説の悪党であることを聞きつけていて、マニーに「一緒に二人の男を殺しに行って賞金を山分けしないか?」と持ちかけるのだが……。


 監督は、クリント・イーストウッド。
 出演者は、クリント・イーストウッド、ジーン・ハックマン、モーガン・フリーマン、リチャード・ハリス、ジェームズ・ウールヴェット、ソウル・ルビネック、フランシス・フィッシャー、アンナ・トムソン、ロブ・キャンベル、アンソニー・ジェームズ、リーサ・レポ=マーテル、シェーン・メイヤー、デヴィッド・マッチ、タラ・フレデリック、ビヴァリー・エリオット、クロウ・クリーク・ケイト、など。

 1992年公開の西部劇映画です。








 観る前は「勧善懲悪のお話かそれともダークヒーローものかな?」と気軽に思ってみていたのですが。
 あららん? 
 勧善懲悪のお話を真っ向から否定している。
 登場人物のほぼ全員が悪の要素と善の要素を持っていてそれらが入り混じっている描写となっている。


 保安官は町の保安を守る為に自分こそが法だと言い、自分が行う違法行為・暴力行為は善を守る為のものだと肯定する。町の平和は保たれているが独善的。
 伝記小説家は人が述べることを素直に信じて確認をしない。そして常にその場で一番強いものに従おうとする。純真であるが故にたちが悪い。
 娼婦達は被害者である顔を切られた女に同情はするが勝手に怒って勝手に物事を決める。顔を切られた女がして欲しいことに気が付いていない。顔を切られた女の被害を誇張して広め、犯人達の殺害に賞金をかける。それは娼婦達の生存権を確保するための闘争にすり替わっていて、顔を切られた女をある意味では利用している。
 娼婦達のボスは娼婦達を人間扱いしていない。しかし町の治安という観点から見ると常識的な人物として描かれている。
 主人公は噂を信じて「女の顔を切り目玉をくり抜き体中を切り刻んで殺した2人組の男は死んでも自業自得」と考え、賞金欲しさに旅にでる。彼の最後のセリフは半分は本当だろうけれども半分は言い訳が混じっている、ような気がする。
 主人公の友人は娼婦達の欺瞞に気が付いて標的の男を殺せなくなる。
 銃撃戦は格好の良いものではなく、惨めで情けなく身も蓋も無い。

 古き良き西部劇をひっくり返してみせたかのようなお話です。
 今まで善とされていたものの暗黒面を曝け出してしまうとは。
 驚きでありました。

 面白かったですよ。

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